ボルドー市から、ワインの産地が広がる北部へ車を走らせると、ポイヤック村の北はずれに、まるで公園のようきれいなシャトー・ラフィット・ロートシルトがあらわれる。この先はもうサンテステフの村だ。![]() 僕らが訪れた時期はちょうど99年産ワインの先物売りのシーズンで、どのシャトーも買い付けのために99年産ワインを試飲にくるバイヤー達の接待で忙しそうにしていた。バイヤーは一人で来るものもあれば、大型バスをチャーターして団体で来るものもあって、賑わっている。シャトー・ラフィット・ロートシルトに僕らが着いたときは、ちょうどバイヤーの団体が着いたところだった。訪問のアポを取ったときに、この時期は忙しいのでシャトーの案内はできないが、プリミュール(新酒)の試飲だけでもよければどうぞ、ということだった。ラフィットの新酒を試飲できるだけでも幸せなことなので、喜んでこれを了承。シャトー・ラフィットはミキコが一番好きなフランスワインだ。彼女はここに着いたときから胸をどきどきさせている。団体さんが帰ったあと、二人は試飲室に通された。通常出来立ての新酒はタンニン(渋味)や酸味が強くて飲みにくいものだが、ラフィットのようなトップクラスのワインはさすがに、バランスがよくて柔らかい。色が濃くて香りも高い。二人、顔を見合わせて至福の時を味わった。 ![]() 日当たりのよい丘陵地帯に 広がるぶどう畑 ![]() たくさんの石ころが混じった 土壌。こういう土地が良いぶ どうを産み出す。 |
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