玉川温泉

田沢湖駅 新玉川温泉行きバスに乗る大勢の人
新玉川温泉の前にある雪だるま 玉川温泉に向かう道
雪上車で玉川温泉に着く 温度98℃ PH1.2の強酸が大量(毎分
8400g)に湧き出している
雪に埋もれているようで
実物は見れなかった
ガスや温泉が各所から湧き出ている
岩盤浴をするためのテント 玉川温泉の建物

2005年3月6日日曜日

一度行って見たいと思っていた玉川温泉に電車で行った。

当初、会社の休みを利用して2月中旬頃でも行こうかと予定していたが、両親と一緒であるのでJRの大人の休日パス(3月6日日曜日〜12日土曜日の連続する3日間)を利用することにした。

この大人の休日パスはJR東日本全線が特急を含め乗り放題なのである。ただし、年齢制限があり60歳以上であることが条件である。価格は一般が16,000円、ジパング倶楽部会員が12,000円である。

ジパング倶楽部には年会費3000円ちょっとで会員になることが出来る。そちらのほうが全然得なので、手続きをすることにしたが少し面倒であった。顔写真とったり、郵便局で手続きしたりと。

まあ、一人で行くのなら青春18きっぷなど使えばいいのだけれど、そのほうが時間はかかるがよっぽど安く行くことが出来るのである。

東京駅に早めに着いたので、構内で軽く食事する。ホームに行き暫く待つ。はやて・こまち号は発車数分前に入線。

定刻どおりに出発した列車は大宮を出ると仙台までは停まらない。車内改札は自動改札に通せば行わないのであるが指定席券1枚入れなかったので車掌がチェックしに来た。

車掌の持っている携帯端末で指定席の座席が自動改札を通ると標示されるようなのである。

盛岡からは在来線を改良した区間である。ただレールの幅だけ広くしただけであるのでそれほどスピードは出せない。結構雪深い所をくねくね走る。やがて秋田の田沢湖に着く。

かなりの人数がこの駅で下車した。年配の人が多いこと。みな大人の休日パス使っている。私は普通に切符買ったので片道でもう16,000円(乗車券9560円、指定席券6520円)以上出費しているのである。

玉川温泉方面のバスの乗車券は駅の建物の中で販売されているのでそこで購入した。ただし長い行列が出来ていたのであった。

バスを待つ人の数は想像を越えていた。これでは座れるどころか全員乗れない。やがてバスが来た。私等は最後方に並んでいたのだが、私らのはるか前で定員一杯になった。

どうやらもう一台バスが来るようである。2台目のバスもかなり乗車したが何とか乗ることが出来た。これほど人がいるとは全く想定外である。

バスに揺られること約1時間で新玉川温泉に到着。ここから先は雪上車に乗り換えである。ほとんどの乗客は新玉川温泉で降りた。我々3人を含む一行は雪上車で玉川温泉へと向かう。

道は3月と言うこともあるかもしれないが雪はそれほど無く路面状況からして一般車両でも大丈夫であろう。ただし県のほうで運行上の許可が雪上車のみとなっているらしい。

15分ほどで玉川温泉に着いた。雪上車2台で20人弱と言ったところか。建物はそれほど立派ではないがいくつもの棟がある。フロントで受付して部屋に行く。かなり狭い所だ。

部屋は暖房がよく効いていて暑いくらいである。テレビは無く、やることなど無いので散歩に行くことにした。

源泉を見に行くのである。外に出る。曇ベースであるが所々青空も見える。融雪のため散水されていて、歩く所には雪は無い。ただし道の脇は雪の壁である。

足元は水浸し状態で場所により、水溜りになっている。靴は登山用の防水加工で中は大丈夫であるが、普通の靴では到底無理である。無料で長靴貸してくれるのですれ違う人たちはみなそれを履いていた。脇にはゴザを抱えて。

雪の壁が切れている右手に川が流れている。川の水はかなりの高温であろうと思われるほどの湯気が立っていた。暫く進むと看板が立てかけられていた。「大噴」と呼ばれる場所は98℃の温泉が大量に湧き出ている所である。

小さな橋の先に小屋と言うかテントというのか小さな建物が3つある。これが玉川温泉名物岩盤浴である。このテント付近の岩盤は適度に暖かく、ラジウムが放射されているとか言われている。

結構岩盤浴する人が多いので入浴より岩盤浴の方が効果があるのか? 私としてはのぼせないという理由で岩盤浴のほうが良い。

さらに奥の道に進む。激しく水蒸気を上げる噴気孔がいくつもある。臭いも硫黄くさい。この、玉川温泉は焼山と言う活火山の麓に位置している。ここから東に歩けば八幡平である。夏に是非歩いてみたい所である。

部屋に戻り今度は温泉に入る。旅館の人の言われたとおりまずは源泉50%に入る。それほど体に変化は無い。次に源泉100%に入る。ぴりぴりする。背中の周辺などかなりしみた。引っかき傷でもあるのかもしれない。

他の種類の風呂にも入る。箱蒸しや寝湯など良かったが、寝湯は水深が浅いので体が冷える。そのため自分でお湯を体にかけていたら勢い余って目までかかってしまった。しみるのである。真水で洗う。旅館の人が目に温泉つけないように言われていたんだけど。

テレビは広間にあるのでそこで見ていた。衛星は映りは良いがその他は余り良くなくしかもチャンネル数が少ない。

飯は食堂でバイキングである。カロリー標示がしてあるので食事制限する人は参考になるだろうが私は、気にせず目一杯食べた。特にいい食材と言うわけでないが山の中と言う状況を考えればかなり満足のいく内容である。

翌日、同じルートで田沢湖駅に戻る。盛岡から三沢に向かう。古牧温泉で入浴する。まずまずである。

会社あまり休むと上司に何か言われそうなので泊まらずに私一人帰る。両親は翌日無事戻って来れたようである。