ラーメンズ超特別公演 「ラーメンズだけど、見せたいモノがあるからちょっと来て」
2002.3.12〜3.14@本多劇場(3/12 , 3/14計2回鑑賞)

事前告知全くなし。雀のエンディングでも告知なし。すべてが謎に包まれたこの「超特別公演」。
チケット代が通常より500円安い謎や、「演出:小林賢太郎」の文字がチケットに載っていない謎なんかを残しつつ
以前VIDEO VICTIMでコラボレートした映像集団teevee graphics代表小島氏と小林との対談@クイックジャパンを読んだ
ファンの察知の良さから「もしかして映像やるんじゃ……」となんとなくみんな感づいちゃった今回の公演。
(ていうか小島さん自分のサイトの日記でしっかりネタ晴らししちゃってました。トホホホ)
会場入りしフライヤーをもらうと、中になにやらステッカーが。「RMS1」の文字。「RAHMENS MOUNT SHOW 1」の略だそうで。
どうやらこれが正式タイトルらしい。1とつくからにはシリーズ化されるんだろうな。そしてこれを貼れと。

mount

━━ (乗用)馬; 乗り物; 台紙; (宝石などの)台; 砲架; (検鏡用)スライド; 【写】マウント ((交換レンズ用)); 【コンピュータ】(ディスク・ドライブの)マウント.
━━ 登る ((to)); (馬に)乗る[せる] ((up; on)); 据えつける ((on)); (宝石を)はめ込む ((in)); 張る ((on)); 固定する ((on)); 標本[剥製]にする; 見張りを立てる; マウンティングする, (交尾のため雌に)乗りかかる; (攻撃などを)開始する; 【劇】上演する; 準備し実行する; 増加[騰貴]する ((up)).

……意味がわからなかったので辞書を引いてみました。スライドのことか。あと最後の上演する、ってやつはそのものズバリってとこだな。
個人的には「標本[剥製]にする」ってやつがお気に入り。いろんな意味があるんだな。ふーん。

そう、客席中央にはスライドがででんと据え付けられておりました。スライドも使うのか。ふーん。
客入れSEは弦楽器の奏でるクラシック調の現代音楽。……だと思うんだけどなあ。違うかなあ。SEが大きくなって、開演。

真っ暗な会場にスピーカーから流れる2人の声。
2人「ありがとうございましたー」
小林「というわけでラーメンズ第10回公演雀がたった今千秋楽を迎えたわけですけど、どうでしたか」
片桐「今回は賢太郎さんモノマネものまねバトルもありつつでしたね」
小林「誰と戦ってたんでしょうか」
片桐「……自分と」
小林「かっ〜こいい〜♪何か言い残したことありますか」
片桐「今日から2002年を22世紀とさせていただきます!」
小林「それは……そういう関係者の方が来てるってことですか」
片桐「いえ、各自そういう活動をしてください」
小林「相変わらず他力本願ですねー」
片桐「みんなのおかげで僕がいるってことを忘れないでください」
小林「……お前がな」
片桐「はい」
小林「えー、あとお手元にアンケートがあると思いますのでよろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました!」
片桐「ありがとうございました!」
(以上楽日をほぼ再現。録音かと思っていたら初日と違うこと言ってたのでどうやら裏で喋ってるらしい)

