玄人編
おいオマエら、濃い氷室ファンか?もしそうじゃないなら帰りな。ここはマニアックなファンが来る所だ。素人レベルじゃ話がわからないからな。もしそうなら、ちょっと一つ読んでいってくれ。きっと満足できるライブの話題があふれているだろうからな。でもついてこれないならば、顔を洗って出直してこい。さて・・・どのくらいの奴らが最高レベルまでいけるかな? レベル1
まず、熟練者が氷室のライブに行く時、全曲知ってるようになってる筈だ。タイトルは見てもいいことにしてやろう。それでも歌えない奴は帰れ!お前は通じゃねぇ・・・さては暴威のスパイだな?ここはヒムロック専用だ! レベル2
「いきなりこんな低レベルか?」と溜息つくそこの氷室ファンよ、すまねえな。暴威とソロとの違いがわかってない奴等を消さなきゃならねぇんだ。 じゃ次いってみようか。通な氷室ファンならば当然「ANGEL」、「サマゲ」、「WILD AT NIGHT」はそらで歌える筈。途中でとちったり、歌詞を忘れるという奴はいない。もしも、「ファンだぜ」といってる奴が歌えなかったら即死刑。俺が許す。氷室のこの有名な名曲を歌えないという輩は、氷室ファンにあらず。まあ、この辺は当たり前の話なんだが。 レベル3
氷室のライブ会場内もしくは周囲には、グッズが販売している。知ってるとは思うが、かなり前に発売したCD(シングル・アルバム)も置いてある。しかも初回限定版と銘打ってある奴がだ。普通なら「まだ売れ残ってたのか・・・」と思うだろうが、違うぜ。それはおそらく、会場でしか発売されていない限定中の限定モノだ。真のファンならそう思い黙って通りすぎろ!間違っても「これ、人気ないのか?」と周囲に洩らすな。何も言わないのも、愛だぜ・・・。 レベル4
年季が入ってる奴は知ってるだろうが、「TASTE OF MONEY」がライブで始まる時、氷室は「金が全ての世の中じゃねーぞー!」と言う。「どれだけあれば愛を売る!」のフレーズを意識してのことだろう。しかしここで、『金が全てじゃないって格好いいこと言ってるけど、高いチケット代+グッズを販売してるのは何?』と痛い所をついては駄目だぜ。ファンはそんなこと承知の上で見に来てるのだからな。お金っていうのはしょっぱいものなんだよ。 レベル5
金の話題でもう一つ。氷室のコンサートグッズは基本的に高い。クロムハーツといった高価なアクセサリーも扱ったり、しかも最近は本人プロデュース「パーソナルジーザス」といった、これまた高価なグッズを販売してきやがる。 だが氷室ファンはブルジョワジーが多い。大半が社会人だから金持ってる。クロムハーツ装備してくる奴もいる。家族で来る奴もおり、音楽もわからん餓鬼が会場にいるわけだ。苦労して手に入れた高いチケットをこんな餓鬼が・・・と思うだろう。また、高い氷室グッズを全種類購入する光景を前にすると、「ていすとおぶまに〜」と思うだろう。 その強く握りしめた拳を使えずに、言葉をなくしてしまう状況が多々ある。その時はこう思え。「俺にはCDがある」と。真の氷室ファンにはCDがあればいいのだ。「教会の宝は聖書」というように、ファンの宝はCDだ。だから金持ってない奴は堂々と胸を張って販売ブースを横切れ!涙はみせるんじゃない! レベル6
ここからはライブ実践編といこう。中途半端な氷室ファンにありがちなのだが、自分の好きな曲を好き勝手に大声で歌ったり、バラードの時に手拍子する輩がいる。迷惑だからやめろ。氷室の声を聴きにきてるのに、違うもので遮られたら誰でも不愉快になる。 ちなみにライブ中での自己体験では、曲と曲との間の時に後ろから「ホンキートンキークレイジー!」と観客が歌い始めた事がある(マジで殺意がわいた)。自分を開放するのもたいがいにしてくれ。氷室と掛け合いをする時だけ叫んだりして、上手くメリハリをつけろ!そのほうが皆楽しいぜ。 レベル7
お前らは「GONNA BE ROGUE?」という曲を知っているよな?知らん奴は恥を知れ!熟練者がこの曲を知らないというのは犯罪に値する。無知な奴らの為に説明すると、これはアルバムには収録されてはおらず「Girls Be Glamorous」のシングル、つまりカップリングとして入っている。 「COH」のライブ以降、終盤あたりに演奏されてるが、掛け合いが対応できる奴とできない奴らの温度差が激しい。この曲に対応できるかどうかで、その日のファンの質がきまるといっても過言ではない。初心者ならいざ知らず、長年ファンやってる人間ならば、掛け合いはビシッときめてくれ。 レベル8
ライブじゃ氷室は客と歌の掛け合いをしており、大概は曲のサビの英語部分を歌わせている。「WILD AT NIGHT」がいい例だ。そういう部分じゃファンはここぞとばかりに叫んでいる。それはいいが、「Girls Be Glamorous」でちと問題がある。ぶっちゃけ、この客パートが歌いきれてない。詳しく言えば
※群馬の県境:氷室の生まれ故郷、ちなみに10月生まれ。 ※裸でコーヒー:シーツの波間を漂った後、裸のままでコーヒーを入れる。 レベル9
そろそろ最後にしよう。何度もライブに行っている奴なら知ってる筈だが、氷室の「もう一曲いってもよいですか?」発言だ。この科白は「次の曲で終わりだ」という意味を持っている。この科白が出てくるとファンは 1:もう終わりかよ! ↓ 2:もう一曲は駄目って言えばここで終わるので嫌 ↓ 3:仕方ないので「いいぜ」と叫ぶ これは「1:哀しみ」から「2:ためらい」に変わり、そして「3:怒り」へと行きつく。この間約コンマ五秒だ。悲しみを怒りに変えて叫ぶ構図がここにある。だが、氷室の巧妙な心理作戦に逆らえないようできている。ファンには成す術もないが、せめて腹の底から「いいぜ」と応えたい。 ※2000年にあった「BEAT HAZE ODYSSEY」ツアーまではその科白言ってたが、それ以降は一部除いて言ってない(2009年2月時点)。もうこの科白は言わない可能性がある。いつ終わるかわからないが、最後まで気合を入れてライブを締めようゼ! さあオマエら、このテキストはどうだった?「厳しい」「無理だ」という弱音は聞きたくないぜ。真の氷室ファンなら出来る筈だ。また今まで気がつかなかった気構えについても理解して欲しい。これらを実際にやれるのならば、ファンの中のファンだ。ライブじゃ共に楽しもうぜ。それじゃアディオス! |