遙か3聖地巡礼鎌倉ツアー その1

※遙かなる時空の中で3シリーズ(愛蔵版含む)のネタバレを含んでいます。未プレイの神子は注意!

2010年6月某日。

そろそろ紫陽花の季節だね。紫陽花といえば弁慶さんの季節だね。ということで鎌倉に行ってきました。
もちろん目的は遙か3の聖地巡礼。

参加者は以下の二名。
私:弁慶さん好き。鎌倉は紫陽花目当てに数度行ったことがある程度。
Iさん:直純さんファンであっつん好き。今回で巡礼数度目という玄人。
必然的にIさんに引っ張っていってもらうことに。

当日は朝八時に鎌倉駅前に待ち合わせ。
自宅を出たのは五時半過ぎ。電車を乗ったのは六時…
八時なんていつもは出勤で家を出る時間…

紫陽花を見に行くなら朝がいい、と言われたのもありますが
もちろん目的はできるだけ多くの場所を回るため!
片道二時間かかるのでとにかくできるだけ回っておかないと。




待ち合わせよりも少しだけ早く着いたので、さっそく鎌倉駅をパシャリ。
ちなみに今回愛蔵版迷宮のプレイが間に合わなかったため、
数年前のPS2版迷宮のかすかな記憶に頼って巡礼しています。
ここもよく考えたらちゃんと背景の角度があったんだ… すっかり忘れていたけど。

到着報告だけでもしておこうかと携帯をひらいたらIさんから到着メールが。
どうやら私より早く到着していたらしい… テンション上がりすぎてメール確認忘れてた。
ただでさえ待ち合わせ時間早いのに前倒しで集まるとか、二人とも本気すぎてどうなの。

無事合流して江ノ電乗車。今回は江ノ電乗りまくる予定なので一日フリーパス購入。
混雑する前に紫陽花を見に行くために長谷で下車するはずが、アナウンスはいつのまにか稲村ヶ崎…
ガイドブックと会話に夢中で乗り過ごすというアクシデントに見舞われつつも、なんとか極楽寺下車。


 

極楽寺駅だー! 望美と有川兄弟の最寄り駅!
ここも背景にある右ポストをフレームにおさめ忘れた…
ヒノエが花を降らしてこないかと思って期待したけど、残念ながらそんなことはありませんでしたよ!

ちなみに極楽寺駅のすぐ近くに、江ノ電唯一のトンネルがあります。
遙かとは関係ないけど、かわいくておすすめ。


駅の反対側には極楽寺があります。残念ながらここは撮影禁止。
極楽寺から住宅地の方に五分ほど歩くと熊野新宮もあります。
別当のために向かってみましたが、残念ながら朝の熊野新宮には猫一匹がいるだけでした。




成就院。入口の階段の両脇に紫陽花がぶわーっと植えられていてすごくきれいでした。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、一番上にのぼると紫陽花の道の奥に海が見えるんです!
六月下旬の紫陽花はばっちり見頃でした。


 

星の井。秋の鎌倉で怪異が発生するところ。




海岸沿いを長谷方面に歩いていると、烏を発見。(写真はブレブレだけど…)
これはきっと熊野の烏に違いない!とはしゃぐ二人。
「熊野の烏ってすごいね!」
「まあね、なんたって俺がすごいからね」


 

御霊神社。景時さんの御先祖さまの鎌倉権五郎景政を祀った神社。
イベントは発生しなかったけど、確か迷宮で景時さんが行ってみたいって言っていたような。 入り口のまん前が江ノ電の線路になっていて、極楽寺方面を覗くとさっきのトンネルが見えます。


紫陽花で有名な長谷寺へ。時間が早かったおかげか並ばずに入れることが出来ました。
でも入り口には列整理用のロープと80分待ちまで表示できるボードが… 休日行かれる方は気をつけてください。

 
 
 
 

長谷寺はとにかくたくさんの種類の紫陽花があって圧巻! 一番上にのぼると海も見えます。

ここで紫陽花ツアーは終了。いざ江ノ島へ。
江ノ電江ノ島駅から少し距離があるので、弁天丸で江ノ島裏側まで一気にショートカット。
時間が早いせいかほぼ貸切! 風を切って進む船はめちゃくちゃ気持ちよかったです。片道400円。

 

岩場で釣りをする人を眺めながら、リズ先生いないかなあ、とか。

江ノ島の裏側で船を下りると、江ノ島岩屋はすぐ目の前。
フナムシが走り回る岩の上を歩くのはとってもスリリングでした。時々いろんなものが落ちてるし。

岩屋を見た後は階段をがんがんのぼって上へ。がんがんがんがんのぼってとにかく上へ。
反対側はエスカーがあることを考えると結構しんどい道ですね……
行きをエスカーにして、帰りを船にすると体力的には一番やさしいかもしれないです。


 

