神無月





熊野古道


秋は気候としてすごしやすいので、ちょっくら旅行に行ってまいりました。場所は熊野古道。前から行ってみたいと思いつつ、車で6時間かけてようやく山のふもとにたどり着くという道程があるため踏ん切りがつきませんでしたが、9月の三連休の時に行ってきました。


本格的に登山するのではなく、熊野三山という神社巡りと那智の滝をみようというツアー。実際は車でいけるので、山歩きはあまりしませんでした。那智の滝あたりくらいでしたかねえ。久しぶりのドライブということでわくわくしながら行ってきたのですが、沖縄に台風が来てたころでして、なんでか三重・和歌山あたりにまでどんよりとした雲がきて大変でした。


意外と綺麗。


熊野三山とは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の3つの神社の総称。地図で見ると各神社を見るとなると一〜二時間の移動がかかり、一日で行くと疲れました。しかも雨が降ったりやんだりとして、旅としてはよろしくない展開でしたね(移動が雨だったからそれほど悪くはないですが)。


ここから登ります。


那智大社は傍に那智の滝もあります。そのふもとに車をおいて、一時間かけて古道を歩いてみました。さぞかし神秘的な空間で、清清しい空気にあふれてるんだろなと思ったのですが、当時土砂降りでして、カメラのレンズが曇るくらいにむわっとした湿度にあふれてました。


いまがシャッターチャンス!


土砂降りの中、苦労してたどり着いた那智大社。そこで一番景観がよいとされる所で、那智の滝の写真を撮りましたが、ご覧のように雲がありまくりで大変です(湯煙ではない)。本来なら青空があるのですが、それは読者の皆様のご想像にお任せします。なお、この滝を撮るまで15分位待っておりました。


滝のふもとにもいけたのですが、さらに近くにいこうとするとお金をとられ、そこのお水を飲もうとするとお金を取られるという商魂たくましい現場に立ち会えました。スピーカーで案内もありまして、「本日は雨により、いつもよりも増量しております」という掛け声まで。神社の方がやってたので、お金がそこまで必要なものなのでしょうか。せちがらいものですのう。


おのぼりさんが小さいのです。


最後は熊野本宮。本殿は写真とったらあきまへんと言うお触書がありましたので、入り口だけにしておきます。おのぼりさんがたくさんありまして、小さいものもありました(何故か販売もしてます)。ここで一番心に残ってることは、カメラ撮影しようとすると、湿度で曇ってしまい全然撮影できなかったことです。これが神様の力なのでしょうか・・・。


でかい。


熊野本宮のあたりをうろついてると、でっかい鳥居がありました。その下にはご立派な神社か何かあるかと思ったのですが、ありませんでした。何かしら意味があるのでしょうけど、当時おなかがすいており、「通り道にあったあの店でカツカレーを食おう」ということだけはよく覚えております。


さて、念願だった熊野古道旅行記は以上です。ドライブがてらカメラもって、お気に入りの服でルンルン気分の旅行となる筈でしたが、天気ひとつで大変な結果となりました。やっぱり、お天気って大切ですね。台風情報はしってましたが、遠い沖縄にいるから大丈夫と思った自分が馬鹿でした。台風なめんじゃねえって感じです。


あ、でも今回は登山用のズボンを初めて使用したのですが、めっちゃ撥水かかっており、シャツはびしょ濡れになったのに、ズボンは全然乾いてるという状態でした。登山グッズすげえ。悪天候の時に身をもってしったので、自分の中では登山グッズブームがはやっております。別に登山しませんけど。