どきっ☆間違いだらけの
PC自作マニュアル



ありがたくもちょっと危ない「揺籃」閲覧者の中には、枝葉の知る限りにおいてPCを自作している方が
少なくとも3人居られる

以前はマニアかコンピュータヲ○クといった濃い方たちの独壇場だった自作も

近年では趣味の一環として一般の方達にも広く受け入れられるようになった
(と、枝葉の参考したマニュアルには書いてある)

不肖この枝葉も奇跡的に自作出来たパソコンを使用している(振り回されてる)

この項では枝葉のパソコン自作プロセスを適当にまとめてみた

おそらく初心者の自作プロセスなんて皆こんなものだと思う

自作はほんの少しの実行力さえ有れば誰でも出来る物だという物だということを知っていただけたら幸いである



ある日

パソコンもらいました♪

バイト先の社員さんに「これをいぢって勉強せぇ」と渡された品です

ガラクタを寄せ集めて無理矢理組み立てたようなイイカンジの一品です

初めての自分のパソコンです、小躍りしながらありがたく頂きました

参考までにスペックを記載してみましょうか、カキカキっと。
CPUペンティアム166MHZ
ハードディスクファイアボール3.2GB
メモリPC100、48MB
CD−ROMドライブ長期間埃をかぶっていた骨董品
マザーボードなんちゃらATXチップセット付き


すでにペン3の700とかが全盛期の時代ですが全く気にしません

ワクワクしながらパソコンを設置して動かしてみたんですよ、うぃいいいいんって

gagagagagagagagagagagagagaga

変な音とともに起動成功
早速いろいろなドライバをインストールしてみます

びぃぃぃぃん・・・・・

ガリ

・・・・・・・・・・・・・・・なんかCDでエラー発生です

色々試してみましたが直りません

前もって購入していたプリンタとスキャナ、使えないんですけど・・・

次の日

起動してみます・・・「Sefe Mode」

あううううう(汗)

な、何とかなるはずだ何とか何とか・・・

再起動

がぎぎぎぎ(ヤな音)

動きましたが非常にコワイ音出してます

これでは先が思いやられます
完全に沈黙する日も近そうです
パーツの取り替えを決意するのに時間はいりませんでしたわ畜生

ところがですね、聴いたところ簡単にパソコンって組み立てれるものなんだそうですわ


もちろん保証は効きません、自己責任の元で組むそうですが。ということはつまり


壊れかけのパソコン+新しいパーツ=性能のいいパソコン
↑枝葉の頭の中

こうなれば蛮勇だろうが無謀だろうが まず壊れたパソを有効利用して自作するが吉です

早速方々回って資料を集めてみます

その結果、弾きだした結論

まず準備したいものは


1.カネ

2.カネ

3.カネ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒジョーにイヤンな感じなんですけど

パーツって大量に売りさばけるメーカーの規格品に比べると、差益を出すために少々割高の値段設定となっているんです


枝葉→カネ無い大学生


苦肉の策でちまちまとパーツを買い揃え、逐次古いパーツと取り替える事に決定します

頑張れ俺、負けるな俺
明るいIT革命はもうすぐだ

この素晴らしくぼろぼろなパソコンを真っ当な爽やか系パソ君に生まれ変わらせるのだぁ!!

という燃えさかること風前の灯火な考えは

「あぁ、あのパソコンはマザーがほとんど化石みたいな奴だから」

との天の声にあっさりとうち砕かれました

どういうことかと申しませば、マザーボードというパソコンの土台の規格が現在の主流から放り出されたようなBaby ATという 遺物のようで、もはや骨董品らしいんですよ
マウスの接続口がATコネクターという旧規格だった時点で気付けやオイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ(溜息)


指針変更、古いパソコンは部品取得用にして新しいパソコンを作る事に決定です

そうと決まれば早速パソコンのパーツを買い漁るべし

もちろん漢ですから全て新品で揃えましょう
とりあえず必要な物を書いてみます


1.マザーボード
いわゆるパソコンのベースとなる物、 サウンドカード、ビデオボードの機能を備えた物がお勧め。15000yen程度
2.メモリ
処理速度に関係する。仮の記憶装置と思えば当たらずとも遠からず。5000yen程度
3.CPU
パソコンの脳味噌。処理計算などを行う。25000yen程度
4.CD−ROMドライブ
カラスよけに使うような円盤を読む機械。10000yen程度
5.PCケース
箱。電源とか付いてる。15000yen程度
ハードディスク(記憶装置)やらFDD(ふろっぴ読むヤツ)etc.
ボロパソコンから拝借

