ときめき

ときめき part 20

麗江古城　夜景（中国雲南省）

2012年3月

麗江は、800年ほど前から、雲南省北部一帯の統治を、中国歴代王朝から任されてきた、ナシ族豪族木氏が、本拠地としてきた処である。

南方シルクロード茶馬古道の要衝でもあり、交易で栄え、1997年に世界文化遺産に登録された。

麗江古城は、テーマパーク化した観光エリアと木氏の居館などが残る歴史エリアに大別される。

麗江の新市街は、古城の西方、南北に走るシャングリラ大道を中心に展開している。

麗江の標高は、約2,400ｍ。

麗江は、1日平均1万数千人が訪れる中国でも有数の観光地となっている、

訪れる中国人観光客の容姿に、昔の面影は全く感じられなくなった。

	麗江古城　観光で稼ごう（中国雲南省） 2012年3月古城観光エリアの広場入口にある水車と水路。水路には清らかな水が流れ、ここで分岐している。誰でも、ついカメラを構えたくなる風景。石壁にトンパ文字が描かれている。柳の新芽と古い家並みが、独特の風情を醸し出している。観光エリアの四方街広場で、客待ちをする驢馬と馭者。白馬の右側に立つ馭者の着衣に、ご注目。民族衣装を着て、これから四方街広場で歌と踊りを披露するために、胸を張って行進する少数民族の集団。

麗江古城　お店いろいろ（中国雲南省） 2012年3月道の両側に、いろんな店が並んでいて、目移りがしてなかなか前に進めない。夕暮れ時、店内には灯がともり、ロマンチックなムードが漂う。納西（ナシ）太刀肉など、土地柄の食べ物が並び、売り子はすべて働き者のナシ族の女性であるところが、面白い。この茶店で、普洱茶（プーアール茶）を買った。店番は、子供たちばかりでやっていて、片言の英語で商談は成立、お茶も振る舞ってくれた。坊やのお見送り。茶馬古道を想起させる家並みが続く商店街。

	麗江古城　水路（中国雲南省） 2012年3月麗江古城には、3つの水路が北から南東に向けて曲流している。観光エリアでは、水路が観光の目玉の一つとして活用されている。麗江古城には、３００の石橋があるといわれている。幅の広い水流と木橋が、ゆったりとした寛げる空間を、かたち造っている。この水路と家並みは、観光エリアのなかでは、心が落着く雰囲気を漂わせている。

　麗江古城　家並み（中国雲南省）

2012年1月

獅子山から見た麗江古城の甍の波。

麗江古城が、世界文化遺産であることを、意識させられる眺めである。

三眼井に、飲料水を汲みにきた少女。

観光客が、めったに入り込まない居住地区。

水路へ降りる石段の切込みが二つ見える。

麗江　トンパ文化（中国雲南省）

2012年3月

ナシ族は、文字や宗教など民族独特の文化を、大事に継承してきた。

トンパ博物館で、威儀を正すトンパ博士。

トンパ紙にトンパ文字で詞を書いて、上手に売りつける、なかなかの商売人でもある。

トンパ博物館の中庭。

白砂に、ナシ族が信奉してきたと思われる亀を中心として、紋様が描き込められている。

白壁に描かれたトンパ文字。

象形文字であることがわかる。

麗江　束河古鎮・古を偲ぶ（中国雲南省） 2012年3月世界文化遺産・束河古鎮は、かつて、チベットと中国の交易路・茶馬古道の要衝であった。高倉健主演の映画「単騎、千里を走る」は、主にこの村で撮影された。むかし、茶荷を背負って人や驢馬が通った道を、働き者のナシ族の女性が野菜を運ぶ。余談になるが、ナシ族の美人の条件は、色が黒く、身体頑健であること。茶馬古道博物館。茶馬古道を偲ぶ資料がいろいろ展示されている。風情のある曲がりくねった石畳に三輪車、なぜか郷愁を感じる。村の中心部を離れたこの辺りは、古道の雰囲気を、まだ留めているように感じられる。

	麗江　束河古鎮・時の流れ（中国雲南省） 2012年3月この辺りは、観光地の表情をした街並みになっている。明の時代に建造された清流橋では、新婚さんたちが記念写真を撮影中。名所旧跡で、新婚カップルが記念写真を撮るのは、中国各地でよく見かける風景ではある。水路の水を使って、住民たちが朝の清掃を終えたばかりの石畳。三眼井。一番上は、飲料用。 2番目は、野菜など食品の洗浄用。 3番目は、洗濯用新旧入り混じった道具立ての奇妙な風景が、何となくほほえみを誘う。