お昼ご飯は江ノ島で生しらす丼。運良くテラス席に座れることが出来ました。正面は全部海。
狙っているのかとんびがずーっと飛んでいました。
江ノ島ビールも飲みやすくてなかなか! かわいくて持って帰りたくなってしまいそうなビンでした。

余談ですが、偶然にもここって孤独のグルメで出てたお店だったようで。
まさかなーとは思っていたんですが、自宅に帰ってから本を見て確認したらやっぱり!
私は生しらす丼でしたけど、Iさんが五郎と同じ江ノ島丼食べていたのでよしとしよう。
焼きはまぐりとかチェックし損ねたのがちょっと残念。

食後にまたがんがん階段をのぼって、なんとか上に到着。
天気のせいもあって汗だくだくだし、ビールはほどよく回っているし…


 

白龍と鳴らした龍恋の鐘。最初に行った時は数組のカップルがいたので、少し離れたところで静かに待機。
カップルが去った隙を見計らって二人でダッシュ! がんがん鳴らしてきました。
私たちもエア弁慶とエアヒノエ連れてたんでダブルデートと言えなくもないですけどね///


 


続いてサムエル・コッキング苑へ。弁慶とのクリスマスイベント!
ここもうろ覚え撮影だった気がするけど、後ろの展望台が入っているから及第点で。
事前知識なしで行ったんですがここは庭園なのかな。
でも弁慶らしいデートスポットだなあとは思いました。キザ男め……!

クリスマスにはガーベラの花束を持って来ようと誓いました。
それにしても弁慶さんはあのシーンまでどこに花束を隠していたのか。フードかコートの中か。
そもそも神子とデートに行く前に用意してたのか……謎が深まります。

展望台の方も眺めがよくておすすめ。
エレベーターでも階段でも上り下りできます。


 

江島神社。ここの白龍に願うといい声にしてくれるとか。
さすが白龍……! そうですよね、白龍いい声ですもんね。

この後は山を下り、江ノ島駅に戻ってお隣の腰越駅へ。
江ノ電腰越駅はホームが車両よりも短いため、1両目に乗ると下車できませんので要注意。


 


腰越駅から満福寺へ。駅から大きい看板あるから私でもすぐわかる! 徒歩三分くらい。
源義経が腰越状を書いたとされるお寺で、五条的にはとってもテンションの上がる場所。
とにかく義経と弁慶ゆかりのものが多かった!

弁慶の手玉石とか腰掛石とか。お寺の中にも名場面を描いた鎌倉彫の襖(?)があります。
義経が書いた腰越状のコピーと解説文が購入できるのですが、訳がなんとも九郎さんらし……いやいや。
本編中でイベントがあるわけではないですが、五条好きなら行って損はないかと。


 

満福寺から海岸線沿いに歩くと、鎌倉高校前駅に到着。
ホームのすぐ前は海! 海岸を歩いてて電車に乗り遅れたっていう望美と将臣の会話にも納得。
こんな道を毎日通えるなんて鎌倉高校生がうらやましい……
左の写真の奥に見えるのが江ノ島とサムエル・コッキング苑の展望台です。


予定ではこの後江ノ電で鎌倉駅に戻り、レンタサイクルで報国寺に向かうはずだったんですが
なぜか鎌倉駅に着いた時点で四時五分前。そして報国寺の拝観は四時まで……
せめて朝比奈切通しまで行ってみようと思ったら、レンタサイクルの営業は五時までとのこと。

……考えた結果、今回は東方面はあきらめて西鎌倉方面に向かうことに。


まずはあっつん、まさおイベのあった図書館へ。
鎌倉駅近くの図書館という話を聞いて行ってみました。駅から十五分くらい。
棚の種類や配架の感じがまったく同じとは言えないけど、大体ここかなというポイントがちらほら。
図書館なので撮影は出来ませんでしたが、おそらくあっつんがいたのは二階の郷土資料の辺りかと。


ここから予定になかったハイキング開始。
まずは佐助稲荷へ。鎌倉駅から佐助稲荷への道って軽く山を登る感じなんですね……。

 

佐助稲荷は荼枳尼天のお社で、調査に行った弁慶さんと会うイベントとか発生するところ。
背景があんまり記憶になかったので、きちんと写真を撮れなかったのが心残り。
お社の近くにはお稲荷様がたくさん並んでました。ディスコミ思い出してちょっとテンション上がった……!


お次は銭洗弁天へ。
源氏山公園に行く途中だったんですが、社務所が閉まっててお金が洗えなかったのが残念。


銭洗弁天を出て山をどんどん登っていくと、やっと源氏山公園に到着。
景時さんとバドミントンしたり、ヒノエと昼寝したり空をかける舟にようこそされたりする場所。
「猫いないかなあ。いるといいなあ、猫」
「今日ずいぶん猫見たし、いるよいるいる!」
なんて話をしていたら、

 

いた!!!!!!!!!!
ちょっと頼朝公より手前の場所だったけど、ちゃんといた!
Iさんの別当パワー恐るべし……

でも頼朝公の正面は芝用のパネルが貼られてて、とても昼寝する感じじゃありませんでした。すぐ背中が痛くなりそう。
あんなところで昼寝できるなんて、さすが海の男は違う……


源氏山で巡礼感が上がったところで、八幡宮方面に移動することに。
来た道を戻るのは簡単だけれど、また鎌倉駅に戻ると時間が掛かってしまう。
源氏山からまっすぐ東に向かっていけば寿福寺を抜けて八幡宮に着くはずだ!

