2009年 私の愛したアルバム10選  

とにかく2009年よく聴いた&流れてた10枚のレコードを選出してみました。

決して、本年に発売(または再発)されたアルバムと言う訳ではなく、

昔から持っていたにもかかわらず、なぜか本年に私の中で勝手にブレイクしたものや、

毎年よく聴いているが特に本年はよく聴いたと言うものも入ってます。

 

PARLIAMENT FUNKADELIC /
THE MOTHERSHIP CONNECTION LIVE 1976


1. Cosmic Slop
2. Do That Stuff
3. Gamin' On Ya!
4. Standing On The Verge Of Getting It On
5. Undisco Kidd
6. Children Of Productions
7. Mothership Connection (Star Child)
8. Swing Down Sweet Chariot
9. Dr. Funkenstein
10. Comin' Round The Mountain
11. P-Funk (Wants To Get Funked Up)
12. Give Up The Funk (Tear The Roof Off The Sucker)
13. Night Of The Thumpasorus Peoples
14. Funkin' For Fun


全盛期のパーラメント・ファンカデリックを捉えた珠玉の歴史的映像作品。

私も十数年前は、よく聴いてましたけど、その頃からコアなファンの間で
このビデオが出回ってたと思います。

しかし、なんだろうこのコテッコテッ感、黒汁のどろどろ感。
どうしたらこんなにディープになるんだろう、音も見た目も。
うまく説明できないけど、日本人が言ういわゆる普通の
ブラックミュージックとは、ちと違うでしょ。

85分間、ぶっ通してみたけど、やはり満腹感ありましたよ!


Teddy Pendergrass/
The Love Songs Collection


テディ・ペンダーグラス。いや〜、懐かしい。
むか〜しの事ですが、六本木のディスコで
よくかかってた記憶があります。
私が学校卒業してすぐの頃、銚子に住んでたんですが、日曜夜六本木のディスコの後に車飛ばして、銚子まで戻ったなんてことを思い出しましたよ(まったくの私事ですみません)。
何が言いたかっったかと言いますと、要は当時ガキだった私には、テディ・ペンダーグラスは、すんごくアダルトに感じたってことですよ、はい。


1. Come Go with Me
2. When Somebody Loves You Back
3. Love T.K.O.
4. Can't We Try
5. I Miss You
6. Turn off the Lights
7. Close the Door
8. Do Me
9. Is It Still Good to Ya
10. All I Need Is You
11. The More I Get, The More I Want
12. You're My Latest, My Greatest Inspiration
13. Heaven Only Knows
14. Love I Lost
15. Only To You
16. It's You I Love
17. It's Time For Love

そんで、このアルバム。う〜ん、さすがテディ・ペンダーグラス。
テディ・ペンダーグラスと言えばラブソング、ラブソングと言えばチャゲアス、おお〜い、
テディ・ペンダーグラスだろっ!

彼の作品では、フィリー・ソウル70年代を代表する名ヴォーカル・グループ、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツのも好きだけど、やっぱソロになってからの方がいいな。ハートフルなバリトン・ヴォイスがミドル&スローなナンバーにゃピッタリ、ムード満点でこりゃたまらんですわ。
このアルバムの私のお薦めは、1,3,6,7最高!
ドリフのヒゲダンスの「ヒゲのテーマ」の8もいいけどね。


めんたんぴん/めんたんぴん1976〜1977


1. 今日も小松の街は
2. 夕焼けまつり
3. 国道8号線
4. 「さい」やんなぁー
5. ロスト・プラネット・ミュージック
6. 川が海へそそぐあたり
7. 海
8. 18の頃
9. 漂うことさえ
10. 砂の中に消える
11. 山へ電車
12. 新しい街
13. ぬかるんだ道



石川県小松市を拠点に活動していた(る?)実力派ライヴ・バンドの
76、77年リリース・アルバムからセレクトしたもの。
ロックンロール、ブルースロック、サザンロックあり、カントリーあり、
様々なアメリカンロックの要素を取り入れた音に地元を題材とした歌詞。
当時の彼らの、若いのに熟練のテクニックを、やっと私もこの歳になって
心地よ〜く感じる事ができましたよ。
私のおすすめは、1はもちろんのこと、
ホーンが入った8(まさにスティッキー・フィンガーズの頃のストーンズ!)には
しびれちゃうよ。