麗江　嘉楽村（中国雲南省）

2012年3月

ナシ族の踊りと歌で、おもてなし。

中央に立つおじさんの奏でる二胡に合わせて、いろんな踊りを披露してくれた。

踊りは、彼女たちも楽しんでいる様子が、よく伝わってきた。

このお屋敷で、梨花をめでながら昼食をとった。

踊りは、食後のおもてなし。

門口で、一期一会の客にいつまでも手を振るお見送りに、彼女たちの誠意が表れている気がした。

	麗江　玉龍雪山（中国雲南省） 2012年3月麗江、シャングリラ大道から見た玉龍雪山。残念ながら靄に霞んでいる。玉龍雪山は、麗江市街地の北方15ｋｍにあり、13峰を持つ連山である。、標高5,596ｍの最高峰は未踏峰。北半球最南端の氷河がある。ナシ族が信仰するトンパ教の聖地でもある。雲杉坪に登るロープウェイからの眺め。雲杉坪で、民族衣装を着て記念写真を撮る中国人観光客。雲杉坪は、標高3,240ｍの草原。正面に見えるのが玉龍雪山の東壁になる。

麗江　白沙村（中国雲南省） 2012年3月白沙村は、麗江を築いたナシ族木氏一族が800年ほど前まで、本拠地としていたところ。木氏が描かせたとされる壁画が現存している。ナシ族のおじいちゃんとおばあちゃんの商談風景。村には、古くからの家並みがまだ残っている。門扉が開けたままにになつていたので中を覗いてみたら、広い中庭の三辺は家屋に囲われ、ゆったりとした暮らしぶりがうかがえた。

麗江　黒龍譚（中国雲南省）

2012年3月

清朝時代に造られた庭園。

玉水公園から黒龍譚に改名された。

異常気象で泉水が干上がりかけている。

大理　古城（中国雲南省） 2012年3月大理は、ベー族自治州の中心都市、古城内復興路上から、城壁に建てられた北門をみた眺め。大理古城は、いわゆる旧市街で、20kmほど離れた洱海南岸の下関に、近代的な新市街が展開している。復興路に面した人民路の入口で、民族衣装を着て、記念写真にはしゃぐ白人の御嬢さん達。復興路から東門まで通ずる人民路には、水路が造られ、独特の風情を演出している。古城内の塀の白壁に描かれた少数民族の紹介画の一つ。この社区の人口は、3,560人、其中に13の少数民族有り、と壁に前言が書かれ、それぞれの民族を絵入で説明している。

	大理　崇聖寺（中国雲南省） 2012年3月蒼山の麓にある崇聖寺は、唐の時代に創建され、南詔国や大理国の王室の菩提寺でもあった由緒あるお寺。寺院の建物は、すべて、近年再建されたものである。左は、大雄寶殿。大雄寶殿のなかには、仏像が林立し、朝日を浴びて黄金色に輝いていた。大雄寶殿前の広場から洱海方面を望んだ景観。創建時から残る唯一の建造物は三塔、右側の一塔は写っていない。真中の主塔は、高さ69.13ｍ、16層建レンガ造りである、塔齢は、なんと1200年。

大理　蒼山（中国雲南省） 2012年3月大理の西方に、4000ｍを超える峰々が並ぶ連山。それは、蒼山と呼ばれている。この時期、冠雪は珍しいらしい。蒼山に登るロープウェーの出発駅から、大理旧市街を俯瞰した眺め。前方の山裾に、青く帯状にひろがっているのは、洱海という湖。喜州は、ぺー族の古い街並みが残る洱海北西岸の町建物は白壁と青瓦、衣装は白を基調にしている。喜州は、古くから近年まで、商業で栄えてきた街で、ペー族の古い街並みがよく保存され、垢抜けた気風が感じられる。

	昆明石林（中国雲南省） 2012年3月石灰岩の石柱が林立する石林風景名勝区は、世界遺産。入口をはいると、この池畔にでる。観光用に整備がよく行き届き、気持ちの良い空間が広がる広場では、観光客が民族衣装に仮装して記念写真を盛んに撮っている。平日にもかかわらず、家族づれの中国人観光客で賑っている。

昆明西山森林公園（中国雲南省）

2012年3月

昆明市の西方に聳える風光明媚な連山が、西山森林公園と呼称されている。

公園内にはたくさんの寺院があるが、この華亭寺の境内では、桃の花が春の訪れを告げていた。

すごい形相をした避水金剛と赤火金剛に守護された宝殿。

昆明円通寺（中国雲南省）

2012年3月

今から約1200年前、昆明が南詔国に属していた時代に創建された禅寺。

昆明（中国雲南省）

2012年3月

昆明は雲南省の省都。
都市の近代化が急速に進んでいる。

標高が1900ｍあるので、高地トレーニングでも知られている。

ライトアップされた金馬碧鶏坊広場。