長月





気がつけば


9月も終わりでした。再就職活動中のシンドです、こんにちは。就活はボチボチな感じです。会社面接の時、「ぐだぐだ言わずにさっさと雇えよ」という声をグッと堪えながらやっております。あーでも、一回くらい言ってみてえ。


転職活動中は忙しくなるかなーと思ってたのですが、意外とそうでありませんでした。最初の頃はすったもんだというカンジで忙しかったですが、一つ落ち着くと時間が余る展開となりました。


その余った時間は当初、睡眠に費やされてました。約4年間の一人暮らしで疲れたのか、実家の部屋で寝ると海底に沈むかのようにグッスリ。本当にすごい眠くてたまらんかったのですよ。自分ではそう思ってませんでしたが、意外と疲れてたのかなあと。


でも休息をとり体力が回復すれば、人は快楽を求めるようになります。自分好みにカスタマイズされた部屋に引き篭もり、食っちゃ寝しながら、楽しく静かに暮らすようになります。そして「俺は楽しいことだけして生きるんだ!」という現実逃避が生じる事となります。これが俗にいわれる「ニート」への第一歩です。


ぶっちゃけいいんですよね、この生活。好きな時間に起きて、遊んで、食って、寝る。不規則な生活ほど楽しいものはありません。この時になれば「自由って素敵ネ」と錯覚を起こすようになります。私も「オレ、自由人」というタイトルの映画で主演できるんじゃね?と最近思うようになってきました。


でも思うのです。30代独身の男が無職で引き篭もるというフレーズは、世間的には認められるものでありません。親からは白い目で見られ、ご近所からは変な噂が立ち、友人は去っていくのでは・・・と気持ちが病んでいく。最初は良いですが、こんな風に後から心がぎすぎすするようになるのでは・・・と?


いけない、いけない。そんなんじゃ新聞のすみっこによくある、コンビニ強盗し逮捕され終了という哀れな末路を辿るでしょう。ならば早く就職できるように頑張ろう、と自分に発破をかけている一方、「このままでもいいじゃん。堕ちてこうよ」という声があるのです。ああ、ボクはどうすれば・・・>働けよ