明転。雀の時の衣装で現れる小林。「お疲れさまでした」とスタッフ(本物)も出てくる。
どうやら本多の楽屋という設定らしい。スタッフにコントとトークのそれぞれの尺を訊く。スタッフがはけると、そこに室岡さん(本物)が
「お疲れ〜」と登場。
室岡「あれ、片桐は?」
小林「シャワールームじゃないかな」
どうだった、と小林が感想を求め、室岡さんが話そうとすると小林の携帯が鳴る。そのパターンが3回。1回目は講談社から、2回目は……。
小林「あ、お久しぶりです。そうですよね、締め切り溜めちゃってましたもんね。で、馬主はなんて言ってるんですか。……それ話が違うじゃないですか!確か4千万切るって言ってましたよね。いや足が出ちゃう分には自腹切るからいいんですけど。……はい、シャガールの件はどうなってます?
じゃあ……6枚で。よろしくお願いしまーす」
3回目は謎の外人から。
小林「ディスイズケンタロウコバヤシスピーキング。アーハン?パードン?……マイガッ!……アイガディッド!バーイ」
室岡「俺帰るよ。なんか忙しそうだし」
小林「そんなことねえよ。こうやって室岡さんが見に来てくれて、楽屋で感想言ってくれるのがホントに嬉しいんだぜ」
室岡「そう?そう?」
小林「そうだよ!」
室岡「じゃあ……」
話そうとすると今度はスタッフが楽屋に駆け込んでくる。
スタッフ「賢太郎さん!例の件、決まりました!」
小林「連中のOKが出たか!これから忙しくなるぞ」
スタッフ「おめでとうございます!」
そこにシャワーキャップをかぶり、バスタオルにゴムを通したやつを着た仁くん登場。軽く笑いを取る。
小林「片桐!例のやつ、決まったぞ」
片桐「マジで?よかったじゃん、俺よくわかんないけど賢太郎前からそういうのやりたいって言ってたもんな」
小林「お前には何にも言ってなかったけどな」
ここで小林が中央に、スタッフと仁くんがその脇を固めて意味なく隊形を作る。そしてみんなで斜め上を見上げて遠い目をする(笑)。
小林「今すっごく面白い絵面なんだろうなー。見たい!客席から見たい!」とは最終日のコメント。
取り残された室岡さんがあいてるところから無理矢理顔を覗かせてみたりする。
小林「でも、そんなことって本当にできるのかな?」

暗転。小林、スタッフにペンライトで誘導されて客席に下り、スライドのところまで移動。なんと自分で操作するらしい。
隣の席の人いいな……と柄にもなく心が浮き立つ瞬間(笑)。
SEはカルミナ・ブラーナでもう大げさもいいとこ。あまりにベタな選曲に笑っちまいました。いや、好きなんだけども。
スライドが小林自らの手によって投影される。「こんにちは、ラーメンズです」から始まり、この公演の趣旨説明へ。
「みなさんは何が行われるか全く知らされていない状態です。」
「何だったらムカツク?」
「小林賢太郎のお気に入りのCDベスト1を2時間聴く会。」
「ムカツクねぇ。」
「片桐仁のお気に入りの自分の写真ベスト1を2時間見る会。」
「ムカツクねぇ。」
「ではこれから何が行われるかというと……」
「ビストロラーメンズ」
「ゲスト:おすぎ」
「嘘嘘。」
「ラーメンズにしてはめずらしくスライド使ってるでしょ。」
「今回の主役はスライドとラーメンズ。」
「スライド×ラーメンズ」
「ごめん みうらじゅん!」
で、大きく「RAHMENS MOUNT SHOW 1」の文字がどどーんと。それに合わせてカルミナもどどーんと大音量で大盛り上がり。
ここで小林立ち上がり、両手をあげてみせる。とりあえずみんな拍手。
「第1幕 休憩」
客席明転。G線上のアリアが流れ出していきなり休憩モード。小林は席で寝ている。やがて立ち上がって帰っていく。放置プレイな客席。
やがて暗転。「嘘嘘。」とスライドが出てまた暗転。

舞台上にはディレクターズチェアが2脚。スーツ姿の小林といつもの猫シャツにいつもの携帯をぶら下げた片桐登場。
小林「ザッピイ編集部の者です。よろしくお願いします」
ザッピイというチョイスに笑う。どうやら超特別公演の準備で忙しい小林賢太郎抜きで片桐仁にインタビュー、ということらしい。
小林「いやー、近くで見るとその髪の毛やっぱりすごいなあ」
片桐「巻きが?」
小林「やっぱりホンモノは違う!」
片桐「そういうこと言われて悪い気はしないよ」(矢作さん譲り)
「超特別公演の内容はどんなものなのか?」という質問をされ、答えに窮した片桐「俺単独ライブだよ!俺の写真9時間見っぱなし」
小林「……知らないんでしょう」
いただいた資料によると本公演以外の活動を発表しようという趣旨らしい、と告げると片桐「ふ〜ん……」
小林「ラジオのCMもされてるそうで……聴きたいなあ……」
とここでわざとらしく間を取る。拍手しなきゃいけないような雰囲気なので拍手をさせられる客。小林「ここでいつもびくびくするんですよね」
小林「かなり長いのでしばし暗くなりますが」
片桐「Bまでいっちゃうよ」
小林「最近そういうこと言いますよね」
片桐「最近やらしいことで頭がいっぱいだから」
小林「片桐さん、思春期ですもんね」

