(2001/5/1初版))

(2005/7/11改訂)






私はビシマ糸を初めて見た時、驚きと感激で一杯になりました。

それまで能書きは知っておりましたが、実物は迫力がありました。

それで船長に借りて、生まれて初めてビシマ鯛をやったのです。

その時まぐれで、5kgクラスが掛かってしまいました。

アブクと共に姿が見え、ハリスを手繰ったところでチモト切れ。

ヤツは浮かずに何とか潜って行きました。


大して引っ張った覚えは無かったのですが、恐らくチモトが痛んでいたと思ってます。

この時、バラした悔しさよりもビシマの虜になり、自作しようと思った訳です。


但し、私の作り方は簡易法でして、プロとは鉛の付け方(巻き方)が違います。


前置きが長くなりましたが、それでは諸先輩、能書き御免!!


これがビシマ糸ですよ、何百という小さな鉛を
付けて糸自体に重さを持たせてあります。
従って潮流の速い時でも、軽い錘だけで底が
狙い易くなる訳なんです。
こんな道糸を考え、工夫した先人に脱帽致し
ます。
ビシマ製作のポイントは、モノフィラの糸に如
何にして鉛を止めるか、ということですよ。
例えばカミツブシなど噛ましても、すぐに滑っ
てしまいますね。
道糸に細い下糸をセリ付けて、これが滑り止
めになります。

これは材料と道具です。
左が切り鉛、1号から5号位まで有りますが1
号が一番重くなります。
中央、下糸(私はフロロ1.5号)をセリ付ける網
針(あばり)です。
右は簡易法の目玉、ビシマプライヤーです
が、鉛を締め込む為の溝が大小2ツ付いてま
す。

切り鉛のアップ、これは2号です。
普通は3号使うようですが、私は重めが好き
で・・・・^^;

竹ベラです、鉛を転がすのに使いますし、その
両端を整形する為に角を削って曲面にしてあ
ります。
本式なら、これに溝を掘って鉛を整形します
が、結構難しいので今回は簡易法でやりま
す。
(その後の本式ビシマ製作はこのページに
リンクしました。)

糸は普通12号100m、ラーヂが主ですが、フ
ロロカーボンも良いです。
今回はシーガー14号で作りましたが、実釣時
のカーボン特有のシャッキリ感がとても好きで
すよ。
ラーヂは吸水性の為、使用中に糸グセが取
れ易いですが、カーボンはそうはいきません。
その為、ゴタになり易いので、製作前によく引
っ張って伸ばしておきます。
(しかし、丸枠使うとやはり巻きグセが付き
ますので、毎回使用開始時にも引っ張って
おります。^^;)

千鳥印2号切り鉛(0.6g)用割付表
    13.2(cm)
  23(個)
15.3
22
17.7 22
19.1
17
20.6 18
22.7
30
24.3
30
27.3
50
28.9
16
32.7
19
36.8
22
42.3
22
49.1
22
57.3
26
合計(203g) 339個
いよいよ開始です。
先ず、糸に鉛を付ける位置にマジックインキで印を付けていきます。
表の通り、今回は千鳥印2号で総数339ですが、先の方が間隔が狭く、段々と広くなります。
いわゆる「タケノコ」ですね。^^;
感度を良くする為ですが、私のは有るお方の割付を2号用に計算し直してみました。

印を付けた位置に下糸を網針でセリ付けますが、これからが一番苦労する作業です。
ここでは見易くする為に下糸に太い握り糸を使ってます。

網針への糸の巻き方はこの様に交互に巻きますが、お判りでしょうか??
さあ、セリ付けです、見易い様に道糸は茶色にして、セリ付ける下糸は黄色にしました。
道糸を足の親指に1巻きして引っ張って下糸を結び付けてカナゴゼリです。

最初に上からくぐらせてて輪の中に通します。
するとこうなります、ここでしっかり締めます、糸が切れる寸前が理想です。
何故かというと鉛が動かない為には、出来るだけ道糸に食い込まなくてはならないからです。

次に下からくぐらせて輪の中に通します。
網針の先を掴んで輪から抜き去るところです。
こうなります、同じようにしっかり締めます。
以下、繰り返して、端は結び付けます。

セリ付け完了です、(但し、一個分です)切り鉛の長さと同じかそれ以下にします。
こうしてすべての印のセリ付けが終われば、それで全工程の半分以上が終了です。
セッて接着剤を使うことも多い様ですが、私は使っておりません。
恐らくここまでは、プロと殆ど同じではないかと思っております。

で、これは1.5号フロロ下糸で20回もセッた実物のマクロ画像です。
交互のカナゴゼリが良く判りますでしょうか??
14号フロロカーボンにギッチリ喰い込んでますのでこれに鉛巻けば滑る心配は無いでしょう。^^;

さて、鉛を噛ましましょう、ビシマプライヤーの先に切り鉛を挟みます。
画像の如くセリ付けた部分を切り鉛に咥えさせる様にして、下向きに引っ張りつつ締めます。
するとこんな感じになります。
次にプライヤーの大きい方の溝で上向きにして締め、90度廻して締めます。
それから小さいほうの溝で、廻しながら何度か締めて円柱に近くなるようにします。

このようなプロトタイプになります。  
次に滑らかな円柱に仕上げる為、例の竹ベラとレールの間で転がします。
(本当はレールではなく、裏押しとかいうカンナを研ぐ鉄板を使うのだそうです。
この時、ガクガクするのは三角柱似ですので後で修正しなければなりませんが、そのままオーライも・・・・^^;

この画像の様であればOKでしょう。
ま、少しイビツですが何とかなります。

そして鉛の両端を、レールの曲面になった角と竹ベラの曲面になった角を使って整形します。
理想的には米俵型です、ロケット型ないし新幹線型は良くありません。
そこから鉛が割れ易くなる様です。
(と言ってますが、これは長く延ばし過ぎで変形も割れも多くて気を使いました。^^;)

はい、一個出来ました、まだまだ先が長いですねー。(^^;;
(今見るとやっぱり長く延ばし過ぎですね。^^;)
おっと、そうそう、10mから5m毎に目印のビーズ玉を入れます。
最初に測って入れておかないと後からでは鉛が邪魔で通りません。
(最近良い目印を考えまして、後からでも付けられます。釣り能書きご参照下さいな。)


以上ですが、お判りにくい点多々おありかと存じます。

今のところ私には、これが精一杯の能書きですので御容赦願います。

それではまた、懲りずに能書き垂れます、宜しくです。(^^)v