ときめき part 28



ラボー①
(ドイツ)

2015年5月


ラボーは、北ドイツ・ユトランド半島のバルト海に面した小さな港町。

軍港キールから北に約20kmほどの距離に在る。

この4枚の写真は、海軍記念館の塔上からの展望である。




白い砂浜には、日よけ覆いを付けたベンチがたくさん並べられている。











平地が、どこまでも続いている。

麦畑の向うに、菜の花畑が広がり、風力発電塔が一基、見張り塔のように立っている。










ラボーの家並みは、まるで「おとぎの国」のようだ。






ラボー②
(ドイツ)

2015年5月

ドイツ海軍記念館。

ラボーの小高い丘上にそびえている。高さ85m。

塔上展望台から撮影した写真が上掲の4枚。





Uボート995。 全長67m。

海軍記念館前面の海岸に展示されている、第二次世界大戦時のドイツ海軍潜水艦。

現存するのは、この1艇のみとのこと。





Uボートの指令室。

潜望鏡が指令室の中央にある。

映画「眼下の敵」で、シュトルベルク艦長役のクルト ユルゲンスが、潜望鏡を両手で握りしめ凝視していたシーンを懐かしく思い出し。



キール①
(ドイツ)

2015年5月

キールは、ユトラント半島の基部に近いバルト海に面した港湾都市である。人口24万人。

第二次世界大戦下では、ドイツ海軍の潜水艦基地として名を馳せた軍港。

いま、港には豪華なクルーズ船が停泊し、毎年6月には、100年の歴史を誇る国際ヨット・レースが開催されている。


キールは第二次世界大戦で、連合国側から、壊滅的な攻撃をうけたので、古い建造物はあまり残っていない。

このマルクト広場の周りの建物も、飾り気のない直線的でシンプルな構造のものが多い。

中央正面が市庁舎。





マルクト広場の一画では、テント張りの市場が開かれていて、衣料品の買い物に興じるご婦人方で賑わっていた。




キール②
(ドイツ)

2015年5月

キールにも、このような閑静は佇まいの地域があるのでした。










キールの商店街、今日は日曜日で、閉まっている店も多く、人影もまばらで、なんとなく寂しげである。





 キール③
(ドイツ)

2015年5月

「広島公園」。ギョギョ!

キールにどうして?









命名の由来は、キールが1986年に、「平和と核兵器廃絶のための諸都市連帯」に加盟したことから、名付けられたとのこと。

公園内には、鉄血宰相「ビスマルク」の大きな彫像が建っていた。






キール運河。

正式名称は、北海バルト海運河。
全長98km、幅102m、水深11m、1887年完成。

ユトランド半島の基部で半島を横断している。




フレンスブルグ
(ドイツ)

2015年5月


フレンスブルグは、ドイツの最北部、デンマークとの国境線近くの港町である。人口約9万人。

バルト海が、細長く切れ込んだフレンスブルグ峡湾のどん詰まりに位置している。




港の奥には帆船が停泊し、港に並行して、鉄道線路と道路が走っている。











港に並行して走る道路。

道路に面して、それぞれに個性的な建物が建ち並び、目を楽しませてくれる。










フレンスブルグは、400年以上デンマーク王家の統治地であったので、今でも、5人にひとりはデンマーク語を母語にしているとのこと

今日は日曜日、家族連れが目立つ。




グリュックスブルグ城
(ドイツ)

2015年5月

グリュックスブルグ城は、フレンスブルグの北東約10Kmの丘陵地帯にある。

1587年に建てられたルネサンス様式の「水上の館」形式の城である。





水上の館の周りは、清々しい新緑が光を浴びて、生き生きと輝いていた。






この城を建てたグリュックスブルグ家は、16世紀中葉に在位したデンマーク王クリスチャン3世の分家である。

その子孫が揃って、19世紀末に男子がデンマーク王、ノルウェー王、ギリシャ王に就き、女子がイギリスとフランス王家の王妃となり、隆盛を誇ったそうだ。

お城専属のガイドさんは、いかにも往時の雰囲気を醸し出していた。



フーズム①
(ドイツ)