暗転。
資生堂マシェリのラジオCMが10本近く流れる。長い。明らかに尺を無視したような作品もあって笑う。ボツネタも収録されてるっぽい。

明転。
舞台上手、長机を前に座っている室岡さんと飴玉氏。下手にラーメンズ。小林、ちっちゃいギターを弾きながら歌い出す。
「♪好きな人ができました〜髪のきれいな人でした〜」
にわかギターだろうが結構頑張ってる。たまにコードを押さえる手が不安そうでそういうの見てるとなんか安心してしまうワタシ。
片桐、首を小さく上下させて節を取っている。
サビは小林「マシェリ〜♪」片桐「マシェリ〜♪」小林「マシェリ〜♪」片桐「マシェリ〜♪」と合いの手が入る。
ほのぼの調の歌がかなり続くが、途中からいきなりラップに。「悪そうなヤツはだいたい友達!」これ降谷建志フィーチャリングZEEBRAの歌だ。
よく覚えたなあ……ラップ部分で突然ヘッドバンキングし始める片桐。
ディレクター(室岡)「ラップがパクリですよ」
小林「パクリじゃねえよ。パクられたんだよ」と言い張るが、CMの尺に入りきらないのでNG。別のお願いします、と言われる。
「気合い」というタイトルで「エイ!」「ヤー!」「エイ!」「ヤー!」とかけ声をかけるバージョンだが最後が男のシャンプーというコピーになってしまい
「あの……別に男のシャンプーじゃないんで」とNG。次の「マシェリ五段活用」(マシェり、マシェれば、マシェるとき……)もNG。
結局最初のマシェリソングを歌い出すふたり。もうディレクターの制止もきかず、ディレクター自らやけになって踊り出す。
ディレクターが飴玉氏(お偉いさんらしい)に「使えないですよね?」と聞くと黙って腕で丸を作ってみせる。

再び暗転。
リクルートラーメンズ劇場「進学リクルートブック」ラジオCM。こんな仕事もやってたのか。これも長い。10本近く流れる。

インタビューの続き。
小林「ラーメンズのブレーンって小林さんなんですよね」
片桐「ううん、全部俺が作ってんの。でも賢太郎がやったってことにしてる」
小林「寛容ですね〜」
片桐「そういうこと言われて悪い気はしないよ」
スクリーンの使用について片桐「電話して賢太郎に聞いてやるよ」
ご自慢の携帯のアンテナをのばしたり縮めたりわざと造形を見せようとしたりしてなかなか電話をかけない片桐。
小林「(その携帯について)触れてほしいんでしょ」
冷ややかでありながらもどこか小動物に接するときのような愛情を感じるのはワタシだけでしょうか。ビョーキですか?
片桐「もしもし賢太郎?俺がいないと何にもできないんだなー。後で俺が全部やるから。全部やって、なおかつお前がやったことにしてやるから。
……泣くなよぉぉ!わかったわかった。後でちゃんと抱きしめてやるからな」
その横で拳を握りしめる小林賢太郎(笑)。この人たちってなんて面白いんでしょう。
その電話中に、インタビュアーの携帯が鳴る。
「はい、あ、小林さんお疲れさまです。こっちには片桐さんに来ていただいてるんで大丈夫です……」
小林「……誰と電話してたんですか」
しょんぼりしながら片桐「……お母さん。何の話だって……」

