ときめき part 15



リクヴィル(フランス)
漫歩@

2010年10月


リクヴィルは、アルザス地方のブドウ畑と城壁に囲まれた小さな村。

古くからワイン造りを生業としてきた。

ブドウの収穫期には、住民総出で収穫作業をする伝統が今も続いている。









集落全体が、中世のアルザス風家並みで出来ているので、年中観光客でにぎわっている。












どちらを見ても、まるで絵本の世界にいるような風景である。





リクヴィル(フランス)
漫歩A

2010年10月


集落のなかにあるブドウ醸造会社、DOPFF社の店頭。

試飲ができる。白3種を振る舞われた。

日本への発送ができる。日本語のできる従業員が勤務しているときに当たれば幸い。




見物より、、ワインだネ!

右手に少し見える塔の下を抜けると、もう城外だ。












受水槽のなかでは、金魚が泳いでいた。













集落のメイン通りから入った脇道。
向こうにはブドウ畑が丘陵の頂までひろがっている。





リクヴィル(フランス)
漫歩B

2010年10月


アンシ美術館。

アルザス出身の絵本作家・画家Hansi(アンシ)(1873〜1951年)は、アルザスの風物を描き続けた。














美術館の1階は、アンシのSHOPになっている。





リクヴィル(フランス)
漫歩C

2010年10月


秋の実りに感謝して、ハロウィーンの飾りつけがしてある。

















冷たい石畳を歩いていても、窓辺の草花で心が温められる。












メルヘンチックな店飾り、つい見とれてしまう。













昔は、村人と共に暮らした鶏や山羊、豚などが、今も村人たちの心のなかに生き続け、陶器に変身したのだろう。










収穫祭にでも使う山車だろうか?

ミュージアムの脇に展示されていた。





リクヴィル(フランス)
漫歩D

2010年10月


村囲いの城壁、写真右手にはブドウ畑が、なだらかにひろがっている。












城内のメイン通りから脇道に入ると 小さな城門が遺っていて、石段を降って城外に出られた。













見張り塔の下を通り抜けて、城外に出るとこのような風景がひろがっている。

城壁の地面際にあるのは、ぶどう酒の地下醸造庫の窓かもしれない。




コルマール(フランス)
街歩き@
2010年10月

コルマールは、ライン川を挟んでドイツと国境を接するアルザス地方にある。

幸運にも戦火を免れ、中世の街並みがいたるところに残っている。

右は、シャン・デ・マルス公園。紐育の自由の女神を製作した彫刻家バルトルディの彫像が建っている。





プティット・ヴェニスと呼ばれる地区。











運河沿いの木組みの街並み。













運河に沿って、今日も午後の散歩ですか?




コルマール(フランス)
街歩きA
2010年10月


アルザス風の民族衣装を着たおばさん。

儲かっていそうですネ。













木組みの家が、寄り添うように立って、ひそひそ話をしている。

まだまだ、頑張ろうねと励ましあっているようだ。

1階の床面積を基準にして税額が決まったので、上の階ほどせり出している。











15世紀の仕立て屋の家。

壁に1419とある。












左が16世紀に建てられたブフィスタの家。

豪商だったそうだ。今は酒屋になっている





コルマール(フランス)
街歩きB
2010年10月


そこのけそこのけ車が通る。

こんな狭い小径にも、プチトランが堂々と侵入してきたゾ。












土産物屋の商品が、随分と路上にはみ出しておかれているが、街の景観を損なっていないのが面白い。














この街には、数えるのも大変なほど木組みの家が残っているが、色・構造・木組みの形などが、みな違っている。














道路上も有効活用。

いやいや敷地内に抜け道を造ってあげたのか?





コルマール(フランス)
街歩きC

2010年10月


街路に古い井戸が残されている。

一見置物のようにも見えるが、真偽のほどはわからない。














尖塔風の出窓?が目を引く。
















木組みの家をバックに、IRISH PUB店の看板が映える。















シックな色使いのレストラン。





コルマール(フランス)
ウンターリンデン美術館

2010年10月


ウンターリンデン美術館のフロント。

この美術館は、中世のドイツ絵画や工芸品を展示している。










この美術館で、もっとも有名なのが、写真中央の「イーゼンハイム祭壇画」である。

ドイツ人画家、マティアス・グリューネヴァルトの作。





ディジョン(フランス)
街歩き

2010年10月


ディジョンは、中世、ブルゴーニュ公国の首都であった。

ディジョンのメイン・ストリート、リベルテ通り、中世へいざなってくれるような雰囲気が漂う。





ディジョンはマスタード発祥の地,


リベルテ通りに面して、マスタードの老舗Mille(マイユ)がある。

余談ながら、ディジョンはエスカルゴの本場でもある。








建物の装飾が、庶民的にも感じ取れて、何となく気の置けない気安さがある。











中世の古い建物と思しき建築物が立ち並ぶ一画。




ディジョン(フランス)
ノートルダム教会

2010年10月


通りの突き当りに見えるのが、ノートルダム教会。











教会の壁にあるフクロウの像、左手で触ると幸福をもたらすといわれ、無残にも外形を留めなくなっている。

この像は、2001年に再生された2代目だそうだが、いつまでもつやら心配・・・。








教会の上部ファサードには、何体もの彫像が突き出て、下界をへいげいしている。

なんとも奇妙で、可愛げでさえある。



ディジョン(フランス)
ブルゴーニュ大公宮殿

2010年10月


宮殿は14世紀、ブルゴーニュ公国時代に完成したが、外観は17世紀に、ベルサイユ宮殿を設計したマンサールによって改装されたものである。






宮殿内にある、ブルゴーニュ公国フイリップ豪胆公とジャン無畏王の墓。

墓の蓋盤に細密な彫像が立って支えている、その台上には、王の彫像が仰臥している。

写真では王の臥像が判然としないのが残念。


ボーヌ(フランス)
オテル・デュー

2010年10月

左側の建物が、オテル・デュー(神の館)。

15世紀半ば、ブルゴーニュ公国の宰相夫妻が、貧しい人々を救済するために病院を創建し、その機能が1971年まで維持された。
現在は、博物館として一般公開されている。




