2008年 私の愛したアルバム10+α選  

とにかく2008年よく聴いた&流れてた10枚+αのレコードを選出してみました。

決して、本年に発売(または再発)されたアルバムと言う訳ではなく、

昔から持っていたにもかかわらず、なぜか本年に私の中で勝手にブレイクしたものや、

毎年よく聴いているが特に本年はよく聴いたと言うものも入ってます。

 

OTIS REDDING / LIVE IN LONDON AND PARIS

1. Introduction
2. Respect
3. My Girl
4. Shake
5. Day Tripper
6. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
7. (I Can't Get No) Satisfaction
8. Try A Little Tenderness
9. Introduction
10. Respect
11. I Can't Turn You Loose
12. I've Been Loving You Too Long
13. My Girl
14. Shake
15. I Can't Get No Satisfaction
16. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
17. These Arms Of Mine
18. Day Tripper
19. Try A Little Tenderness

今年の発掘物としてはこのアルバムがいちばんではないでしょうか?

ご存知、最高のソウル・シンガー、オーティス・レディングの1967年の
スタックス/ヴォルト・レヴューでのヨーロッパ・ツアーからパリと
ロンドンでの公演の全演奏をカップリング。
名盤『ライヴ・イン・ヨーロッパ』は、同ツアーからベスト・テイクを
ピックアップしたものでしたが、このアルバムは2公演での演奏が
完全収録されている。

(1)〜(8) <1967年3月17日 ロンドン公演>
(9)〜(19) <1967年3月21日 パリ公演>

しかし、ほんとにオーティスのライブはスタジオ録音よりもはるかに
激しく、ソウルフル。『ライヴ・イン・ヨーロッパ』がいいのは当然だが、
こちらのほうがオリジナルのマスターテープからの最新のリミックス、
リマスタリングがされているだけあって、なおさらライブの素晴らしさが
伝わってきます。オーティスのパフォーマンスはもちろんだけど、
バンドのグルーヴといい、観客との一体感といい、最高!5つ星り?!
「り」はいらんやろ!


Stevie Wonder/Songs in the Key of Life

いまさらって感じの超名盤ですが、今年はいつも以上に聴きました。
私がリスペクトしてやまない、スティービー・ワンダーの1976年発表の
2枚組作品ですわ。彼が70年代にリリ−スしたアルバムの内、
最高傑作と言われています。

う〜ん、しかしスティービーの70年代は凄すぎ。
リトル・スティービーを脱却(言葉の使い方が正しいか分りませんが)し、
独自の創作スタイルを確立した"Music Of My Mind"。
ファンク・サウンドを追求し、かつ甘くメロウな
"You Are The Sunshine Of My Life"や"Superstition"という名曲を
収録したアルバム"Talking Book"。
さらには "Innervisions" "Fulfillingness' First Finale"
そしてこの"Songs in the Key of Life" と素晴らしいアルバムを
怒涛の如く発表している。

ほんとこれはどれも捨て曲なしで、まさに邦楽でいう(私が勝手に言って
いるだけだが)ところの、"80年代初期の松田聖子"状態と言える。(??)

このアルバムは2枚組でもあるので、収録各曲は余りに多様で、
black music等という枠組みを超えているし、ホットでありクールであり
かつ、しっとりであり・・・ああ〜一言では言えまへん。
そんな多様な2枚組みでありながらも捨て曲なしのこの凄さ。
しかし、ほんと彼の豊かなメロディには癒されるんだなあ、これが。

"Sir Duke(愛するデューク=デューク・エリントン)"とか、いとしい愛娘を
歌った"Isn't she lovely"なんか、みんなどこかで聴いた事あると思います
よ、きっと。


ちなみに私のCDの曲順はこれ。アルバムとは違ってるようです。
DISC1
Love's in need of love today
Have a talk with God
Village ghetto land
Confusion
Sir Duke
I wish
Knocks me off my feet
Pastime paradise
Summer soft
Ordinary pain
Saturn
Ebony eyes

DISC2
Isn't she lovely
Joy inside my tears
Black man
Ngiculela - Es una historia -I am singing
If it's magic
As
Another star
All day sucker
Easy goin' evening (My Mama's call)

