大雪山系黒岳

大雪山黒岳ロープウェイのゴンドラから 麓方向の景色
ロープウェイ降り場(5合目)から リフト乗り場へと向かう道
黒岳ペアリフト 紅葉が見頃
8合目 登山道上部に存在した雪
登山道上部から振り返る 北鎮岳(西)方向
旭岳(南西)方向 上川(北)方向
ゴンドラ・リフト(北東)方向 銀泉台(南東)方向

2007年10月3日水曜日

層雲峡-大雪山黒岳ロープウェイ-リフト7:45-8合目8:26-9合目8:49-9:34黒岳山頂10:03-12:10ロープウェイ

ぐるり北海道きっぷを使って旅をした。3日目は列車は乗らずに山登りだ。

層雲峡から旭岳へ縦走の予定だ。本当は旭岳から黒岳へ向かいたいが宿や公共交通機関の関係でこちらからの登山になったのだ。

ホテルの朝食を食べたらすぐに出発。歩いてすぐのロープウェイ乗り場に行く。旭岳の方のロープウェイはこの時期8時からのようだがこちらは6時から営業しているらしい。始発の6時に乗れれば16時45分までに楽に旭岳のゴンドラ乗り場である姿見に行けるだろうが、7時過ぎでもコースタイムは2時間以上余裕がある。

早朝なのでお客は少ないが何故か観光バスが駐車場に沢山停まっていた。こんな早い時間からツアー客がいるらしい。紅葉は乗り場付近はまだこれからと言った感じだが、上部は見頃を向かえつつある。

昨日の上川に向かう車窓から見た大雪山は結構白いのが目立ったが実際の所どうなんだろうと思いつつリフトへ乗り継いだ。しかし早朝というのに人が沢山いる。北海道のツアーは移動距離が長いので時間を有効に使うとしたら早立ちしかないのだろう。

リフト付近の紅葉はちょうど見頃だ。リフトから黒岳が前方に見ることが出来る。リフトから先の木々は葉っぱは無くもう紅葉はお終いだった。

リフトの終点が標高約1500mである。およそ500mまずは一気に登らないといけない。歩き始めてすぐにリス発見。デジカメを用意する間もなくどこかへ逃げていった。帰りもこの辺りで目撃したので近くに巣でもあるのか。

気温はそれほど寒くない。もっと寒いと思ったのだが。地球温暖化の影響だろう。北海道の紅葉も軒並み1週間程度遅れていると昨日テレビで見た気象コーナーで言っていた。

汗を掻き息を切らせ登る。途中、ベンチがあるので小休止。ない所でも岩に座って小休止。このような状況ではとても縦走は無理だと思った。ゆっくり歩いていてもこの時間後ろから追いつく人はいない。朝一で登り始めたと思われる登山者が下山していった。

ひたすら急な登りで参った。そしてまだ登りが続くのかと思われた矢先にようやく黒岳山頂に着いたのだった。標準よりも1.5倍も時間がかかってしまった。ここから見る大雪山の景色は白い雪とハイマツの緑が良かった。

雪は見た目それほど多くは無いがここから旭岳への縦走には体力と時間が無かったので断念した。やはり運動不足が影響してしまった。秋から冬はマラソンでもしないといけない。この先にある黒岳石室が営業していればそこに泊まり楽に縦走出来たはずだが残念なことに先月末で今期の営業は終了していた。

黒岳山頂には私以外に1人いたが頂上で休憩しているうちに次々と登ってきた。そのうち3人ほどが縦走路へ歩いていった。高い樹木が無いので今日のような天気での縦走は気持ち良いだろうなと思った。ただ天気が悪化するとどこのどの辺りを歩いているのか判らなくなることもあるし、低気圧通過後はこちらからだともろに向かい風になって体力を消耗し遭難しやすい所でもある。

かなりの時間山頂にいたが風は穏やかで寒くは無かった。下りは外人も含めかなりの人とすれ違った。道が融けでどろどろでかなり汚れてしまった。リフトは使わずゴンドラ乗り場まで歩いた。ツアー御一行が前を歩いていた。その人たちの会話からはハイキングにしては登山と変わらないと言っていたが山を歩くことにおいてハイキングも登山も大差は無い言葉である。

層雲峡のバス停に戻り上川行きのバスに乗る。旭川のビジネスホテルに早めに入る。