維新の三舟、勝海舟、山岡鐡舟、高橋泥舟に因んだ『幕末三舟と白隠展』が下記の如く開催されましたが、此処に当庵主奴が独断と偏見の注釈を加へました。

開催期間  平成17年3月25日〜9月25日
場所     奥山半僧坊が鎮守として御守する大本山方廣寺
        こと、深奥山方廣萬壽禅寺、(深奥山方廣寺)

アジアの一角に、西欧列強に対抗して、近代国家を齎した
明治維新の大元は、江戸無血開城であった。
幕府方に在って、これを推し進めたのが、勝海舟、山岡鐡舟、
高橋泥舟ら、維新の三舟であり、奥山半僧坊は鐡舟の心の
支へでもあった。
愛知万博こと『愛地球博』の開催に合わせ、奥山半僧坊を
鎮守に頂く、大本山方廣寺にて『幕末三舟と白隠展』
が開催されましたが、其の際のバンフレットを掲げ、開催の
意義を偲ぶ便と致しました。

右の写真は方廣寺本堂の
扁額には『深奥山』なる寺の
山号が揮毫されてゐますが、
揮毫したのは山岡鐡舟です。

右のパンフレットは奥山半僧坊を鎮守に頂く、
深奥山方廣寺が作ったものの表面です。
表題が『幕末三舟と白隠展』となってゐます
が、明治維新との関りを考へれば、維新の
三舟とした方が適当であろうと言ふのが当庵
主の見解です。白隠と言へば、佛教に些か
関りのある方なら直ぐに判るでせうが、禅師
を付ければ一般の方にも判り易ひでせうか。
ともあれ、臨済宗中興の祖と言はれる方です。

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