KALAPANA/kalapana

1. Going, Going, Gone
2. Hurt
3. Nightbird
4. What Do I Do
5. To Be True
6. When the Morning Comes
7. Naturally
8. All I Want
9. Kona Daze
10. You Make It Hard
11. Everything Is Love

私はリアルタイムではないので判らないのですが、1970年代に日本を中心とする“サーフ・ロック”(いわゆる初期ビーチボーイズ系のそれとは別らしい)が流行ったらしい。
その中心が、カラパナ。

ハワイのトラディショナル・ミュージックではなく、ロック、フュージョン、ソウルをベースに潮風で仕上げた極上のAORといった感じ(って、何、コッパズカしいこと言ってんだか)。

そのカラパナの1975年のファースト・アルバム。
今年、現地でジャケ買いで漁ってきた1枚です。
爽やかなメロディに、瑞々しいコーラス・ワーク、清々しいまでのアコギのカッティング。

ミュージック、スタート!ほら、私の書斎(言い過ぎました。書斎なんてありません。物置小屋といったほうが近いかな)にもワイキキの空と海と風が・・・。

しっかし、すげえなあ、このアルバムのグレードは。
この当時メンバー20歳そこそこっていうからなあ。ただ、なぜかみんな髭男爵だなあ・・・。
とにかく、どの曲もいいですよ、マジです。

あ〜いいな〜ハワイは・・・。ちょっと違うけど、杉山清隆 聴いてみよ~かな〜。
いや、カルロストシキにしようかな〜。そんな気分です。

柳ジョージ&レイニーウッド/ROAD SHOW

ディスク:1
1. 雨に泣いてる…
2. FENCEの向こうのアメリカ
3. ヘイ・ダーリン
4. フォーリン・ダウン
5. ROOM 609
6. 時は流れて
7. シンフル・ガール
8. Bサイド・ブルース
9. 眠りのない街

ディスク:2
1. カンサス・シティ
2. チャイニーズ・クイーン
3. ハレルヤ・アイ・ラヴ・ハー・ソウ
4. 酔って候
5. ムーンライト・アップ・ザ・ナイト
6. プリズナー
7. 悲しき叫び
8. 雨に泣いてる…

柳ジョージ&レイニーウッドの幻の名盤をCD盤で復刻!

さすが、ライブバンド!と言う感じの重厚な演奏。どれも申し分ないのですが、
アルバム全体の音というかミックスなのか、時代がそうなのか、わからんですが、
ちょっと地味ですな。
あとはバーボン時代のいいオリジナル曲っていっぱいあるのに、
ちょっとカヴァー曲が多すぎるかな・・・。

でも、いいバンドだったなあ。もっと続けて欲しかったなあ。
ディスク1の1,2,3、ディスク2の4,6が好きだな。

Off Course 1982・6・30武道館コンサート

1. NEXTのテーマ - 僕等がいた
2. 心はなれて(インストゥルメンタル)
3. 愛の中へ
4. メインストリートをつっ走れ
5. 君を待つ渚
6. 思いのままに
7. 哀しいくらい
8. 夜はふたりで
9. さよなら
10. 僕のいいたいこと
11. 心はなれて
12. 言葉にできない
13. 一億の夜を越えて
14. のがすなチャンスを
15. YES - NO
16. 愛を止めないで
17. I LOVE YOU
18. YES - NO
19. YES - YES - YES
20. NEXTのテーマ


う〜ん、いいバンド、いい曲。
僕はリアルタイムでラジオから流れる、オフコースをよく聴いてはいたものの、
レコードを買うほどのファンではなかった。
というか今思うと、どちらかというとクラスの女子に人気があったので、
なんとなく女々しい?という感じで、敢えて避けていたのかもしれない。
とはいえ、シングルレコード以外のアルバムの中の曲でさえも、
DVDにあわせて鼻歌で口ずさめてしまう。
いい曲、いいメロディ、今でも古臭くない。う〜ん素晴らしいけど、ちょっとくやすぃ〜。

僕は、このDVDのときの5人編成のオフコースがいいな。
ストーンズなんかはどの時期の編成がすきかと言うと意見が分かれそうだけど、
オフコースはやはりこの時期かな?みんなそうでしょ?