スライドショー。最初にタイトルが出て、写真とグラフィックによる絵が1枚ずつ映し出される。4コマ漫画のスライド版みたいなもの。
SEはトランス系のテクノ(合ってるか……?ドキドキ)。最後の方、絵と音が合うところがあってちょっとイカしていた。
でも最終日は音響さんが失敗してた。全部で10個ちょい。

ラーメンズだけど見せたいものがあるからちょっと来て記者会見。
小林がまだ到着していないためさっぱり内容のわからない片桐、室岡、飴玉が出席。
司会(小林)「片桐さん、自己紹介お願いします」
片桐「ラーメンズの片桐です。片は片一方の片、桐は桐タンスのギリ、仁はジーン・ハックマンのウォンです。入ってないですよね……
間違っちゃった……本日は相方の小林さんが遅れて申し訳ありません」
カタコトの日本語が相変わらず愛しい(笑)。それぞれの役どころを聞かれると、3人マイクを人に押しつけ合うが結局片桐「森の動物たち……」
(これは初日バージョン。楽日は「全員おしんです」だった)
司会「会場と入場料を教えてください」
片桐「場所はBOX東中野。料金はチャリティー」
司会「小林さんはどういう方なんですか?」
この質問の時だけマイクを奪い合う片桐と室岡(笑)。
片桐「普段はかっこつけてるけど、札幌で泣きながらタクシーの中でゲロ吐いてました。それから……」
室岡「学生時代は金髪でした」
片桐「モヒカンが矢印になってて、八王子のロッテリアで不良ににらまれたりしてました。で、ブックオフでバイトしてて……」
司会「もういいです、もういいです!」
片桐「いっぱい万引きとかさせてくれて……」
本気で制止していた小林賢太郎。記者からの質疑応答。
司会「小林の脱税疑惑については今確定申告で揉めてるそうなので……」……言ってみたかったんだな……。
司会「今回の公演の正式タイトルはRMS1、内容はラジオコント、スライド、映像作品などがあるそうなので楽しみにしていただきたいと思います」
3人「へぇー……」
小林「(にらみながら)チッ」

スライド。「こんな映像を見たことがありますか?」テレビのCMやらジングルがいくつか流れる。
これらはすべてteevee graphicsが作った作品。teeveeとラーメンズがコラボレートしたのがVIDEO VICTIM。
その中から代表作を……と「カレンダー」「phycological game」「日本の形」が流れる。その後「お待たせ致しました。新作公開です」。

・モノに心があったら……という感じの映像集。植木を剪定すると木が「イテッ」と言う。ポラロイドカメラから写真が出てくるときには
 オエーッ。ケーキを食べようとすると「やめて!やめて!それだけは……」まわりのセロハンをはがすと「恥ずかしい……」
 たばこに火をつけるとたばこが「あつあつあつあつ……」仁くんの擬人化が面白かった。

・トラッシュくん……アニメーション。トラッシュくんが新しく決まったゴミの分別方法を教えてくれる。これがまたブラック満載で面白い。
 これを守らないと精神的につらい目に遭わされるらしい(笑)。手紙は国の悪口が書かれていないかどうか検閲するので燃えるゴミに
 混ぜて捨てられなくなる。少子化対策のため避妊は許可されていないので避妊具が見つかったら人口管理局によって強制労働行き。
 乾電池は理由は言えないけど防衛庁行き、ビンは何に使うかは言えないけど砕いて火薬に混ぜ、缶は「あるもの」の胴体の一部に
 なるらしい(笑)。「内閣総理大臣から国民のみなさんへの大切なお知らせを待とう!」……コワい(笑)でもすごく面白かった。

・銭湯……片桐入浴劇場。いい感じの銭湯でおかみさんも出演。彼が銭湯に入る様子をコミカルにそしてアーティスティックに描いております(笑)
 マシェリを使ってることもちゃっかりアピール。あらあらおしりも見せちゃって。

・日本の形〜寿司〜……待望の日本の形続編。寿司を食べるときのマナーをかなり誇張して説明。あれ外人が見たら絶対信じ込むぞ(笑)
 「これはガリです。材料は、謎です」……DVD化激しく希望。続編も希望。