2015年5月

フーズムは、フレンスブルグからユトラント半島を南西方向に約47km横断した北海に面した小さな港町である。人口は、2万2千人。

古い家並みが続く街路で、早朝かいがいしく清掃に励む作業員。




フーズムの中心街。

色とりどりの建物が並ぶ美しい街ではあるが、なんとなく心安らぐ田舎町の情趣が漂っている。









ここは、マルクト広場。

1833年に再建されたマリエン教会。

その前に、フーズムのシンボルとなっているフリース人の若い女性像「ティーネ」の噴水が建っている。












フーズム港の船溜まりは、丁度干潮時で船底が泥土に沈んでいた。




フーズム②
(ドイツ)

2015年5月


フーズム城、ルネサンス様式。

毎年8月下旬、クロッカスの花が海のように咲きひろがる城内で、世界のクラシック音楽の名だたるピアニストたちが一堂に集う、「フーズム城音楽祭」が、1987年から開かれている。




フーズム城を取り囲む城址公園の新緑。

心のなごむ風景です。










作家テオドール・シュトルムの生家

写真の右側、白壁の建物がそれです。




ワッデン海
ザンクト・ペーター・オルディング

(ドイツ)

2015年5月

ワッデン海は、オランダ、ドイツ、デンマークの北海沿岸に広がる干潟の呼称である。

その延長は500kmにも達する。

ここザンクト・ペーター・オルディングは、ワッデン海の観光拠点の一つで、観光客向けのレストランや売店が建ちならんでいる。


街から干潟までは、木組みの通路が1kmほど延々と続いている。

通路の周辺の湿原には、渡り鳥たちの姿も散見された。








干潟に到達すると、茫漠たる砂浜に荒波がうち寄せ、空には、雁の群れが列をつくって、渡って行った。



ワッデン海
ヴェスターヘーヴァーザント灯台
(ドイツ)

2015年5月

ヴェスターヘーヴァーザント灯台
は、陸地からワッデン海の干潟に至るまでの湿地帯の先端部に建っている。

1906年建設、高さ40m、塔上からみる北海の眺めはすばらしいらしい。



湿原には、たくさんの羊が放牧されている。

ここの羊は、まったく人間を恐れる気配もない。

糞を踏まないように、ご用心ご用心!






灯台の茅葺観光案内所。

夏場には、沢山の人びとが押し寄せる観光名所だそうだが、この日は雨模様で、風も冷たく、残念でした。



ハンブルグ①
(ドイツ)

2015年5月

ハンブルグは人口約180万人、ベルリンに次ぐドイツ第二の都市。

この建物は市庁舎。1886年完成、新ルネサンス様式である。


その華麗豪華な佇まいは、、ハンザ都市としての繁栄の歴史を、物語っている。

部屋数647は、パッキンガム宮殿を凌ぐと言われる。


聖ミカエル教会。

1762年完成、バロック様式。

塔高は132m、塔上には展望台がある。

ブラームスはこの教会で洗礼を受けた。




聖ミカエル教会の内部。

白地と金色を主体に、装飾の少ない新教らしい教会である。

ハンブルグ市民に最も親しまれている教会だそうだ。



ハンブルグ② (ドイツ)

2015年5月

聖ミカエル教会の展望台からの眺め。

正面に、テレビ塔が見える。









アルスター湖が左上方に見える。

正面に、左から市庁舎、聖ペトリ教会、聖ヤコビ教会、修復中の聖ニコライ教会の尖塔が見える。






正面遠方がドック・ヤード。

東西方向にエルベ川が流れている。

正面の河岸に建っている塔の辺りが、桟橋と旧エルベ・トンネル。

ハンブルグ港は、北海の河口から約100km遡上したところにある。



ハンブルグ③
(ドイツ)

2015年5月

ハンブルグ港の埠頭。

遠方に、ドック・ヤードが見える。







ハンブルグ港再開発地区に建つ奇抜なデザインの建物。

日本流の表現を借りれば、高級マンション。

港の夜景が素晴らしいということでも話題性があるらしい。



ハンブルグ④
(ドイツ)

2015年5月

旧エルベトンネル。1911年に完成したエルベ川の地下を横断するトンネル。

地下21m、全長426.5m、幅4m。高さ6mは、振り上げられた馭者の鞭にあわせてある。


車道の幅は、当時の馬車にあわせて1.92m、これより車幅の大きい車は通れない。



人と車は、地上からこの立坑を巨大で頑丈なエレベーターで降りていく。

記憶では、エレベータは4基あったように思う。




ハンブルグ⑤
(ドイツ)

