塩見岳

鳥倉林道ゲートとバス停 三伏峠までの表示
三伏峠小屋 三伏峠
三伏山 本谷山2658m
塩見小屋 少し離れた所にあるテント小屋内部
名物の看板 塩見岳への険しい岩場
塩見岳西峰3047m
奥は仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳
荒川(悪沢)岳方向
塩見岳東峰3052m 山頂から見える富士山
チシマギキョウ タカネツメクサ

2011年8月9日火曜日〜10日水曜日

2011年8月9日火曜日
鳥倉林道駐車場7:02−7:42鳥倉登山口−10:48三伏峠小屋11:02−12:24本谷山−14:46塩見小屋
10日水曜日
塩見小屋5:18−6:36塩見岳7:44−8:31塩見小屋8:51−10:36本谷山−11:51三伏峠小屋12:00−13:53鳥倉登山口−14:33鳥倉林道駐車場

土日に宿直が入ると平日に休みが取れる。塩見小屋は塩見岳の直下にある小さな小屋だ。1泊2日で塩見岳に登るなら塩見小屋に泊まるのが体力的に一番楽である。数日前に、電話すると若い女性の人が出た。

宿泊可能と言うことなので予約を入れる。急な取り消しはキャンセル代取られるようだ。

松川ICで高速を降り、塩見岳の登山口のある、大鹿村へ向かう。途中、バスが出ている伊那大島駅前を通る。小渋川沿いを走り、その後山道を車は進むようになる。夕立神パノラマ公園にあるトイレに寄る。

夕立神の緑色岩の説明があり、南の海からやってきた、ジュラ紀の海底火山噴出物とか書いてある。
このあたりは民家など無く、近くに鳥ヶ池キャンプ場があるだけのようだ。

車をさらに進めるとゲートがあり、越路バス停がある。駐車場はほぼ満車だった。空いているスペースに停め歩き出す。舗装された道がやがて砂利道になり、暫く歩くと塩見岳登山口である鳥倉登山口バス停に着く。

バスを待つ人が何人かいた。この先は本格的なのぼりの登山道になる。三伏峠まで1/10の標示がある。等間隔にあるようでバス利用時の場合、下山にはありがたい標示だと思う。

途中に水場があり、そこから1時間ちょっとで三伏峠に着く。ここには三伏峠小屋とテント場がありここを拠点に塩見岳に登る人も多い。三伏峠は標高2615mある。数名がここで休憩していた。

この先、塩見小屋の少し手前までは登ったり下ったりで標高はあまり稼ぐことは出来ない。三伏山を越え本谷山へとたどり着く。単独行の人が休憩していた。私もここで小休止。

塩見小屋まで一部を除いて林の中を進む。展望は良くないが晴れていても暑くなくいいかもしれない。ハイマツの中を進むと今夜の宿塩見小屋が見えた。小さな小屋だ。

比較的若い人が小屋番をしていた。携帯トイレの使い方などの説明があった。奥の方にテント小屋がありそちらが私の今夜の寝床だった。快適ではないが雨風と寒さを防ぐには十分だ。

ちゃんとした食事も出るし、売店で色々な物が購入出来、ちょっとしたオアシス的な小屋である。軽装縦走登山するにはいい小屋だ。
夜中に雨が降ったが、翌朝は晴天であった。絶好の登山日和だ。荷物は小屋に置いて朝食後、塩見岳山頂へと歩き出す。
険しそうな岩の山だが比較的歩きやすい。ミヤマシオガマとか高山植物の花が所々咲いている道を進むこと1時間ちょっとで塩見岳西峰に着く。東峰よりも低い西峰のほうに三角点が置かれている。

西峰も東峰からも360℃の展望が楽しめる。富士山や中央アルプスの山々や同じ南アルプスの北岳、仙丈ケ岳、荒川岳(悪沢岳)など見える。

このまま北に進んで間ノ岳、北岳へと縦走すれば展望の良い稜線を歩く充実した山行になると思う。

塩見岳から再び塩見小屋に戻り、荷物を回収して駐車した登山口へと向かう。来るときは曇りで展望が良くなかった、本谷山や三伏山からも塩見岳が見えた。

帰りは国道152号線を北上した。道が狭い箇所があった。分杭峠というゼロ磁場のある峠のようだ。パワースポットとして有名らしく多くの人が訪れるらしい。