合計で8万


・・・・・・・・・・・・・・げはぁ・・・・・・

目標、月にパーツ一つ買うことに

早急に必要なのはもちろんCDーROMデス

ボロパソコンでも自作品が完成するまで持ちこたえて貰わなくてはいけません

大阪は日本橋へ向かいます
ついでに必要となるパーツの値段も実地検分です

予算は一万円、意気揚々と目に付いたパソコンショップへ向かいます

色々本を買い込んで勉強もしたしプリンタなどの買い込みで以前にも来たことのある店、流石にこの辺慣れた物です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そこは異界でした


それなりに調べ上げ、確たる決意を秘めていてさえ、やはり文明の風が枝葉の歩みを妨げます

恐る恐る値段をチェックしていくと、やはり高い物から安い物まで千差万別

機能も速度の違いも様々です

CD−Rドライブを買おうと心に決めていた枝葉の決心、あっさりとぐらつきます

ひたすら混乱するも、ここで負けてはいけません

取り敢えず店員さんに相談です。店員さんはその道のプロですし相談事にも愛想良く答えてくれます

「え、え〜とCD−Rが欲しいんですが」

「はい、店外のカゴに並んでおりますよ」

確かに並んでおりました、円盤状の物ですが

どうやら聞き方が拙かったようです

以後、USBやらATAPIやらSCSIやらUltraATAなんちゃらといった不可思議な 単語に最近覚えた知識で何とか対抗しつつ、結局買ったのはごくごく普通のDVD−ROMドライブ

出費額およそ1マン

帰宅後早速ボロパソコンに取り付けるとスムーズに動作しました。 借りてきたえっちDVDはドライバーの都合で見れませんでしたが上々の滑り出しです

ところでブチ壊れた元のCD−ROMですが、分解してみたところ中から大量の埃がわき出てきました

確信犯でしょう、社員さん


その後相性などを調べつつ順調にパーツを購入していきます

マザー、CPU、PCケース、メモリ・・・どれも当時としてはそれなりに性能の高かった品々です

頑張ったね、俺。よくやったね、俺。


2月のある土曜日、遂に枝葉は作戦を実行に移すべく準備に取りかかりました

購入したり、後輩から譲り受けたパーツをベッドの上に置きます

工具もばっちり、上半身裸になって手を洗い、鉄の板も揃えて静電気対策は万全です

本を参考に慎重に組み立てていきます

頻繁に鉄に触れ、静電気を飛ばすことも怠りません

最低限のパーツを組み上げたところで、ドキドキしながら動作確認です


ぽち


ふぃぃぃぃぃん・・・・・・

モニターに映し出されたBIOS画面

成功です、問題無しです我、奇襲に成功セリです意味不明ですが気になさるな

頭抱えつつもちゃちゃっと設定、あとはサウンドカードやビデオボード(頂き物)を放りこんで〜♪

完成です流石ですなんか黒光りしていますMYパソコン

早速わざわざ買ってきたウィンドウズMeをインストール、周辺機器やパーツのドライバを入れてみます

再起動


画面が2色です


要するに白黒です


なんか間違えましたか?俺

何度試しても色がおかしいんです

仕方ないのでビデオボードを取り外しました

設定を仕直して再起動を待ちます

完動、そして感動

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

スッバラシィ!!

不覚にも涙が流れ落ちそうになるのを堪えつつ、次なる野望に目を向ける枝葉の姿

そう、インターネット環境の整備です




月日が流れ、無事にインターネットの接続も完了しました

パソコンもその後増設を繰り返し、現在に至ります

下に現状でのスペックを記載しておくこととしました
2001/10/10現在



CPUペンティアムV800EBMHZ
ハードディスク40.8GB
メモリバルク品SDRAM PC133 CL=3 512MB
サウンドカードYAMAHAなんちゃら(おい)
DVD−ROMドライブATAPI内蔵型NEC DV−5700A50倍速
CD−RWドライブATAPI内蔵型I-O DATA CDRW-AB1610B
R16倍速RW10倍速リード40倍速
マザーボードCUSL2 i815チップセット
モデムIGM-PCI56KS
プリンタEPSON PM-760C
スキャナEPSON GT-6700U
モニター三菱製15インチ某製品
ヘッドホンSONY MDR-35
ダブレットWACOM ArtPadU


どうでしょうか

解りやすくするために出来る限りの説明を排しましたので実際に組む上でのテキストとはなり得ませんが 雰囲気だけでも掴んでいただければ幸いです



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