§1.1 最初のスクリプト


作成日:2001/05/14(月)

さていよいよPerlの勉強を始めましょう。 といってもそんなに固くならなくてもいいですよ。 肩の力を抜いて、リラックス、リラックス。

とりあえずやってみよう

まずは何も言わずにMS-DOSプロンプトから次のように入力してEnterキーを押してみてください。

   perl -e "print 'Hello World!!';"

ちゃんと「Hello World!!」と表示されたでしょうか。 簡単でしょ? このようにPerlの-eコマンドラインスイッチは、次に続く"..."の中をPerlスクリプトとして実行しなさいという命令です。

では次に、メモ帳などのテキストエディタで次のように入力して保存します。

 print "Hello World!!\n";

ここではファイル名をhello.plとしますが、拡張子が.plであれば何でもかまいません。 保存したらMS-DOSプロンプトから次のように入力してEnterキーを押します。

 perl hello.pl

上のように、ファイル名を指定してPerlを動かすことを「実行する」といいます。
さて、hello.plを実行すると、今度も「Hello World!!」と表示されるはずです。 

最低限の決まりごと

ではこのスクリプトを細かく見ていきましょう。
 まず最初にprintという言葉が出てきますね。 これはPerlの最もポピュラーな関数の一つです。 「関数」についての詳しい説明は後に回しますが、ここでは「命令」という意味だと思ってください。 print関数はその後に続くダブルクォート(")やシングルクォート(')で囲まれた文字列を表示するためのものです。 ここでは「Hello World!!\n」を表示することになります。
 ここで「\n」という見なれない文字が出て来ました。 これはエスケープシーケンスといって、それ自身特別な意味を持っています。 今の場合\nは改行文字で、改行を意味しています。
 最後にスクリプトの行末を見てください。 セミコロン(;)がありますね。 このようにPerlでは各文の最後にセミコロンをつけるという決まりがあります。 ここで「文」というのは、いろいろな機能を指示する命令のことです。 つまりこのスクリプトは「Hello World!!と表示して改行しなさい」という意味になります。

どうですか? そんなに難しくないでしょ? 次の節ではPerlの基本的なデータ型の1つであるスカラー変数について見ていきます。


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