大雪山(旭岳)

旭岳ロープウェイ姿見駅 姿見駅から見る旭岳方向の景色
姿見の池 トムラウシや十勝連峰が見える
姿見の池方向の景色 稜線は強風と凍える寒さ
金庫岩 旭岳山頂2291m

2011年9月19日月曜日

姿見駅6:10−6:29姿見の池(5合目)−7合目7:13−8:01旭岳山頂8:18−9:19姿見の池〜散策〜10:18姿見駅

直前に連休最終日の19日午後のスカイマークの旭川から新千歳経由の羽田行きの飛行機のチケットが取れた。
天気予報は連休最終日だけ雨のマークが無かった。

18日の午後、レンタカーを借り、旭岳温泉へ来た。予約サイトでは手頃な宿は無かった。地元の観光協会で、一人で泊まれる所は無いか聞いてみた。大雪山白樺荘というユースホステルを紹介してもらった。

直接電話して聞いてみてくださいということで、電話したらOKだった。 10月の土曜スペシャルで旭岳登山を岡本信人さんと井出らっきょさんが出演していて、前泊したのが、この宿だった。宿泊日は私が泊まった1日前の17日だったようである。

土曜スペシャルの話をもう少しすると、18日はやはり天気が良くなく山頂からの展望は全く無かったようである。

19日の朝、天気は高曇りだが視界は良かった。宿の展望塔からは大雪山がくっきり見える。

始発のゴンドラに乗るため宿を6時前に出た。車はゴンドラ乗り場前の駐車場ではなく。少し手前にある駐車場に停める。昨日はタダでここに暫く停めてたが、今日は係員がいてお金を徴収された。

混雑したゴンドラに乗ること数分で姿見駅に着く。早速歩き始める。程なく姿見の池に着く。大雪山は活火山ではあるが活動は安定していると思う。噴煙が池の向こうに上がっている。旭岳山頂もここから見える。

ちょうど、他の登山者がここにある鐘を鳴らしていた。ここまでは順調だったがこの先が大変だった。強風と寒さである。防寒着など持ってこなかったのである。荷物になるし、ここに来るまで必要ではなかったからだ。

姿見の池は5合目でこの先登山道は急な登りになる。風さえなければ急な登りを歩けばそれほど寒くないと思う。しかし風速が体感温度を下げるのである。

7合目あたりの岩陰で雨合羽を取り出し着込んだ。寒いことに変りはないが少し楽になった。暑いのが苦手な私ではあるがこういう状況だと、歩くのは早くなる。思いのほかのペースで金庫岩を通過した。

山頂少し手前には霜が見られた。そういえば、岩からの雫がつららになっていた箇所があった。北海道最高峰旭岳山頂は比較的広く、夏であれば傍らで弁当でも広げて食べても良いような所だ。

他の登山者も記念写真というか証拠写真を撮っている。私も旭岳の山頂標の画を撮る。標高が2290mとなっていたが、国土交通省の国土地理院の改定で現在は2291mと言うことだ。

上空は曇っているが視界は良い。北海道で標高2位の北鎮岳や白雲岳が比較的近くに、少し遠くには、トムラウシや十勝連峰が見える。

頂上からの展望を楽しんだら下山開始だ。続々と登山者が登ってきた。女性や小学生なども結構いた。夏ならハイキング気分で登れそうだが、今日は防寒対策をしないと大変であると思う。

5合目から上は岩稜帯で紅葉は期待できないが、五合目から下は紅葉が楽しめる箇所がある。ただ、今年はおそらくはずれの年かと思う。色づきがいまいちであるのだ。

ゴンドラからすぐの展望台あたりでは一般の観光客が大勢いた。このあたりリンドウがまだ見られた。チングルマも少し赤く紅葉している箇所もあった。

ゴンドラから見える木々の紅葉はまあまあ良かった。

駐車場に戻り、車を走らせる。立ち寄り湯してから富良野や美瑛あたりをドライブした。ラベンダーなどは終わっていたがまだ花の咲いている植物がいくらかあった。

レンタカーを返して旭川空港から新千歳経由羽田行きに乗り自宅へと戻る。