COLT M725 CARBINE
M16A2の採用後、XM177やM653などのカービンとは違うM16A2のカービンモデルとして制作されたM725 CARBINE。A2同様にM855(SS109)を使用する銃身はA2よりは落ちるが約700m以上の射程を誇る。フレームはA2のフレームを使用し、アジャスタブルリアサイト、ケースデフレクター、丸形ボルトフォアードアシストノブやA2と同じヘヴィーバレルを装備している。ハンドガードはM653同様の丸形の細身でストックも同様の可変ストックを使用しているが両側面に2本ずつ強化リブが追加されている。セレクターはA2同様、セミ/バースト仕様になっている。使用期間はそれほど長くはなく、M203に対応したM727からM4へと次第に移行している。
M16A2のショートバージョンM725 CARBINE。A2をそのまま短縮した外見は「コンパクト!」、「かっくいい!」の言葉しか無い!A2を使い慣れていると、軽量で取り回しやすくフィールドを駆けめぐるにはもってこいの1丁。外見はM4を本体にG&P製パーツを90%以上使用したカスタム品で、純正部品はストックとその他細かい物だけ。内部はFETスイッチ、バースト回路、スプリングガイド、4ラッチベベルギア、ピストンヘッド、シリンダー、シリンダーヘッドをカスタム品に交換。フレームは組み込み初のG&P製!
G&P製M16A2の"BUST"刻印のアルミフレーム。刻印はコマーシャルタイプ。今回初めてG&P製アルミフレームを組み込みましたがハッキリ言って、もう使いたくは無い・・・。まず、アッパレシーバーとロアレシーバーの塗装が違う・・・。明らかに違いが分かるのでパーカーシールで再塗装。組み込みがHurricanE製に比べ手間がかかる・・・。HurricanE製はほぼ、純正フレームの組み方とほとんど同じでスムーズに組み込み出来ましたが、G&P製はチャージングハンドル下部を削らないとアッパーレシーバーにメカボックスがスムーズに入らない。また、チャージングハンドルがスムーズに作動しないので、こちらもチャージングハンドル周りのフレーム内部やチャージングハンドルのプラ部分を削り調整。トリガーピンも穴がずれているので削って修正・・・。このフレーム、削るところが多すぎ!!ロアレシーバー内部も少々狭く、セレクターの作動が鈍いし。まぁ、個体差も有るので、今回は”はずれ”を引いたと思いたいです。肝心の出来は、刻印はシステマ製よりハッキリと入っていますがHurricanE製よりはシャープさに欠ける感じです。フルオートシアピンとハンマーピンが別パーツになっている点は○ですね。
セレクターは待望の"BUST"刻印!これが欲しかった。欲を言えばミリタリー刻印で欲しかった・・・。ボルトカバーはご丁寧にシルバーとブラックの2種類が付属していますが、センターに2個の穴が空いてありその穴からピストンの色が見えてしまうので個人的には、少々マイナスな感じです。
フロント部分。M725のハンドガードはM4と違ってXMタイプの細身ハンドガードを装備。しかし、G&Pから単体では発売されていなかったので仕方なく、G&P製のA2ショーティーフロントキットを購入(製作していた時は、このセットは販売されていませんでした・・・)しハンドガードだけを抜き取り使用。ハンドガードはM4に比べると艶があり一回りほど細く個人的には握りやすいです。
セパレートタイプの9.6VバッテリーとFETスイッチを入れても負担無くハンドガードに収まります。ガスチューブは邪魔になるので、切断して前方と後方だけに取り付け(格好悪い・・・)。
BUSTフレームと言うことで、昔オークションで購入した「バースト回路」を取り付けてみた。かなり昔にTOPで出していたものらしい。取付は至って簡単。本体とバッテリーの間にコネクタで取り付けるだけ。後は、本体のバースト調整ダイヤルで3バーストになるように調整。機械式ではなく電子回路でバースト射撃を制御するためバッテリーの残量によって多少発射弾数が変化してしまいますが、まあ許容範囲と言うことで〜。
G&P製フロントサイトには新旧があり、旧タイプは丸型ポストで今は新型の四角ポストになっています。リアルサイズハンドガードを付けるときの必需品がハンドガードキャップとデルタリング。ハンドガードキャップはスチール製の打ち出し物で肉厚は純正より薄くなってます。デルタリングは専用工具が無ければ、締めづらいので専用工具は必需品です。ガッチリと締め付けてハンドガードを取り付けるとまったくぐらつきません。色は少し光沢の有る黒色。
アウターバレル部分。アウターバレルはGuarder製アジャスタブルスチールアウターバレル、Guarder製A2タイプフロントピース、G&P製フラッシュハイダーを使用。アウターバレルにはしっかりとNATO刻印が入っています。フラッシュハイダーはスチールの削り出しで綺麗な仕上がり。イモネジ固定じゃないので下部も綺麗です。
グリップはG&P製の強化グリップ。マルイ純正よりも3mm細く握りやすい。仕上げも純正のようなツルツルではなく表面がブラスト加工されています。グリップの蓋はヒートシンクになっていて放熱効果を考えていますがどうなんでしょうね?蓋を取り付けるネジが六角ネジで閉めづらいですがモーター位置の調整ネジがマイナスになっているので調整は純正より楽になりました。
ストックはマルイ純正。仕上げもよくカスタム品を付けるよりいいかな?と思いそのまま使用。ただし、ストックチューブは頬付けしたりすると油で塗装が剥がれてしまうので一度、塗装を落としてからダークパーカー等で再塗装した方が綺麗になります。
Guarder製アジャスタブルスチールアウターバレル。3ピース構造になっていてバレルの根本をイモネジで固定する事でアウターバレルを5mm前後、長さの調整が出来るようになっています。これを使用するとリアルサイズからマルイサイズ全てのハンドガードが利用できます。アルミタイプも出てますがイモネジでアウターバレルを締めるので耐久性を考え今回はスチールタイプをチョイス。また、フロントサイト前方からフロント部分を取り外しできるので、M4タイプの”くびれ”タイプを付けてM727も再現できます。元々はくびれタイプが付属していました。
G&P製のフラッシュハイダーはスペンサーとOリングを挟んで位置を調整出来るようになっています。お陰で、フラッシュハイダーをイモネジで締め付けなくて済むのでマズル下部にイモネジ用の穴が無くなりスッキリとしたマズルになりました。
M725 CARBIE 仕様
使用パーツ パーツメーカー
●本体
・M733COMMANDO 東京マルイ
●フレーム&グリップ部分  
・M16A2用アルミフレーム G&P
・A2タイプ強化グリップ
●メカボックス部分
・ピストンヘッドPOM LayLax
・ステンレスシリンダー
・エアロシリンダーヘッドVer.2
・シーリングノズル
・EGベアリングスプリングガイドVer.2
・スプリング90%
・ノーマルピストン 東京マルイ
・バースト回路 TOP
・FETスイッチ 自作
●バレル&チャンバー部分
・EGバレル363mm LayLax
・ストライクチャンバー
・メタルチャンバー G&P
・H-HOP
●フロント部分   
・A2タイプフラッシュハイダー G&P
・リアルタイプデルタリング
・リアルタイプハンドガードキャップ
・フロントサイト
・ハンドガードキャップ
・M4タイプハンドガード
・アジャスタブルスチールアウターバレル Guarder
・A2タイプスチールフロントピース
●ストック部分  
・アジャスタブル4ポジションストック 東京マルイ
・スチール製ストックリング LayLax
●参考
・M16系分解手引き モケイパドック