ラーメンズ・バナナマン・おぎやはぎ 
  「君の席 vol.2」発売記念イベント@渋谷タワーレコード/2001.9.14

 

関東地方台風直撃の危機の中整理券を求めに出かけた甲斐があった。
椅子席の後ろと壁の隙間に挟まってベスポジゲット。

ほぼ定刻通りスタート。6人登場。
仁くんの巨大猫顔プリント長袖Tシャツに釘付け。相変わらずすごいセンスだ。そして似合っちゃうところが更にすごい。
コバケンは白いシャツの裾ををベージュのパンツの中に入れてきちんとしておりました。
でもシャツの下に着てる黒いTシャツの色がありありとわかってちょっと微妙。このセンスはいかがなものか……。 
「今日は男の子のバレンタインデーらしいですよ」と矢作氏切り出し、微妙に盛り上がらない逆バレンタインデートーク(笑)。
バレンタインから半年後の今日、男性が女性に下着を贈るらしい。初耳や。
ビミョーな感じで「とりあえず自己紹介しましょうか」との提案で小木氏から自己紹介。
コバケンの番になって「えっ!僕はいいよ」と拒否してみせる(笑)。
さっきからうつむいて消極的キャラを装ってたのはこのためか?
「じゃあ俺」と日村氏しゃしゃり出るが、設楽氏に「なんでお前なんだよ」と言われコバケンひとこと「小林です」。
日村氏最後に「そして私が本日のリーダー、日村勇紀です!」とはりきったところでショートコントに突入。

ショートコント、生まれたてのほやほやらしい。立ち稽古してないらしい。
仕切りの日村氏、なんか書いてある紙の裏に書いたネタメモを読みつつ進行(笑)。
さて始めるぞというときになって日村氏「今日メガネ多いぞ!取れよ!」
「だって目が悪いんだからしょーがねーじゃん!」と仁くん+おぎやはぎ。
そしたらコバケン「じゃあ僕外します」……これでメガネ:非メガネ=3:3。
ショートコント開始。1個目のネタ「応援団パート1!」と日村氏が叫ぶが、みんな立ち位置が不明らしくあたふたする。
「みんなすっと入れよ!」……「僕どっちだったっけ」とあたふたする仁くんがラブリィ。
何度か仕切り直しがありながらネタが進行していく。結構笑えたのもあり、微妙なのもあり。
「ちゃんとやればおもしろいんですよ」(矢作)「みんな変なもの見に来ちゃいましたね」(小林)
心霊ビデオネタがヒットだった。何だかんだ言って息が合ってるところが素晴らしい。

声帯模写コーナー。
「馬の走る音」(日村)、「ウォークマンの音漏れ」(小林・職人技!)、「掃除機」(設楽)、「紙を破く音」(矢作)、
「人生ゲームのルーレット」(片桐・ややオチ)……とここまできて小木氏の「ヘリコプター」。真面目な顔で「ぱたぱたぱた……」と言うだけ(笑)。
ちゃんとオチになっていたとは。大爆笑。ここからワタシの中で小木博明伝説が始まる(笑)。
2周目。「炒める音」(日村・これ結構感心した)、「リズムマシーン」(小林・頭が下がります)、「機関銃」(設楽)、
「掃除機が大きな紙を吸い込んだ音」(矢作)、「ドアを開ける音」(片桐・ルーレットと同じ……)、そして。
「小木さん他にもできるでしょ?」というフリに「小木さん?小木さんはね……」と考え込む(笑)。ひとしきり考え込んで「……股ずれ」。
一同「え……?」小木「ほら、股がずれる音。ぴしゃん、ぴしゃん……」……「あ、音しないね。股ずれは音しないや」
小木さん以外の面々+客が「???」って感じになっててめちゃめちゃウケた。わけわかんないよ小木さん!
「日村の馬の走る音はすごいよね」と矢作氏(?)がふると負けずに小木氏「俺だって馬できるよ!」
案の定「ぱかっぱかっぱかっ……ひひーん!」と言うだけ(笑)。小木さん最高。
ここからはみんな各自出来る声帯模写を披露。「小林くん何でもできちゃうよね。他にもないの?」という矢作氏のふりに、「じゃあ……」と
「飛行場やります」「飛行場 !? いろんな音あるよね」「あ、飛行機。ジャンボジェットの音」。
何やらせてもできます、この人。でも出来が悪かったらしく「あれ、ホントはもっと出るんだけど」と何度も首を傾げていた。プロ根性。
あとは設楽氏の「タッパーウェアを開ける音」。これはビミョーだったなあ(笑)。
コバケン、日村氏に何か耳打ち。「志村けんやります!」(日村)……「あれ、コーナー変わってない?」と言う矢作氏に、
「だって見たいんだもん!」(小林)。ホントものすごーく見たそうに。そして日村氏の志村けんがまた絶品なこと(笑)。コバケン大喜び。
ここからものまねコーナーに早変わり(笑)。「あ、小林あれうまいじゃん。広川太一郎」と日村氏がふってくれたおかげで、
初めて生で聞けた!やっぱうまいよ。似てるよ。設楽氏が「俺いっこく堂できるよ」とやってみせると(実はネタだったんだけど)、
コバケンはちゃんとした技として声が口の動きと遅れて出てくるやつを披露。一同ただただ感心。
「日村もできるんだよな」と設楽氏が言うと「お、俺は前フリだったんだな」と冗談めかして言うコバケン。でもちょっと本気っぽかったぞ(笑)。
何でもできちゃうコバケンに「小林くんってほんとに何でもできるよね。手品もやっちゃうし。器用なんだよ」と設楽氏が言うと
矢作氏の「俺なんか何にもできやしない」っていう口調が何とも言えず良かった。
さすがですな。他の芸人と明らかに一線を画しております。