わかりやすいアレンジ。ギターのフレーズもいいメロだし、コーラスアレンジもいいっす。
勉強になりますわ。
敢えてあげるなら、「愛の中へ」「YES-NO」「愛を止めないで」かな、僕の好きな曲は。

ひとつ、疑問が。「YES-YES-YES」の歌詞で「君」と「あなた」と2つの二人称が
使われているのはなぜだろう?ご存知の方いたら、教えてください。

しっかし、小田和正はいまだにすごいね。

James Brown/
The Singles, Vol. 7: 1970-1972/

JBのアルバムを買ったのは、
何年ぶりだろうか?
もう、思い出せないぐらいむか〜しのことだ。
BGMがJBからオフコースに変わり、
安眠を覚えて以来かも知れん・・・。

タワレコ、HMV、もっとディープなCD屋に、
昔のように足繁く通わなくなったが、
最近、ふらっと、某CD屋に入ったところ、
見つけちまいました、このCD。

70-72年のJBといったら、マグロで言うまさに大トロ!
こってり!濃密!脂が乗り切ったJB!
ブーツィーコリンズのベースも炸裂!
そのシングルを集めたアルバム。買わないわきゃないよ!


ディスク:1
1. (Get Up I Feel Like Being A) Sex Machine
  [Single Version Parts 1 & 2]
2. (Get Up I Feel Like Being A) Sex Machine, Pt. 1
3. (Get Up I Feel Like Being A) Sex Machine, Pt. 2
4. Super Bad, Pts. 1-2 [Promo Version]
5. Super Bad, Pts. 1-2
6. Super Bad, Pt. 3
7. Fight Against Drug Abuse [Promo Single Version]
8. Hey America [Vocal Version]
9. Hey America [Sing Along]
10. Santa Claus Is Definitely Here to Stay [Vocal Single]
11. Santa Claus Is Definitely Here to Stay [Sing Along]
12. Get Up, Get into It, Get Involved, Pt. 1
13. Get Up, Get into It, Get Involved, Pt. 2
14. Get Up, Get into It, Get Involved, Pt. 1 [Reverb Version]
15. Get Up, Get into It, Get Involved, Pt. 2 [Reverb Version]
16. I Cried [Single Version]
17. Soul Power, Pt. 1 [Promo Version]
18. Soul Power, Pts. 2-3 [Promo Version]
ディスク:2
1. Soul Power, Pt. 1 [Single Version]
2. Soul Power, Pts. 2-3
3. Spinning Wheel, Pt. 1
4. Spinning Wheel, Pt. 2
5. Escape-Ism, Pt. 1
6. Escape-Ism, Pts. 2-3
7. Escape-Ism, Pt. 1 Second Mix]
8. Escape-Ism, Pts. 2-3 [Second Mix]
9. Hot Pants [Single Version]
10. Hot Pants, Pts. 2-3
(She Got to Use What She Got to Get What She Wants)
11. My Brother, Pt. 1
12. My Brother, Pt. 2
13. Make It Funky [Single Version]
14. Make It Funky, Pt. 2
15. My Part/Make It Funky, Pt. 3
16. My Part/Make It Funky, Pt. 4
17. I'm a Greedy Man, Pt. 1
18. I'm a Greedy Man, Pt. 2
19. Just Won't Do Right [Single Version]
20. Talking Loud and Saying Nothing, Pt. 1
21. Talking Loud and Saying Nothing, Pt. 2

この濃密なグルーヴの洪水!アメ!アラレ!
今気付いた、このアルバムはギンギン、ムンムンすぎて
「こっそり」は聴けないのであった!