エンディング。私服で登場のふたり。小林…いつものスーツに帽子眼鏡。片桐…金魚シャツに柄パンツ。
小林「今回はいろいろやりましたねー。私服でやるっていうのもやってみたかったんだ」
片桐「普通のスーツじゃん」
小林「これが私服だもん。しかし片桐さん相変わらずですねー。片桐さんにしか着こなせないですね」
片桐「柄に柄をぶつけてみました!」
スタッフロールに照明さんの名前を書き忘れた、とのことで小林生土下座。何十回もやったからすっかり板に付いた様子。
仁くんもやってみたけど頭ごちんってぶつけてた(笑)
銭湯ロケでは3時間くらいお湯につかりっぱなしだったという仁くん。お寿司美味かったなーという話。
室岡さんと飴玉さん(なぜこの名前……)を呼ぶ。飴玉さんものすごいコーディネート。初日は普通のニットにチノパンだったのに
ジャケット、シャツ、パンツに至るまですべて柄物、しかもロンドンブーツ履いてた(笑)
小林「そういう柄の化粧ポーチあるよね。あとそれコマ劇場の緞帳みたい」
室岡さんの「日本の形寿司編」での「おあいそ!」のポーズをもう1回やって、と小林。口がおあいその「そ」を形作り、手で小さく×を
腰のあたりでしたところでストップモーション。
小林「やっぱり松浦亜弥ですよね?」……割と見てるんだな……(笑)。室岡さんも生土下座。
ひとことも発しない飴玉さんに小林「今度はどんな役やりたい?」
飴玉「ひげおばさん……」……どーなの?(汗)
最後は片桐さんにしめてもらいましょう、と小林いじめっこ発言。本気で困る仁くん。「俺こういうの苦手なんだよ〜」
小林「あれやればいいじゃん。1、仁、さん、だーっ!ってやつ」あくまでも他人事発言。
片桐「もう終わりにしますっっ!みなさん帰ってくださいっ!1、仁、さん、だーっ!」むりやりやるがしまるはずもなく失敗。
もう完全にテンパっちゃって頭ぐしゃぐしゃし始める仁くん。「どうすればいいんだよぉ……」
本気で困り果てる仁くん(日村さん曰く「マジなリアクションすんなよ!」ってやつですね)にいじめっこ小林が「1発ギャグ!」とか
言うんだけど「無理だよ……」と窮地に立たされまくる。照明消してと頼んだり土下座してみるけどダメ。見ててかわいそうになる……(笑)
小林「な、何でお前ホントに泣いてんのーっ!?(笑)」
あーあー泣かしたー。仁くん曰く「テンションが下がらなくて泣いちゃった……」とのこと。ホントにしゃくり上げてるし(笑)
小林「お前ホントに愛されてんなあ。俺がやっても……」……それはコワい。コワいよ。マジで。
結局最後は涙の「1、仁、さん、だーっ!」でそれなりに会場のテンションもあがって終了。
まだしゃくり上げてる仁くんを小林がぎゅっと抱きしめて大団円。ごちそうさまでした。最後のデザートはボリュームまんてーん。


いやはやなんともなんとも。面白でございました。
しかしよく時間がない中でこれだけのものを作り上げたもんだと感心。スタッフロールの「作・演出・構成 小林賢太郎」の文字に戦慄すら
覚えるほど。激しくその才能にジェラシー。劇中コントじゃないけどまったくもって小林の才能展覧会みたいな公演でした。
まあ今回は実験的なものだったんだろうけど、東京のみ3日公演ってのはもったいないな。
初日のエンディングで「今年はいろんなことを企んでますんで」とファンを震撼させるような発言もあり、今年はさらに忙しくなりそう。
もう彼らの(主に小林だけど)身を案じることはやめました。別に心配したって仕事量が減るもんでもなし。クオリティが下がったら怒るけど。
とことんまで見せてもらおうじゃないですか。一蓮托生。毒を食らわば皿までも。