右の建物が、病棟。

左の彩り鮮やかな建物が、薬局・厨房棟。

中庭には、古井戸が保存されている。








この病室は、15世紀半ばの様式で復元されている。

当時、このような病室があったとは驚き、日本はまだ室町時代である。









この厨房は、20世紀初頭の様式で復元されている。

病院の運営費は、病院の所有するぶとう畑や塩田の収益金で賄われたそうだ。









15世紀半ば、ヴェイデン作の衝立画「最後の審判」。

創建時は、チャペルの祭壇上部に掲げてあり、病人たちは日・祝日だけ見ることが許された。




ボーヌ(フランス)
ワイン市場

2010年10月


ボーヌは、ブドウ畑が延々と続く丘陵地帯にあり、ブルゴーニュ・ワインの都と呼ばれている。

右の写真、「MARCHE AUX VINS」と書かれた建物が、ワイン市場である。。



ボーヌでは、毎年11月第3週目の週末3日間、ブドウ祭りが開催される。

世界各地からワインのバイヤーや観光客が、押し寄せる。

この日われわれには、白2種・赤6種のワインを試飲させてくれた。







ワイン市場の地下には、広大な貯蔵蔵があり、大量のワインが熟成している。




ボーヌ(フランス)
街歩き

2010年10月



中世を偲ばせる古い街並み、花飾りも優雅。









ボーヌは、中世、城塞都市であった。

旧市街には、城壁がかなり残っている。

尖がり帽子の建物は、見張り台だったのだろうか。








フランス男もつらいよ。

ボーヌ版。











ここは、邸宅風レストラン。

フランス小咄に、「ユーモラスなお尻」なんてありましたっけ?




リヨン(フランス)
フルヴィエールの丘

2010年10月

川向こうに聳える丘から、川にかけての地域がリヨンの旧市街で、世界遺産に登録されている。

丘は、フルヴィエールの丘。
川はソーヌ川である。、







フルヴィエールの丘に建つ、ノートルダム・フルヴィエール・バシリカ聖堂。










フルヴィエールの丘に残るローマ遺跡。

古代ローマ時代、リヨンは、ガリア属州の首府であった。

シーザーがガリア遠征の際、この丘に総司令部を置いたと伝えられている。






丘から、リヨン市街が一望できる。

ソーヌ川の向こう側が新市街。

今朝は、秋特有の朝霧が立ち込めていて、遠望がきかないのが残念。

それでも、リヨンがパリに次ぐフランス第二の都市であることは窺える。






旧市街の風景。

学校帰りの子供たちで、和やかなムードが漂っている。




リヨン(フランス)
ベルクール広場

2010年10月


ベルクール広場に向かってひっそりと建つサンテグジュベリの像。

飛行服を着たサンテグジュベリの後ろに立っているのは、「星の王子様」。

サンテグジュベリは、1900年リヨンで生まれた。









犬の散歩に出かける時だって、カッコ付けなくちゃー。

男がすたるよ!










広場の脇から入った路地。

左から2つ目の建物に、作家遠藤周作の留学時代の下宿があったそうだ。





リヨン(フランス)
街歩き@
2010年10月


食にうるさいフランスのなかでも、リヨンは食文化の高い街として有名。

旧市街、昼時前のレストラン。










旧市街。細い路地が入り組んでいる。













鉄柵に咲く草花も、レストランの飾りつけとして生かされている。













新市街からフルヴィエールの丘の旧市街が見える。











ソーヌ川沿いの朝市。

食材を選ぶ主婦たちの目は、真剣そのもの。


 


リヨン(フランス)
だまし絵
2010年10月

一見したところ、左右に建物があり、その間にある中央階段に沿って建物が立ち並び丘の上に大きな建物が聳えているように見える。

しかし、これはすべて建物の壁一面に描かれただまし絵である。






だまし絵に近づいてみよう。

手前左手にある街燈と手前中央にいる2人の子供が実物で、あとはみなだまし絵。










地下鉄C線のHenon駅。

この駅から徒歩5分ほどのところにだまし絵の建物がある。



リヨン(フランス)
街歩きA
2010年10月


Pont Wilson橋からローヌ川上流方向の眺め。

右岸には色とりどりの水上レストラン船が係留されている。










ローヌ川右岸、プラタナスの並木道。












わあー、おいしそう。

お腹すいちゃった食べたいな!












リヨンの盆栽店。

手入れに励むエラー・ブルーノさん。

店内に日本語で書かれたヨーロッパ盆栽芸術学校の修了証が掲げてあった。




リヨン(フランス)
リュミエール博物館
2010年10月


リヨンは、映画発祥の地である。

映画を発明したリュミエール兄弟の邸宅が、映画博物館になっている。

写真右手の鉄柵内が博物館。




博物館の鉄柵には、フランス映画の名場面の数々が掲示され、心弾ませた当時の思い出が甦ってくる。

これは映画「山猫」の映像
アラン・ドロンとクラウディア・カルディナーレ