THE ROLLING STONES/
GET YER YA-YA'S OUT! IN CONCERT
40TH ANNIVERSARY SUPER DELUXE BOX SET


ディスク:1
1. Jumpin' Jack Flash (Original Release Remastered)
2. Carol (Original Release Remastered)
3. Stray Cat Blues (Original Release Remastered)
4. Love In Vain (Original Release Remastered)
5. Midnight Rambler (Original Release Remastered)
6. Sympathy For The Devil (Original Release Remastered)
7. Live With Me (Original Release Remastered)
8. Little Queenie (Original Release Remastered)
9. Honky Tonk Women (Original Release Remastered)
10. Street Fighting Man (Original Release Remastered)
ディスク:2
1. Prodigal Son (Unreleased Track)
2. You Gotta Move (Unreleased Track)
3. Under My Thumb (Unreleased Track)
4. I'm Free (Unreleased Track)
5. (I Can't Get No) Satisfaction (Unreleased Track)
ディスク:3
1. Everyday I Have The Blues (Unreleased B.B. King Track)
2. How Blue Can You Get (Unreleased B.B. King Track)
3. That's Wrong Little Mama (Unreleased B.B. King Track)
4. Why I Sing The Blues (Unreleased B.B. King Track)
5. Please Accept My Love (Unreleased B.B. King Track)
6. Gimme Some Loving (Unreleased Ike & Tina Turner Track)
7. Sweet Soul Music (Unreleased Ike & Tina Turner Track)
8. Son Of A Preacher Man (Unreleased Ike & Tina Turner Track)
9. Proud Mary (Unreleased Ike & Tina Turner Track)
10. I've Been Loving You Too Long (Unreleased Ike & Tina Turner Track)
11. Come Together (Unreleased Ike & Tina Turner Track)
12. Land Of 1000 Dances (Unreleased Ike & Tina Turner Track)
ディスク:4
1. Prodigal Son (DVD content)
2. You Gotta Move (DVD content)
3. Under My Thumb (DVD content)
4. I'm Free (DVD content)
5. (I Can't Get No) Satisfaction (DVD Content)
6. Backstage footage (shot by Albert & David Maysles) with In-studio
footage from album cover shoot (DVD Content)

いや〜これにはやられました。
今年はビートルズのリマスターがかなり話題でしたね。

でも自称ストーンズ・フリークの私からすると、こちらのほうが大事件!
以前RCのラプソディー・ネイキッドと同じぐらいの衝撃ですよ。
しかもこの時期のストーンズは私の一番すきな面子、楽曲なんでなおさら。

しかしこの4枚組みでGET YER YA-YA'S OUT! 3枚目ですよ。
アナログ盤とCD、あっ、そうそう、ブートレグ「LIVER THAN YOU'LL EVER BE」も
含めると4つ目だ。

重量感のある、ドロリとした演奏、キースとミックテイラーのG、
そして今回登場した、BBキングの演奏も最高!DVDもかっちょい〜い!

忌野清志郎/Oh! RADIO


1.Oh! RADIO

2.激しい雨
(2006.05.14 Private Session)





ショックでした。訃報を知ったのSEOULでNHKを見ていたときでした。
信じられませんでした。冗談だろ、ドッキリかなんかだろって思いました。
また、完全復活してくれると信じてました・・・。

ラストシングル、Oh! RADIO。表題曲、


             photo by nebanebaさん
ソウル55号/LIVE

1.ド・ギ・モ
2.雨のにおい
3.みけんのしわ
4.125番街のマリーの床屋(新曲)
5.葛飾リバーブルーズ
6.うまのほね
7.WHAT'S 発奮!
8.(アンコール)ふろ



ということで、今回もライブ盤(大物プロデューサーみっちい、録音)や。
この7/4のライブはめっちゃ盛り上がったでえ!いまだ興奮冷めやらずや。

しかしやなあ、そんなこんなで、またもや1年あっちゅうまに過ぎてもうたわ。
早すぎやん・・・。それが今年の総括ですわ。



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