八神純子/JUNKO THE LIVE


DISC 1
1 OVERTURE
2 明日に向かって行け
3 Deja Vu
4 金曜日の夜
5 サマー イン サマー〜想い出は、素肌に焼いて〜
6 FLY AWAY
7 ハロー・アンド・グッド・バイ
8 I'm A Woman
9 恋のマジック トリック
10 甘い生活
11 思い出の部屋より

DISC 2
1 思い出は美しすぎて
2 みずいろの雨
3 ポーラー・スター
4 想い出のスクリーン
5 夜間飛行
6 二人だけ
7 パープル タウン 〜You Oughta Know By Now〜
8 Mr.ブルー 〜私の地球〜
9 Mr.メトロポリス
10 窓辺
11 Another Day,Another Me


なんせ、この人は歌が上手すぎる。私が初めて聞いたのは確か
小学生だった?かな。あの透き通る、のび〜〜〜るハイトーンヴォイスに
すっかりやられてしまいました。
あの頃は渡辺真知子とよく比較されてましたが、私は断然八神純子でした。
くどいようだけど、あの圧倒的な声、もう才能としかいいようがない。

このアルバムに話は進みますが、私も(他のこのアルバムリスナー)と
おそらく同じであろう、DISC2が好きです。1〜4、7のヒット曲はもちろん
ですが、なんせ、私のフェイバリットである5が入っているんですから。
当時、フュージョン流行でしたが、そんなバッキングがまた渋いです。

この人、今はあまり目立った活動してないようですが、もっともっと
歌って欲しいし、この才能、もったいないと思いませんか?

ジョアン・ジルベルト/三月の水


1.三月の雨
2.ウンディユ
3.バイア(靴屋の坂道で)
4.夜明けのベランダ
5.偽のバイーア娘(ファルサ・バイアナ)
6.喜びのサンバ
7.バイーア生まれ
8.ベベル
9.許してあげよう
10.イザウラ


私はこの人のアルバムはこれしかもっていません。
また、この人のこともほとんど知りません。

出会いは、いわゆる、「ジャケ買い」でした。このシンプルなジャケ。
必ずや私を癒してくれるのでは~、ボッサだし、てな感じでした。
そしてスリーブには

『ボサノヴァの法王と呼ばれるジョアン・ジルベルトの1970年代の傑作。
ジョアンのボーカルとギター、あとはシンバルのみの伴奏で、静かで
ビューティフルな音楽が綴られている。アントニオ・カルロス・ジョビン作の
「三月の水」は、ブラジルの秋の訪れを描いた名曲。秋のような物静かな時間が
流れるアルバムだ。』

こりゃ、間違いないと、手に取りました。

確かに聴いてみると静かに淡々と流れていくのだけど、
その中には、張り詰めた緊張感もあり、激しさもあり、それが、
森本レオのような穏やかな語り口?と相俟って
クールで、びゅーちふるな世界を創りあげているのです。

そんなにしょっちゅう聴いたわけではありませんが、
時間を感じたくなったら、棚から引っ張り出してきて
こっそり聴くアルバムですわ。

SONHOUSE/House Stomp

1. ロックンロールの真最中
2. ねずみ小僧の唄
3. キングスネーク・ブルース
4. おいら今まで
5. 家にお帰り
6. ぬすっと
7. スーツケース・ブルース
8. すけこまし
9. ミルク飲み人形
10. あの娘は18才
11. 落ち目の唄
12. なまずの唄
13. ねえママ
14. レモンティー
15. 一服させとくれ
16. ハウス・ストンプ
17. アイム・レディ

ロック喫茶「ぱわあはうす」(博多区須崎)での1974年3月31日のライブ、
全17曲が34年という時を経て初CD化されたもの。
Dr坂田"鬼平"紳一が加入後の初のLIVEであるらしい。

「当時はPA装置も無く、アンプから直接出る生音をマイク2本を立てて
オープン・リールで録音。かなりクリアな音とは言え若干ノイズも。
テープ巻き替え等で不完全な曲はフェード・イン処理。
34年前の歴史的録音物、何卒ご理解下さい。」とスリーブにあり。

