ホーム・チームライブ「１〜ベスト〜」＠シアターサンモール／2002.1.29
怒濤のお笑いウィークをとりあえず締めくくるのがこのライブ。待ちに待ったホーム・チームの初単独。
彼らはやたらと深夜枠のバラエティに出まくっております。シャカと一緒に（笑）。
だけどテレビでの若手芸人の扱われ方って結構見てて辛くなるのが多くて。純粋なネタ番組ってないんですわ。
だからこそ楽しみにしていた単独ライブ。ふたりの仲良しぶりを生で見られるのも嬉しくて。
雀がイマイチだっただけに（笑）やたらと胸弾ませて到着したサンモール。開場前にたむろする制服軍団におののく。
客層若いんだろうなと予測はしていたけれど、会場入りして更におののく。制服ばっかり。若くて落ち着きのない雰囲気。
ちょっと（かなりか？）居心地の悪いワタシたち。そうだよねー、若い子に人気あるんだよねー。
ステージ左端に明治製菓のロゴ。しかし何故明治製菓プレゼンツなんだか……。檜山パパは明治製菓の社長か？（笑）
中央に銀色に光る回転扉が。その上に照明。うーん、お笑いらしいセッティング。
しかしまあいい席だこと。ちょうどど真ん中。傾斜になってるので非常に見やすい。
テレ朝のカメラが入っていたのでいずれ深夜枠で流れるか？よく見たらカメラマンは完売劇場プロデューサー・雪竹さんでした（笑）。
開演。舞台右の白いスペースに（壁に白い模造紙が貼ってあるだけ・笑）映像が映し出される。
映っているのは与座柳テツコとヒヤマヒロシ。与座君白塗りでヅラ……大熊君かと思っちゃった。
要するに７年間のネタをベストテン形式で発表していこうということですな。
ふたりの後ろにあるのはベストテンおなじみの得点ボードなんだけど、紙が貼ってあるだけ。
それを口でドラムロールしながら檜山君が手で開けるという微笑ましい仕組みに（笑）。
ちなみに以下の表記、☆は漫才、★はコントになっております。
☆第10位 与座Ｘ
ヘビメタの出囃子が鳴る中回転扉の上の照明がぴかぴか光って（しかも中途半端な光り具合）回転扉からふたりが登場。
絶対きゃーきゃーなるだろうなと思っていたら案の定で一気に若さ溢れる会場（笑）。
照明と回転扉の組み合わせに「スタ誕？」と言ったらＭちゃんに「年がバレる！」とたしなめられました（笑）。
与座「緊張しますね〜」檜山「いい感じのざわめき具合で」
ネタは与座君が作ったという自分主人公のハチャメチャ昔話。
個人的に大好きなネタなので気持ちいいくらいに笑い転げました。あー心のオアシス……（笑）
★第９位 喫茶店
彼女との待ち合わせのため喫茶店に入った檜山。コーヒーを頼むと店員（与座）がとんでもないものにコーヒーを入れてきて……。
檜山君のノリツッコミが見モノ。でもちょっと無理があったかな？（笑）
☆第８位 卒業
卒業式での風景。うーん漫才は説明しづらくて困る（笑）。
ここで、ベストテンに入らなかった67〜58位をVTRで紹介。なんでそんな中途半端な順位を発表するのだ（笑）。
67位「居眠り運転」66位「欠陥住宅」65位「ＮＯＲＩＫＡ」64位「ジョン（本人たちの名誉にかかわるためVTRなし・笑）63位「避難所」62位「夫婦」
61位「my son」60位「ヤンキー」59位「お見合い」58位「コンビニ」（昔のネタのためVTRなし）
与座「コレはネタ見せで落ちちゃったヤツだよね｣檜山「あんまりそういうこと言わないで」
しかしVTRだけでちょこっとずつネタ見せられてもなんのことやら。「あ〜」って言えるほどホーム・チームに詳しくない（笑）。
☆第７位 ストレス
出てくるときに回転ドアが回る反動で思いっ切り扉にぶつかった檜山君。腕さすりながらの登場。
ストレスが最近たまりまくってる与座。檜山を誘って温泉に出かけるが……。
ネタ中、与座「どうしよう！」という台詞を「どうしようドラえもん！」とアドリブをきかせたら、檜山「どっから見ても檜山さんだろ！」のステキな
ツッコミにメロメロのワタシ（笑）。
★第６位 告別式
会社の同僚である薩摩次郎（漢字合ってるのか？）氏の告別式に出席する檜山。息子（与座）と生前の彼について語り合うのだが、
なんと薩摩氏の正体は……！ネタバレしちゃうと正体はウルトラセブンだったっていうんだけど、明らかにウルトラ世代ではない
ギャルたちが大半だったのでウケはイマイチ（笑）。ワタシは結構わかったんだけどさ。
ここでVTR、中継の徳山さん（誰なんだ？）と繋がる。線路沿いにいるふたり。側を通るのは小田急線……ぴったりの場所で「小田急線」ネタ。
ロケコントっちゅーやつですな。時たま郵便屋さんのバイクが後ろを通ったりと臨場感たっぷり。
☆第５位 空き巣
空き巣に入られた与座。犯人を捕まえるためには空き巣の気持ちになってみないと……。
このネタ中に与座「ピッキング犯の彼女の親父と付き合ってたんだ」と台詞を間違えてしまい、檜山「何カミングアウトしてんだよ！」
