風物詩     


 春と言へば、何はともあれ桜でせうか。今年は桜の開花が早く、4月に入ったら散って仕舞ふかと危惧されたものの、左に非ず。御蔭で、桃と桜が同時に楽しめました。

 そこで、今回の風物詩は桜と桃の、余り知られざる名所、カナメ神宮を取上げました。

 カナメ神宮の駐車場から神宮を眺めたもの。神宮の垣根の形で染井吉野が植はってゐます。

 同神宮神殿前の源平枝垂桃、他です。神殿はカナメ大神が祀って在って、その副神が天照大神です。此の写真では些か分りにくいのですが、神殿は大岩を何段にも積んだ最上段に建ってゐます。

 御覧のやうな大岩で何段かの棚が出来てゐて、その棚に御覧のやうに桃が植栽されてゐますが、手入が行届いてゐる所為でせうか、毎年見事な花が楽しめます。

 神宮の最東部に在る拝殿の前に流れ込む沢を、北に向かって眺めた所ですが、沢の左岸辺りに茶室など設けたら、さぞ素晴らしいものが出来るかと、余分な妄想が湧いて来ます。



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