皐月





汚れちまった悲しみに


とうとうゴールデンウィークも終了です。まだ続く人もいるとは思いますが、私の場合は今日でオサラバです。一週間でしたが、前半は里帰りして飲みに行ったり食べに行ったりしておりました。そのせいか、後半になると胃の調子がいまいち悪くなりトイレに駆け込んでおりました。これが俺の休日か?


なのでお家でおとなしくして本を読んでおりました。実家にはハリーポッターの本がありましたので、暇つぶしに読んでおりました。読んだ方はお分かりになると思うのですが、この本はシリーズが進むにつれページ数が増えていってます。一作目は一冊だったのに気づけば二冊になり、しかもだんだん分厚くなっております。


ページ数増えた分、内容が凝縮されていれば問題ありませんが、そうでないので読破するのに苦痛な点もありました。「ここ、はしょっていいんじゃない?」と思ってしまうのです。早い話が無駄に長いと。それでも内容自体はそこそこ面白いのでまあいいかなっとも。映画も見たのですが、時間に制限があるのか省略しすぎ(笑)。本は長く、映像は短いという典型的な例ですな。


いつも思うのですがこういう魔法モノをみてると、魔法で火や雷とか使う事できるのに、どうして金や自分好みの女の子をだせないのか理解に苦しむのです。妙なところで制限がついてて、錬金や人間とかは作れないとかになっております。いつからそういう設定になってるのか気になるところですが、おそらく倫理的なものが働いてこういう事になってしまったのでしょう。


仮に私が魔法モノの物語を書くとしたら、そこらへんは容赦なくやりますな。主人公は私で、魔法が使えるようになったら空から女の子が降らせて恋におちるようにして、そいでお金をザクザクだして幸せに暮らすというハッピーエンドで締めくくると。うん、誰も読まない。大人になんてなるものじゃないな・・・。






翼の折れたエンジェル


若者らしく合コンに行って参りました。英語でいうとGO☆コンパニオンでしょうか(違います)。会社帰りに行く予定だったのですが、こういう時に限って沢山仕事を押し付けられてしまいあわや行けなくなりそうでした。ですが、気合と根性で何とかしました。いつもは仕事こなすの遅いのに、こういう時に限って力を発揮できる自分が大好きです。


構成は五対五。女性陣はまずまずの顔ぶれでなかなかでした。そうなると私は張り切って場を盛り上げようという気にもなります。無論、はじけすぎないようにひかれないようにやるのがポイントです。調子に乗りすぎて嫌われるのが今までの人生で多々ありましたので、いい加減学習しました。だってももう26歳なんだもん。ふふん。


そのせいあってか、「この中で誰が格好良いと思う?」というアンケートコーナーにて私に一票だしてくれる女性がいました。五人中一人でもそういってくれるのはやはり嬉しいものです。なので「自分を選ぶなんてトモミ(?)、オマエは良い女だ。今夜の標的は決めたゼ・・・」とNGワードを出さないように迫ってみました。おお、我ながらDA・I・TA・N!


でも話をしてみると「勘違いしないでくれる?あれはリップサービスよ」といわんばかりのオーラが徐々に醸し出されてきまして・・・ハイ。まあ結局アレでして、なんというか何もなくて、携帯番号も聞く事ができなくて、つまりその・・・何もなかったよ>いつもどおりのオチ






悲しみと怒り


土曜の夜に映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を見ました。昔のディスコを見てこういうノリが好きな自分がいることに気づく。当時も今も、週末までは働き土曜にハッスルする構造は変わらないものですな。歌って踊って飲んで男と女がいちゃついて・・・ふう。


人が変わらない事で思ったのですが、最近のニュースを見ておりますと、人ってのは案外「悲劇」を求めているような感じがします。JR脱線事故が連日のように放送されてますが、関係者はともかく、(公共施設なので必ずしもいえないが)無関係な第三者による抗議がやけに目に付きます。


JR西日本の責任は当然ありますが、マスコミやそれに便乗した正義気取った方々による抗議というか嫌がらせが好きになれません。それは単に怒りを吐き出しているだけだからです。客観的な原因調査や対処方法、改善について何も提案してませんから。勿論ある程度は誰にでも怒りは感じるでしょうけど、限度があると思うのです。


自分に非がなく、他人に対して徹底的にバッシングする事は一番気が楽ですしね。まあ日々の生活の不満を、身近な悲劇のニュースに転換する事で鬱憤晴らしてるのでしょうけど。その点だけを考えれば先月起きた中国のデモと何ら変わりないですな。生活に不満があったり、暗いニュースばかり見ていると皆そうなっていくものなのでしょうかネ。


とまあ、サタデーナイトフィーバーを見た後にこんな事を感じる自分は一体何なのでしょう。もしかして私もおかしい?なおこれは社会的問題とか扱ってないです。若者の青春って奴なのでそんな小難しくないですよ(一応フォロー)。






それでも「らいふ・ごーず・おん」


月に一度は出張にいってるのですが、その帰り道に上司の車がエンストしまして高速道路で立ち往生する羽目に。五月といっても北陸の夜はまだ寒いので、風邪を引いてしまいました。頭痛・腹痛・歯痛(虫歯の治療)に悩まされる週末です。畜生。


もしも平日だったら休めるのになーとは思う一方で、でも週末ならば休みとらなくてもいいし他の人に迷惑かからなくていいしなーと思うのです。嗚呼これが日本人ならではの会社的奴隷根性って奴なのでしょうか。私もついに社蓄らしくなってきましたな。


とはいえ、何もない週末とはいえ一日中寝るだけというのも厳しいです。保険会社のおばちゃんが「今から自動車保険について相談したいのだけど、行ってもいい?」というテレフォンコールしかないのもこれまた厳しいです(無論断りました)。幸せってのはどこにあるのでしょうか?少なくとも、私の心の中にはありそうにないです。









今は一人暮らしなので私は自炊しております。高給取りでないので、否応なく食費を安くしなければいけません。なもんで外食は控えめにし、自分で料理をこしらえるようにしております。こういう事言うと、同僚からは「マメだな」とか言われます。男で自炊というのはやはり珍しい事なのでしょうね。


自炊してるせいかよく「料理が好きなのか?」ともいわれます。好き嫌いではなく、ただ作る人間と費用を考えると自分でやるしかない環境だからやってるだけにすぎないのですけどねえ。あと料理というのは、私に言わせれば化学の実験と同じなんですよ。


レシピ通りに材料を用意し、必要な分量を計算し、味付けも適当にやれば大概は問題なく出来上がります。また「料理は愛情」とかいう人もいるようですが、それは忍耐力にあたると私は考えております。下ごしらえは地味な作業ですし、長時間何かを煮込む時などを考えればある程度我慢強くやっていかないと駄目でしょうから。愛=忍耐力というのは短絡的な考えですが、ある程度は当てはまってると思うのですが如何?


とまあ「料理は化学だ」という持論を展開すると、「HAHAHA」と笑われるか「理解できない」と哀れな視線で見つめられるかの反応が返ってきます。「・・・いつの時代も天才は理解されないものだ」と一人思ってるのですが、誰か同調してくれる人はいないのでしょうか>意外と寂しがり屋