立山
信濃大町駅(5時8分) | 扇沢から7時半始発のトロリーバス (無軌条電車)に乗る |
黒部湖 標高1448m | 黒部ダム(黒四ダム)1963年完成 |
黒部ケーブルカー 標高差360m | 黒部平1828mから立山方向の眺め |
立山ロープウェイ 途中に支柱が無い | 立山トンネルトロリーバス |
真砂岳〜別山(?)方向 室堂から | ミヤマダイモンジソウ 葉はイワイチョウ(と思う) |
ヨツバシオガマ | ミヤマキンバイ |
ウサギギク | 残雪 |
歩きやすい道にベンチ | 一の越 |
みくりが池が見える | イワギキョウ |
一の越〜雄山間のきつい登り | 立山(雄山)山頂3003m |
山頂は有料で御祓いとお神酒で500円 | 雄山神社立山頂上社務所 |
社務所内の様子 | 突然の土砂降りの雨 |
大汝山山頂3015m | 雨の大汝休憩所 |
トウヤクリンドウとタカネツメクサ | 真砂岳・富士ノ折立・雷鳥沢分岐 |
称名川と雲の奥大日岳 | 別山 |
剣御前小舎 | 剣岳(雲で見えない)と前剣 |
旧剣沢小屋付近の池と先に見える 文部科学省夏山前進基地 |
剣山荘一泊二食8400円 |
2005年8月19日金曜日
成東21:14(18日)-新宿23:54(ムーンライト信州81号)-5:08信濃大町6:20(バス)-7:00扇沢7:30(トロリーバス)-7:46黒部ダム〜黒部湖8:10(ケーブルカー)-8:15黒部平8:58(ロープウェイ)-9:05大観峰9:15(トロリーバス)-9:25室堂9:27-10:47一の越11:05-1155雄山山頂12:25-12:50大汝山-14:52剣御前小舎15:04-剣沢-16:20剣山荘 赤=歩き
青春18きっぷの残りの消費も兼ねて計画した結果、立山、剣岳に行くことにした。夜行のムーンライト信州に乗る。立川までは別に乗車券買わなければならない。
信濃大町で降りる。18きっぷの効果はちょっとだけだ。バスの発車まで1時間以上ある。腹減ってたので店を探したが早朝と言うことでやっているところは無かった。
扇沢行きのバスに乗る。乗車前、甥っ子に乗車券買わせる。室堂までの往復1万円以上した。バスはそれほど混んでない。扇沢に到着。マイカーでここまで来れる。後で思ったがマイカーで来れば良かった。レストランが営業していたので朝飯を食べる。
扇沢からトロリーバスに乗る。4台のバスは座席は満員で我々は立つ羽目になってしまった。黒部ダムは朝一と言うことで閑散としていた(帰りは賑わっていた)。急がないのならくろよん記念館や展望台で時間を潰すと言う手がある。
黒部ケーブルカーは一回で乗り切れないので臨時便が出た。これも座れない。このアルペンルートはこれで3回目なのでまあ、これくらいの想定はしていた。欲を言うと運行を改善して着席率を高くしてほしいものである。ついでに値段も下げて。
ロープウェイは整理券の番号の順番が来るまでかなり待つ。なので、黒部平を散策して時間を潰す。
立山ロープウェイは途中に支柱が無い日本で唯一の所である。乗り継ぎの立山トンネルトロリーバスはすぐの発車であった。
室堂には予定の、9時25分に着いた。地上に上がる。地面は濡れているところがある。昨夜雨であったのかも。立山山頂など高い山はガスがかかっていて見えない。室堂ターミナル周辺は富山方面からの観光客や室堂周辺の宿泊施設に泊まった人達でかなりにぎやかである。
ここは、既に標高が2450mなので涼しくて気持ちいい。早速、雄山に向かって歩き始める。8月も終わりに近づいているのに花が結構咲いている。残雪もある。
ヨツバシオガマやウサギギク、イワツメクサなどはちょうど見頃である。ファミリーや老人がかなり多い道である。一の越までは舗装されていて歩きやすい。途中、残雪の上を歩く箇所がある。少し滑ってこけそうになった。
ベンチが所々あり、我々は何度か小休止した。何しろ前日、炎天下の中過酷な労働している関係で、寝不足もあり体はかなりきついのだ。
さらに進むと、左手に川の流れが現れる。称名川だろうか。しばらく進んだところで川を渡る。川の源流付近は量はそれほどでもないがまだ残雪がある。一ノ越の山小屋がはっきり見えてきた。
一ノ越山荘付近は多くの人が休憩していた。我々は山小屋に入りどんべいと言う名のカップ麺のうどんを買って外で食べた。ここは標高2705mで風がさほど強くは無いが常にあるので少々体が冷えてくる。
この先、雄山までは急登のザレ場である。慎重に歩を進める。ガスがひっきりなしに通過する。合間にはミクリガ池が見えた。紫の綺麗な花、イワギキョウや白色のイワツメクサの咲いている登山道を頑張りながら登ると立山頂上社務所(休憩所)に着く。
雄山頂上3003mはその先にある。ただし、拝観料500円かかる。500円払って、3003mの頂上に行く。すぐである。神主がいて御祓いするというので20人ほどしゃがんで御祓いを受ける。ただし背中は断崖絶壁でバランスを崩すと危ないので、一列前に座る。
終了後、お神酒をもらう。下山して社務所に向かう途中土砂降りの雨が我々を襲った。慌てて建物に隠れる。
雨は小降りになったが止みそうに無い。カッパを着込んで立山最高峰の大汝山3015mに向かう。雄山までの賑わいと違ってこの縦走路に人影は無い。
大汝山の山頂は岩ごろごろでよく分からない。棒のようなものが立っていたところが山頂か。少し先に大汝休憩所がある。出入り口に雨模様を眺める登山者がいた。
そこを素通りし、先を進む。天候は一向に回復しないが落雷が無いので助かる。カッパを着ても暑くもなく寒くも無くちょうど良い。
真砂岳手前で大走りと呼ばれる登山道と分岐する。他の登山者が前を雷鳥平方向(大走り)に歩いていった。
ガスの中で展望は無いが右側を見ると大量の残雪がある箇所が見える。登山道は石ころ混じりの砂地で歩きやすい。
真砂岳〜別岳間で雨が止み晴れ間がのぞいてきた。雷鳥平や地獄谷などはっきり見える。天気が最初から良ければ立山〜剣岳への稜線歩きは展望良く気持ち良いだろうと思った。
別山付近には他の登山者が歩いている。今までガスっていて見えなかったのだが、他の登山者がいると少し安心する。特に悪天候時はどこ歩いているのか分からないので地図や標識を注意して見ているのだが、晴れていれば不安は一気に吹っ飛ぶのである。
別山付近から剣沢方向に行く予定であったが、道を間違えたらしく、剣御前小舎経由になってしまった。ついでなので、山小屋で小休止する。ドリンク買った。甥っ子は温かいものを頼んだ。
この山小屋は満員のため今日、明日は予約者以外宿泊禁止だそうだ。
ここから剣沢方向に歩き始める。剣御前小舎からの下り左側はかなりの残雪がある。やがて剣沢小屋やキャンプ場に張られたテントが見える。
剣沢野営管理所の前を通り、剣山荘に向かう。予定していた時間よりかなりかかって小屋に到着。疲労と寝不足などで頭痛がする。受付を済まし、飯の時間まで寝ることにした。