§1, ボーイスカウト運動とは | 戻る |
少年たちの教育問題にとても関心を抱いていた英国の退役将校
ベーデン・パウエル卿は、1907年、
21人の少年たちとブラウンシー島に於いて、実験キャンプを行いました、都会育ちの少年たちにとって、
この体験は冒険と無限の夢を与える素晴らしいキャンプでした。
ベーデン・パウエル卿はこの体験を元に、翌年「スカウテイング・フォア・ボーイズ」という本を著し、
少年たちの旺盛な冒険心や好奇心を、キャンプ生活や自然観察、グループでのゲームの中で発揮させ、
「遊び」を通して少年たちに自立心や協調性、リーダーシップを身につけさせようと説いたのです。
この本はベストセラーとなり、以後この素晴らしい運動は世界中に広がり、
現在149カ国2千6百万人以上が加盟しています。 日本には明治44年に紹介され、大正11年、
後藤新平氏を初代総長として迎え、少年団日本連盟が設立されました。
尚、大正10年5月17日、昭和天皇には、英国ロンドンに於いて、ベーデン・パウエル卿より、
ボーイスカウト最高の功労賞である、「シルバーウルフ章」が献上されました。
これは東洋で第1号の贈呈でした。
§2, ボーイスカウト運動の目的 |
§2, ボーイスカウト運動の目的
青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を会得し、
かつ、誠実、勇気、自信及び国際愛と人道主義を把握し、実践できるよう教育することをもって目的とします。
§3, ボーイスカウト運動の基本方針 |
§3, ボーイスカウト運動の基本方針
「ちかい」と「おきて」の実践を基盤とし、班制教育と各種の進歩制度と野外活動を幼年期より
青年期にわたる各年齢層に適応するように、ビーバースカウト、カブスカウト、ボーイスカウト、シニアースカウト、
及びローバースカウトに分け、成人指導者の協力によって、それぞれに即し、
しかも一貫したプログラムに基づいて教育することを基本方針とします。
§4, スカウトの「ちかい」 |
§4, スカウトの「ちかい」
入団に際し、スカウト及び指導者は、次の「誓い」をたてます。
私は、名誉にかけて、次の3条の実行をちかいます。
1,神(仏)と國とに誠を尽くし「おきてを」守ります。
1,いつも、 他の人々をたすけます。
1,体を強くし、心をすこやかに、徳をやしないます.