新人コント大会@渋谷Lamama/2002.3.29


雨+強風という悪天候の中、豪華なブッキングのせいか大盛況の会場。またもや椅子にありつけなかった(関係者席多すぎ!怒)ワタシたちは
前回と同じ場所を陣取るが、前にカメラがいてかなり見づらかった。舞台の右半分はガッデムな柱によりほとんど死角。頼むから右端に立たないでくれ、と祈るような気分で開演。司会はおなじみリーダーこと渡辺正行。

スピードワゴン……<なぞなぞ>
今回は漫才。通らない小沢さんのかすれ声に、井戸田さんが「もっと声張れよ!」と叱咤。「な、声が通ると受けるだろ?」
10回クイズやひっかけなぞなぞなど年代的にジャストミートなノスタルジーにちょっと浸りながら、「井戸田さん男前だなー」とひとりで感心して
おりました。小沢さんのその青髪は大丈夫なの……?(心配性)

テツandトモ……<なんでだろう>
「きゃー中本さーん!」(テツのことね)って感じ。BQMAP時代主役をはってたあなたをこんなところで見るようになるとは。にやけっ放しのワタシ。
間近で見ると彼の芸はすごいね。可動部が多いこと多いこと。しかしトモは右側にいたのでほとんど見えず残念。「なんでだなんでだろ〜♪」「ソルトレイクオリンピックでどこにでもいた松岡修造〜♪」

バカリズム……<エセ大阪弁>
名古屋出身なのに大阪弁をこれ見よがしに使う男と、「それおかしいよ」と冷静に突っ込む男の応酬。バカリズムの笑いって爆発的じゃないな、と
再確認。それにしてもちょっと今回はネタがおとなしめだったかも。しかもオチがあんまりだ。

スマイリーキクチ……<最近の子供>
出てきてまず着ているシャツに目が釘付け。白無地にピンクのペンキの飛沫が胸のところにだけ散りばめられている。「みんなの視線が一気にここに集まったのがわかります」ネタふりは違ったけどオンバトで見たことのあるネタだった。「特徴ある顔だよなー」とまたもやひとりで感心。

ダイノジ………<日記>
大谷さんが中学時代に書いた大地さんがらみの日記を披露というネタ。実は今までダイノジに対して食わず嫌いなところがあったんだけど、
今回のネタを見てちょっと好きになりました(照)。ふたりとも反応速度が速い!いつの間にか坊主にしていた大地さんの三瓶のモノマネは
あまりにおいしくてずるいぞ。最後の方はやりすぎ感があったけど大地母キヨのネタもさえてたし。そして大谷さんは本当にロックが好き
なんだねえ。「バンプオブチキンと照り焼きチキンくらい違うだろ!」というつっこみが炸裂したときにはさすがに驚いた。
……オンバトチャンピオン大会で着てたくるりのTEAM ROCK Tシャツには仰天。

底抜けAIR-LINE……<あてぶり>
実験的なネタでした。何ともない仕草なんだけど、音楽をあてるとコントになっちゃうという趣旨のネタ。実は長年やってる人たちなのに、
ネタをちゃんと見たのは初めてだったりする。なかなか面白。小島くんの金髪がまるで不自然じゃないことにびっくりして思わず凝視。
可愛かった。

コーラスライン。新人のネタ見せ大会。面白くないと思ったら客がネタ中に手を挙げて、10人になったら強制終了させられるというコーナー。
受かった+印象に残った人だけを紹介。

キャン×キャン……<スポーツ実況>
沖縄出身の漫才コンビ。何度かオンバトで見たことがあったが割と面白くて誰も手が挙がらないまま無事終了。オンバトでも頑張って欲しいです。

代田ひかる……<本当にあったら怖い話。どうでもいい歌。腹話術>
アンラッキー後藤って昔いたよね……。それの天然ほんわか版みたいな感じかなあ。
「裸の王様が本当に歩いてたら……春だなあって思う」
リーダーの言う通り最後の腹話術はない方が面白かった。がんばれ。