2015年5月

市庁舎前広場から、聖ペトリ教会と聖ヤコビ教会の尖塔がみえる。









市庁舎近くのグローセ・ベッカー通りとベルセン橋通りが交差する角地に建つ瀟洒な建物。

1階は、「Dolce Vino」というレストランになっている。









旧商工組合福祉住宅。

1676年に、商人の未亡人たちのために建てられた住宅。

幸い戦災を免れ、現在は、レストランやショップとして使われている。
 



ハンブルグ⑥
(ドイツ)

2015年5月

アルスター・フリート運河

内アルスター湖とエルベ河港を結ぶ運河。

フリートは、船団を意味する。往時、エルベ川から旧市街へ物資を運ぶ船の往来が盛んだったことが想起される。



Ludwing-Erhard通り、この周辺は近代的な建物が多く、開放的な感じがする。

聖ミカエル教会は、前方左手にある。










RODINGS-MARKT地区を走行する地下鉄。





ハンブルグ⑦
(ドイツ)

2015年5月

外アルスター湖周辺の高級住宅街。

ハンブルグは、高級住宅地面積の総計が、ドイツで一番といわれている






バスの車窓からみた内アルスター湖。


市庁舎と聖ニコライ教会の尖塔が正面に見える。


 



ハンブルグ⑧
(ドイツ)

2015年5月

内アルスター湖。

ハンブルグの中心街のド真ん中にあり、広さは東京ドーム15個分ほどである。

13世紀初めにエルベ川の支流アルスター川を堰き止めてつくられた人造湖の一つ。





湖畔は、市民の憩いの場となっている。












夕刻には、湖畔を散歩する人たちの姿が目立つ。





ハンブルグ⑨
(ドイツ)

2015年5月

内アルスター湖、白鳥との戯れ。

白鳥といえば、ついロマンチックに考えてしまうが、餌を持たずに手を差し伸べたら、いきなりガブリと噛まれてしまった。







若者たちが餌を持って、ボートが岸を離れると、たちまち、白鳥やカモメたちに取り囲まれ大騒ぎになってしまった。










噴水が、湖上に涼味を誘う。






ハンブルグ⑩
(ドイツ)

2015年5月


中央駅。時計塔のある建物がそれです。

時計の針は午後4時半を指しているが、思いのほか閑散としている。





中央駅舎内。

日本の駅のイメージとは随分違う。












中央駅のショッピング街。












中央駅の裏側。

表側とは全く違って、なんとなく猥雑な雰囲気さえ感じられる。





ハンブルグ⑪
(ドイツ)

2015年5月

外アルスター湖畔のAn der Alster通りから、二筋奥に入ったLange Reihe通り。

午前8時40分頃、丁度通勤時間帯に入った頃合いだろうか?







このLange Reihe通りの界隈は、高級住宅街とは違い、庶民が暮らす街といった感じだ。




ハンブルグ⑫ (ドイツ)

2015年5月

外アルスター湖。水曜日午前9時。

この湖は、ハンブルグの中心部にあり、内アルスター湖の北隣に広がっている。

その広さは1.6K㎡、青木湖とほぼ同じ面積で、内アルスター湖と同様、人造湖である。





午後8時50分、サマータイムの陽は永い、湖畔で寛ぐ人々あり。













午後9時前、ヨット遊びを終えて、缶ビールを片手に談笑を楽しむ人々。









朝、湖畔で、「オオバン」の親子に出会った。

親鳥が、口移しで雛に餌をやっている微笑ましい情景もみられた。




空の旅①
(ドイツ)

2015年5月

ハンブルグ空港。

帰路、このスカンジナビア航空便で、デンマーク・コペンハーゲン空港へ飛んだ。







搭乗した航空機のコックビツト。

離陸直前までドアは、解放されていた。

副操縦士が引き起こした先般の航空機事故が、影響しているのだろうか?








ハンブルグ空港離陸直後の風景。




空の旅②
(ドイツ)

2015年5月


コペンハーゲン空港に近づくと、眼下に、幻想的な海岸線が展開していた。









コペンハーゲン近辺の洋上に、風力発電塔が建ち並んでいたのには驚かされた。