生々しい!がゆえに凄くグルーヴィー!楽器のバランスなんて、
気にならないぐらいの迫力・臨場感がある。これを聴いてしまうと
正規スタジオ盤の音では物足りない。

しかし、サンハウスはまだデビュー前で、しかも30人しか入らない
小さなライブハウスで演ってる、この段階で、既にこれだけの
オリジナル曲が揃っていたというのは驚きなのだ。
もっとブルースのカバーをいっぱい演ってると思った。3,7が好きだな。

鈴木茂/BAND WAGON 2008-Special Edition-

1.砂の女
2.八月の匂い
3.微熱少年
4.スノー・エキスプレス
5.人力飛行機の夜
6.100ワットの恋人
7.ウッド・ペッカー
8.夕焼け波止場
9.銀河ラプソディー
 
<ボーナス・トラック>
10.GaGaKu 未発表インスト
11.八月の匂い アウトテイク・インスト
12.微熱少年 アウトテイク・インスト
13.ウッド・ペッカー アウトテイク
14.夕焼け波止場 アウトテイク・インスト
15.砂の女 未編集ロング・ヴァージョン
16.八月の匂い 未編集ロング・ヴァージョン
17.100ワットの恋人 未編集ロング・ヴァージョン
18.ウッド・ペッカー 未編集ロング・ヴァージョン
19.銀河ラプソディー 未編集ロング・ヴァージョン


日本ロック/ポップス史に燦然と輝く鈴木茂の名盤。
1974年秋に単身渡米し、リトル・フィート、タワーオブパワーのメンバーら
と制作された、記念すべき1stソロ・アルバム。
の2008年版スペシャルエディション。

私は、普通のCD、2年前に出たDVD付きのパーフェクトエディション、で、これ。
3枚も持ってる。いやいや今回は、マルチトラックテープを本人が新たに
ミックスしたんだってさ。
太いグルーヴが渦巻き、ホーンなどの音がグーンと前に出たって感じ。
いや〜カッチョいい!
キャッチなメロディの曲だし、そして松本隆の詞はいいに決まってる
ここで改めて、さらに何がいいのか?何が当時(今でもですが)の他の
人の作品とちがうのかな?と考えてみた。ここからはまったくの私の意見。
こんなに泥臭いギター、ホーン、エレピなどのリフをうまく乗せた人って
いないんじゃないかな。って。当時(くどいようだが、今でも)のポップだと、
普通ならもっと無難なアレンジにまとめちゃうでしょって。

P-Funk All Stars/
Live at the Beverly Theatre in Hollywood


DISC1
1. P. Funk (Wants to Get Funked Up)
2. Introduction of Band/Do That Stuff
3. Cosmic Slop
4. Medley: Let's Take It to the Stage/
  Mothership Connection/I Call My ...
5. Give Up the Funk
6. (Not Just) Knee Deep

DISC2
1. Maggot Brain
2. One Nation Under a Groove
3. Atomic Dog
4. Flash Light

いや〜私もいつかはこんなバンドも・・・。って思ったこともありました。
前のバンドでは「Cosmic Slop」やってました。いまじゃ、ピン芸人の
ターナーBなんか、本物以上にギターソロ弾きまくってましたよ!
歌4分、ギターソロ15分とかザラだったよ。
92年だったかな?川崎のクラブチッタにP-FUNK・・・観にいったなあ。
延々6時間ぐらいやってたなあ。ブーツィーが曲の途中で客席歩き回って
客がみな彼を追って大移動!なんてこともあったな。死ぬかと思ったよ。

DISC2の1の静で始まり、2-4とたたみかける怒涛のラッシュは
何時聴いても圧巻だな。

そういえば、ゲロッパ・エノケン、元気かなあ?いずみちゃんは?