キングオブコメディ……<難病の子供とメジャーリーガー>
待ってました!オンバトで電撃的な出会いをして以来、生で見られる日を心待ちにしておりました。ワタシ的に今日のチケット代の1/4くらい。
とにかくぬるくてシュール。その独特な味わいがクセになる。高橋さんがパジャマ姿で「僕は難病の子供……」って第一声を発した瞬間に
生まれるなんともいえないおかしさ。今野くんのぼくとつとした謎な言動。
今野「プレゼント持ってきたよ」
高橋「プレゼントくれるんだ。嬉しいなあ。何?」
今野「ストライクゾーン」
高橋「……概念?」
今野「ほら……ロスの風」
高橋「あ……困る」
リーダー曰く「よかったよ。でもあまりにも演技が素人くさいんだよなあ。でも素人くささがなくなっちゃうと面白くなくなっちゃうし」
高橋「どうすればいいんですか」

ねぎねこ調査隊……<モーニング娘。オーディション>
どうでもいいけど片割れが電波少年の十五少女漂流記に出てたなんて知らなかった。
おばあちゃん役のパワフルなこと。女性芸人は息が短いから頑張って欲しいなあ。

ここからまたプロのネタに戻る。

おぎやはぎ……<スポーツキャスター>
もういつも見たような服でしか出てこないこの人たち(笑)。そして出てくるだけでにやけてしまう末期のワタシ。
スポーツキャスターになりたい小木さんが矢作さんに相談するという漫才。
「小木でーす」「矢作でーす」「おぎやはぎでーす」「今日も決まりましたね」「失敗することないんですけどね」
矢作「お前の頼みを断る理由なんてねえからやるけどさ」
矢作「お前は質問が浅いんだよ」
小木「……遠浅?」
矢作「意味わかんねえよ」

バナナマン……<卒業式>
卒業式でのワンシーン。司会役の先生(日村)と答辞担当のバカ卒業生(設楽)のやりとり。日村さんが完全に右側に立ってしまい
もうさっぱり見えない(涙)。設楽さんは学ラン+ぴっちり分けの髪型で登場。宇田川の時の使い回しかしら。
設楽さんはバカをやらせると右に出る者はいないね。
「卒業式代表!」「The在校生のみなさん……」バカっぷりが尋常じゃなくて楽しい(笑)。
笑ったけど日村さんが……日村さんがあぁぁぁぁぁ(号泣)

X-GUN……<時事ネタ漫才>
ワタシの中ではめちゃめちゃご無沙汰だったX-GUN。お決まりのポーズも懐かしく。長年やってる割には芽が出ない芸人ランキングの
上位に君臨してるわけですが(苦笑)、今日の漫才を見てなんだかその理由がわかったような気がしたりしなかったり。なんかねえ、
ちょっと適当な感じがしてしまった。見終わった後も何の感情もわかないし。「嵯峨根さん子供いるんだ……パパがんばんなきゃね……」
なんてことぐらい(笑)。

エンディング。柄にもなく写真をバチバチ撮りまくってしまいました(照)。
なんとプリンプリンがライブの宣伝のためだけに登場。ムネオだと言われるお約束もあり。出演者にせがまれてネタもひとつ披露。
その後設楽さんが「日村さん前出すぎ」とお約束のいじめっこ発言をして、他の出演者がみんなでボコボコにする。でも日村さんは最強で
「あーれー」ってな感じでわざとらしくみんなで倒れる出演者たち。「こいつ強ぇーんじゃねーの?」と今度はリーダーが標的に。
いつもはエラそうなリーダーがこの瞬間だけ芸人の顔に戻ったのがちょっと嬉しかった(笑)。

すべて終了し、客出しのときに設楽さんと小島くんが舞台上でなぜか戦ってました。少年の心を持った人たちだ(笑)。面白かった。