蓼科山

七合目駐車場から見える蓼科山 歩き始めて20分、残雪現れる
天狗の露地と呼ばれる地点 蓼科山荘
急斜面の雪道を登る 振り返ると蓼科山荘と前掛山が見える
蓼科山頂ヒュッテ 蓼科山頂2530m
岩ゴロゴロの広々した山頂 蓼科山頂から見える南八ヶ岳方向
霧が峰と白樺湖
山頂から南側の景色 膨れる菓子袋と甥っ子のほっぺ

2005年5月4日水曜日

ホテル岡谷7:50-9:15七合目駐車場9:25-10:35将軍平10:44-11:08蓼科山頂11:44-12:25将軍平13:40七合目駐車場-23:59成東自宅 =歩き

ホテルの朝食はバイキング形式であった。たらふく食べる。甥っ子達も食欲旺盛。今日も元気に山歩きできそうである。今日は昨日の恵那山より楽な、蓼科山を登る予定だ。

8時前に出発。蓼科の北側を通る夢の平林道〜蓼科スカイラインと走り、大河原峠を目指す。

南側斜面は全く雪は見えなかったが山腹を西から回り込むように進むに従って雪が現れる。白樺湖付近はかなりの賑わいであった。

白樺高原にある、スキー場のリフトは夏季運転されている。そこのリフトを利用して蓼科山に登ることも出来る。

我々の乗った車はさらに奥地を目指す。しかし七合目地点にゲートがありそこから先は冬季通行止めで行くことが出来ない。

仕方なく予定変更。七合目一の鳥居と呼ばれる脇にある駐車場に車を停めて、ここから登山を開始することにした。

すでに、沢山の車が停まっており、マイクロバスも駐車していた。その、マイクロで来た人たちがちょうど登りはじめるところであり、我々も続いて登ることにした。

蓼科神社の鳥居をくぐり樹林帯を歩く。岩がゴロゴロしているが比較的歩きやすい。

そのうち、残雪が現れ始める。天狗の露地と呼ばれる地点に来る頃にはシャーベット状の残雪が登山道を厚く覆っていて、多少歩きにくいのである。

天狗の露地は見晴らしが良い、ゴロゴロした岩場になっていて先客が多数休憩していた。

この蓼科山は諏訪富士ともよばれ、南麓から望むと綺麗な円錐形の山容を呈していて、頂上からの展望も良い。比較的手頃に登れる百名山なので、かなり登山者が多い。

登り始めてから1時間10分で将軍平である。ここには蓼科山荘があり多くの登山者が休憩していた。我々も小休止した。

ここからの登りは、かなりの急勾配である。しかも、残雪で足元がおぼつかない。雪には足型の跡がありそれをうまく使って登る。

しかし、なにぶん急斜面であるため足元を滑らせ転倒する人や、尻餅つく人が続出した。私も、残雪に相当苦戦した。幸いなことに転んでも雪の上なので大怪我は余程運が悪い限り起こらないであろう。

樹林帯を抜け振り返ると先ほどの山荘が見え、さらにその先には本来予定していた前掛山が見える。

急斜面を登りきり左に進むと蓼科山頂ヒュッテがある。建物の左側には去年の12月に登った編笠山などの八ヶ岳連峰群が見える。蓼科山は八ヶ岳連峰の北端に位置するが独立峰に感じる山である。

小屋から少し進んだ所に三角点と大勢の人がいる。天気が良いのでなかなかの展望である。

頂上一帯は火口が大小の岩で埋め尽くされている。直径100mくらいはあろう広場になっているが、どうしてうまい具合に岩で埋め尽くされたのだろう。

頂上は雪はほとんど無く祠が中央付近にある。その祠の脇を通り南側の展望が良く見える地点に着く。こちらは右手に霧が峰や白樺湖が見え茅野市内の先には中央アルプス(と思う)が見える。

吹上げの風が強いので少し移動して小休止した。ポテトチップスの袋がパンパンに膨れていた。

山頂ヒュッテで熊除けの鈴を購入。早速つける。カランコロンと響いた。

急斜面の雪の上をゆっくり下る。甥っ子達は勢い良く下って行った。

車に戻り、途中トロン温泉湯けむり館による。

中央道が渋滞していたので、雁坂トンネル経由で帰る。大月で下り陣馬山の脇を通る道を利用したほうが良かったかも知れない。