萩原健一/熱狂雷舞

Disc 1
1. イントロダクション
2. 蜃気楼
3. 泣くだけ泣いたら
4. 酒と泪と男と女
5. 漂流記
6. 無言劇
7. ファンシー・レディ
8. 祭りばやしが聞こえる

Disc 2
1. 時は流れて
2. 大阪で生まれた女
3. 本牧綺談
4. 自由に歩いて愛して
5. 海鳴り
6. コンクリート・ジャングル
7. どうしようもないよ
8. さよなら


78年のコンサート・ツアーのライヴ・アルバム。サポートミュージシャンに
柳ジョージ&レイニーウッド、ゲストとして速水清司が参加。
スタジオ盤でもあの自由奔放なヴォーカルスタイルだから、ライブは・・・、
なんて思ったら大間違いで、(私が言うのも失礼だけど)すごくキチンと
歌ってるし、しっかり声も出てます。まじで。

後のバックバンドもいいけど、レイニーウッドとの相性もグ〜ですよ。
そして、また、初期の名曲ぞろい !Disc1だと、2,3,5、Disc2だと、2,3が
私の押し!

忌野清志郎/完全復活祭 日本武道館

以下は私の2/11のブログの抜粋ですわ。


昨日、キヨシローの「完全復活祭 日本武道館」にいってきました。

ええ、まじでそのとおり、復活してましたわ、あの声。
席も良かったんで、5mの距離でキヨシロー観ましたわ。

いやあしかし、昔からのファンやから、私、ええおっさんやのに、
祭りの間、3回も泣きそうになってしまいましたわ。
ちゅうか、泣いた、のかな・・・。

1回目の涙ポロリ(正確に言うならホロリ。ポロリじゃ、昔の
芸能人水泳大会になっちゃうbyおりも政夫 お〜っと脱線しすぎ!)。
そう、1回目は1曲目「JUMP」のイントロ。
そりゃあ、しゃ〜ない、復活の1発目の第一声を待つまでの
数十秒のイントロ、こみ上げてくるのは当たり前やで。

2回目のポロリ。途中からチャボ(仲井戸麗市)が出てきて
RCナンバーの「いい事ばかりはありゃしない」演ったとき。
これも、ポロリはしゃ〜ない。
昔の事とかいろ〜んな、いろ〜んなことが、
ぐるんぐるん、頭の中駆けめぐっちゃったりして・・・。

3回目のポロリ。
コーちゃん(dr新井田耕三、ex.RCサクセション)を紹介したとき。
おいおい、RCファンにゃ、これもポロリは至極当然。ポロリところか、
だ〜だ〜に流れとったわ。あふれる熱い涙、ちゅうやつや!

ちゅうことでよかったよかった。



以上がブログでした。そんで発売されたのがこのDVD。
何度も何度もみてますよ!私も映っちゃってますよ、
おっさんづらで・・・。いや、おっさんだからしゃ〜ない。

まあ、とにかく今はもう一度ガンバレ、キヨシロー!
と願うばかりですわ。


DISC1
1.JUMP
2.涙のプリンセス
3.誇り高く生きよう
4.ダンスミュージック☆あいつ
5.NIGHT AND DAY
6.デイ・ドリーム・ビリーバー
7.いい事ばかりはありゃしない
8.君が僕を知ってる
9.チャンスは今夜
10.ぼくの好きな先生
11.私立探偵
12.多摩蘭坂
13.毎日がブランニューデイ
14.コーヒーサイフォン
15.GOD
16.スローバラード
17.激しい雨

DISC2
1.ドカドカうるさいR&Rバンド
2.キモちE
3.ブ熱いLOVE SONG(愛しあってるかい?)
4.Baby何もかも
5.よォーこそ
6.ROCK ME BABY
7.雨あがりの夜空に
8.LIKE A DREAM

ソウル55号/LIVE


おおい、毎年言ってた2枚目のアルバムはどうしちまったんだよ!!
とお嘆きの貴兄に・・・。
何も言い訳ありません。
今年はライブに重点を置いた??(うそつけ!)ので
2枚目はオクラ入りしそうです!このままでいいのか?

も〜いくつ寝〜る〜と〜で〜き〜あが〜る〜♪
もう365x2日ぐらい寝てまんねん。ええんかい!いつ完成するかって?
そんなもん、わかるかいな!

現在も、鋭意、
ミキシング中?
ええい!ええい!ええ(=good)!いい(=good)!

またそれかいな・・・
ということで、今回はライブ盤(みっちい、録音)や。
この8/23のライブは盛り上がったでえ!いまだ興奮冷めやらずや。
んな、あほな。
そんなこんなで、またもや1年あっちゅうまに過ぎちまいました。
早すぎ・・・。それが今年の総括ですわ。



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