という根拠のない自信のもとに寿福寺方面への道を降りていく私たち。
進むにつれて、舗装されていない道が目立ち、山道状態に。
不安になって看板を見ると「化粧坂」という表示。
「ああよかった、ここはちゃんとした道だ」と思って先へ進むと、

Iさん「私この道通ったことある……」

前回の巡礼の時にこの道を逆(八幡宮→源氏山)に通ったらしい。
そしてこの先にはまだまだ険しいところがあるとか。
でももう今更戻るのも面倒だし、時間もあんまりない。(この時点で18時前)
結局そのまま降りたんですが、その道が本当に酷かった。
両手を使わないと降りられなかったり、岩を飛び降りたり。

「神子、なぜこの運命を選んだ……!」
「また私は間違えてしまったのか……」

リズ先生の真似でもしないとやってられないレベルの道でした。
次こそは運命を上書きしよう、と約束して下りたところは壽福寺の墓地。
墓地の看板には、私たちが来た方向に向かって「源氏山公園」の表示。
本当に道だったんだ、と二人して脱力。
無事下りてこられたのはよかったけど、写真撮らなかったのだけが後悔。
あの険しさは口では伝えられない……けどまた行くのは嫌だ……

※ちなみに後で確認したところ、この道は切通のうちの一つ、化粧坂切通だったようです。
 ちゃんとした化粧坂はちゃんと別にあるみたいでした。ただ、北鎌倉方向のようです。


 


そんなこんななんとか鶴岡八幡宮に到着。
大銀杏から芽が伸びているのに感動しました。
時間も遅くなっていたのでお参りをして、お守り購入。




お夕飯には少し早いけど、小町通りに入ってキャラウェイで夕食。
まさおが秋の鎌倉で思い出話をする時に話題に出るのがこのカレー屋さんだそうです。
何種類かあげてたけど、そのうちのカレーを選択。おいしかったです。
量が多くていい、とまさおが言うだけあってなかなかのボリューム。
小盛も注文できるので女性は小盛の方がいいかも。
ご飯だけじゃなくてちゃんとルーが多いのがいい!




若宮大路を海方面に向かって歩いていると、リズ先生とまさおのガード下。
微妙にサイズが違うのか、スチル通りの構図にはなりませんでしたが確認するとかなり似てます。
ここで一気に巡礼度があがって写真を撮りまくる二人。
今更ながら、他の人から見たらさぞ異様な光景だったでしょうね……


この時点で午後七時過ぎ。
鎌倉はお店が閉まるのが早く、飲食店以外はほとんどシャッターが下りてました。
でも帰るのはまだ早い。せっかく来たのにもったいないということで、急遽海に行くことに。
ガイドブックを見て、海岸に近くかつ砂浜に下りられそうなところを探して稲村ガ崎に行くことに。


……海はすごかった!
海行くこと自体はそう久しぶりでもないんですが、夜の海ってとにかくすごい。
魔力があるっていうのもわかる気がする。
水平線は暗闇に溶けて見えないし、静かなせいか波音はすっごくクリアに聞こえるし。
砂浜に下りる階段に腰掛けてしばらく海を見ていただけなのに、なんかすっごく感動した。
入水したくなる気持ちがわかりました。吸い込まれそうなんですよね。

二人して夜の海を写真におさめるのに夢中だったけど、月もなくて全然何も見えないし映らない……
青ざめた海に飛び込んで手招きするって言ってたのにそれもやらなかったし!
次回はもう少し早い時間に海に行こうと約束して、海を離れました。




鎌倉に戻ってきて帰る前にミルクホールへ。
てっきりあっつんとの藤沢デートがここだと思ってたんですが、
他の方のレポによるとこっちのお店は譲イベらしい……?
お店の方に許可をもらって撮影したはいいけどぶれすぎた。
テーブルにクロスがかかっていればあっつんスチルの雰囲気には似てるような。

ミルクホールではゆっくり紅茶をいただきました。
雰囲気もいいし紅茶もおいしいしで素敵なお店でした。



九時過ぎにお店を出て、Iさんと別れて帰りの電車に乗車。
帰宅は十一時でした。本当に疲れた……

でもめちゃくちゃ楽しかったです。行ってよかった! Iさん案内ありがとう!
全部回れなかったのが残念だけど、それはまた次回行く楽しみができたということで。

とは言いつつ、この時点ですでに翌週も鎌倉行きが決定していたのでした……
ということで鎌倉レポその2へ続く。