そして話の流れでそれぞれ顔が誰に似てるかという話題に。さっきポラロイドで写真撮ったら小木さんやたら格好良く写ってたらしく、
「あ、こいつはね、マット・ディロンに似てるの」(矢作)。「メガネはずしてかっこいい顔見せてよ」(小林)と言うと小木さん、
なぜか極度の上目遣いをしてみせる(笑)。
そしたらみんな口々に「あ、小木だ(笑)。その目は何なの」「誰とかじゃなくて小木だよ」(小林)
「こうすると大抵落とせるんだよ」……小木さんおかしいよ!(笑)
それから日村氏も写真撮ったら保阪尚輝に似てるとか。それはどうだろう(笑)。
「僕ね、目つき悪くすると『少年アシベ』に出てくるスガオくんに似てるってよく言われるんですよ」(小林)とやってみせる。
うわーっ!超そっくり〜!三白眼〜!(笑)
設楽氏は「槙原敬之って言われる。それでこいつ(日村)が一緒に捕まった金太郎ってやつに似てるの」日村「フライデーだかフラッシュに
捕まったときの写真が出てて、ふたりで出てんの」
矢作氏は「ほら、手塚治虫のマンガに似てるじゃん」と言われ、自ら「あ、俺ベンジョコオロギに似てるって言われるわ」(笑)。
「虫っぽいよね。朝くぬぎの木とかにひっかかっててほしい」とはコバケン談。
仁くんの話が出なかったってことはもうよっぽどキャラが立ってるってこと?(笑)

それから君の席の裏話ということで仁くん画のジャケットについてちょこっとトーク。書きやすかったのは日村氏(笑)、
書きにくかったのは逆にラーメンズだったらしい。
そして現在vol.3の撮りが進行中だとか。この会場でワンシーン録らせてもらうんですが、との発言にちょっとどよめく会場。ここでか?
なんでも日村氏&仁くんが超売れっ子の歌手という設定でライブを行う模様を録りたいらしい。
日村氏と仁くんは用意のためはけてしまい、残された芸人が袖のスタッフとその場で打ち合わせのやりとり。
設楽「僕達はどうすればいいんですか?……あ、いったんはけた方がいい」
小林「誰もいなくなったらお客さん何してればいいんですか?タワーレコードって読み続けてるとか」(舞台後ろの壁にタワーレコードと
でっかく書いてあるのだ)
小木「戻ってもお茶くらいしかできないしね」……小木さん……(笑)。
設楽「お茶できんの !? 」
小林「僕達ここにいて別に不都合はないんですよね?適当に繋いでますから僕達を無視してセッティングしちゃってください」
……なんて気配り目配りなんだお前(笑)。お前ホントに芸人か〜!ステキ〜!(笑)
というわけで残された面々でつなぎトークが始まる。
設楽「で、今から出てくるミュージシャンはもうすごい人気があるっていう設定なんですよ。今の人でいうとどのくらい?」
矢作「安達裕実とか」……ビミョーだなあ(笑)。矢作「じゃああだち充」(笑)。
小林「あ、あれぐらい。Skoop on somebodyくらい」
……私たまげました。よく知ってるなあ。会場のどよめきも少しで知名度の低さがあらわれております。そしたら案の定、
矢作「……誰?」
そりゃそうだろう(笑)。
小林「そのくらいの人を言おうと思った(笑)」
矢作「じゃあそのスクープオンサムバディってのはどのくらい?」(笑)
小林「いや、結構人気ありますよ。パルコのスペイン坂上にスタジオがあるでしょ。この前彼らがゲストで、人だかりがすごかったもん」
矢作「じゃああれだ、耳なりみたいなもんだ」……お笑いでたとえるな〜!(笑)
客もちょっとだけビデオに映るので自分の名前を大声で叫ぶなとかずっとカメラ目線をするなとか役に立たないような注意事項を受け(笑)、
合いの手の練習をさせられる。この合いの手がビミョーに恥ずかしいんだわ(笑)。
衣装替えした日村&片桐の両氏が出てきて他のメンバーははけ、撮影開始。盛り上がってくれという先程の指示通り、客結構ノリがいい。
日村氏のビミョーな歌と仁くんの暑そうな踊りにあわせて合いの手も上手く入り、無事撮影終了。
そしたらポラロイドカメラを手にしたコバケンが出てくる。もう出てこないと思っただけに嬉しさひとしお(バカ)。
撮ろうと思ったらフィルムが入ってないというマジボケもかましてくれ、客をバックに記念撮影をしてイベント終了。

あー面白かった。