檜山君自ら大爆笑。与座「あんまりそういうこと言うなよ！カミングアウトっていうとホントっぽいだろ！いろいろ書かれちゃうから（タイピングするマネ）」
その後も味を占めたらしく与座君わざと同じこと繰り返して言ってた。
服のホコリをとろうとすると与座君がドリフの「エンヤコラ」になってしまい、檜山君にもやらせようとするが
やりかけて顔を手で覆ってしゃがみこんでしまうtoo shy shy boy（笑）。30日はちゃんとやってくれたらしくてちょっとジェラシー。
このネタのツボは膝のお皿がパリンパリンって割れるとこ（笑）。
★第４位 イタズラ電話
与座の部屋に電話がかかってくるがこれがイタズラ電話。悔しがるが相手の方が一枚上手で……。
暗転明けに雑誌をめくりながら与座「ラーメンズか……面白そうだな」に笑う。
イタズラ電話を受けて雑誌をびりびりに破きながら全身で悔しがる与座君に檜山君も思わず横向いて吹き出してしまう。
途中の展開がちょっとだけコワイ。でも最後はほんわか。なんで犬が入ってくるの？（笑）
漫才ではもちろんふたりのコンビネーションの良さを実感するんだけど、このコントで「このふたりはすごい！」と思った。
息の合い方が尋常でないので笑いながら感心するという変な状態。
ここで「もうすぐベストテン！」懐かしいなあ（笑）。女子高生は元ネタわかんないだろうなあ。
新ネタ「ドライブ」。「最近ふたりで遊びに行くってことないよね」と与座君が振って、ハチャメチャなドライブに行くという漫才。
★第３位 卓球
このネタは完売のビデオで見て衝撃を受けた作品。生で見られてラッキー。
この上なく説明しづらいんだが……最初はふたりで卓球をやっているんだけど、そのうちいろんな行動に変化していくという
一風変わったコント。次々と訪れる意外な展開にぐいぐい乗せられていく感じ。上手い。こんなネタ見たことない。大好きなネタ。
☆第２位 通信販売
与座「１回通販の司会やってみたいんだよ〜」そしてめちゃくちゃな商品説明へ。
勢いよく頭を振るシーンがあって、与座「思いっ切り振るとブンって音がするんだよ」楽しそうに何度もやる無邪気な与座君。
与座柳さん、引っ張りまくってなかなか１位の発表をしようとしない。与座「与座Ｘが見たいよー」檜山「もう見ましたから」
☆第１位 ストーカー
与座君がストーカー役になって檜山君をつけ回す。檜山君に電話をかけてきて、「手紙を書いたので、読みます」のくだりが最高。
途中「出るかもな」と言うところ、与座君噛んじゃって「出るかもにゃー」に。すかさずつっこむ檜山君。
ここでベストテンの発表終了。与座柳さん、いきなり男らしい態度に戻ってつけまつげとヅラをはずしはじめる。
あ、ただの与座君だ（笑）。
エンディング。どこかで聴いた90'sな匂いのラップがかかって登場。
与座「この音楽かかるとびくっとしますね」
檜山「自分達が選んだんですけどね。ＭＣハマー」
……爆笑してしまったワタシはおばちゃんですか？（笑）
檜山「わかんないと思うんですけど、出る前にいちいち友情を確かめ合ってるんですよ」
まず普通の握手、腕相撲する時みたいな握手、で最後にグーとグーをぶつけ合っているらしい。
檜山「１回何を勘違いしたのか、こいつが俺に抱きつこうとして。ちょうどグーの時だったから軽く殴っちゃいました」
で、また話はカミングアウトの話題に（笑）。
与座「俺全然ホモじゃないから！ホントやめて。この前外人の男にチューされる夢見て、それから男性不信になったもん」
檜山「お前女性らしいじゃねーかよ（笑）」
仲良きことは美しきかな。
30日には与座君が檜山君のシャツに入ろうとした場面もあったらしく、「あー見たかった！」と悔しがる始末。
相思相愛だからこそできる掛け合い。ゴールデンコンビですな。出会うべくして出会ったふたり。運命感じちゃう（笑）。
やっぱりホーム・チームはコントより漫才の方が好きだと実感。漫才だとネタのラストに畳みかけるように与座君の変な動きを駆使した
ボケ＋檜山君のハスキーな高速ツッコミがマシンガンのように繰り出され、ワタシを呼吸困難にしてしまうのだ。それがたまらなく気持ちいい。
「テレビもいいけど舞台がいちばんです」なんて普通のファンみたいなことをアンケートに書いちゃった。それが何よりの願いだし。
だってエブサタとか桂芸能社とか見てらんない。アイドルと絡むな！ひどい目に遭わすな！そんなのは見たくないのだ。
終演後Ｍちゃんと「こんなに何にも考えず笑ったの久しぶりだったわー」と晴れ晴れした気持ちを伝えたら、
「でもネタ見ながら『やっぱりラーメンズがいちばん』って思っちゃった」……なんてこと！邪念は無用じゃ！
結論：ラブラブなコンビを見てると幸せな気分になれます。いつまでも仲良しでいてください。以上（笑）