マウンテン襲撃日記




 「喫茶 マウンテン」



 この名前を知っている方は結構多いと思う。

 見た目は普通の喫茶店なのだが、とてつもなくアレな味のスパゲティなどが100種以上もあるらしい。

 ついでに量も半端ではないらしい。

 名古屋に来たのは今日が初めてではなかったのだが、いつも時間が無い状態だったので、逝く事が出来なかったのだ。

 幸いにして、今日は時間があったので、私の中の何かが危険を訴えているにもかかわらず、逝く事にしてしまった。





 ……悪夢への序章とも知らずに





 まず、秋葉原の大須電気街へ逝く事にした。

 この地方以外の方にはあまり馴染みがないだろうが、「大須」と言う駅は無い。地下鉄の「上前津」駅周辺の一帯がいわゆる「大須電気街」である。


 ここへ寄ることにしたのは、デジカメ用のCFアダプタを買う為である。

 ここもあまりじっくり見た事がなかったので、ぶらぶらと歩きながら探す事にする。






 大須は、日本の三大電気街と言われる、日本橋・秋葉原とは違い、その中に電気店ではないものの比率がかなり高い。

レストランはもちろん、衣料品や家具屋、金物屋、業務用機器の専門店などがかなりある。



 家具屋の中にDOSパラがひっそりたたずんでいる光景はとてもアレである(w






 ……で、気がつくとえろげの物色をしている罠。(滅

 大須まで来て何をしている私よ…(汗










 これ以上ここにいると妄想の世界に逃げてしまいそうなので、切り上げて「マウンテン」をひたすら目指す事に。





 向かう場所は、ここ地下鉄鶴舞線上前津駅から4つ目の、マウンテン最寄の「いりなか」駅である。

 

 色々な葛藤と闘いながら、いりなか駅に着いた。




 調べたところによると、ここから5分ほどで「マウンテン」に着けるらしい。

 一番出口から出て、左斜め前の道路へ行く。

 街の地図があったので、マウンテンを確認。

 早速向かう事に。






 この一帯は閑静な住宅地である。東京で言うと、調布あたりのイメージだろうか。


 こんなところに目標があるとは思えないほど、静かなたたずまいである。










 …幼稚園の角をいやいやながら曲がると、すぐに「マウンテン」の看板が。






←看板







 怪しい・・・(汗

 30年前の銭湯かドライブインのような怪しい山の絵が余計に怪しい…。

 つーか営業中の看板も怪しい…(汗













 それを目印に、喫茶店の正面に着き、見てみる。

 遠目には、一見、普通の店のようだ。






 …隣にある、ビニールのかかったサボテンやソテツなどは見なかったことにすればだが。(汗






 近づいてみると、凄いヤバイ雰囲気MAX(汗

 玄関は空き缶とかのゴミだらけだし、全体的に古いと言うんじゃなくて汚い(滝汗

 空き家だと言われたほうが自然だ。






 中を恐る恐る覗きこんで見ると、得体の知れないおぢさんが一人。









 とりあえず、営業はしているようだ。







 …しかし入りにくい。


 むしろ「ルミエール」の方が遥かに入りやすい(血汗






 そうこうしているうち、…おぢさんと目が合ってしまったので止むを得ず店内に。








 店内は、洋風アンティークっぽい作りである。







 何故か窓の外に見える、あまり管理というものに縁の無さそうなソテツ。

 古びて重そうな割に妙に軽いテーブルや、どうも食い物の香りに思えない妙な香り(サボテン?)。

 やはりホコリと親友っぽい床。





 以上の物を気にしなければ、くつろげると言えなくも無いだろう(汗。





 あれこれ考える間もなく、すぐに店員からメニューを渡される。


 本当に100種以上ある(汗 

 喫茶店のメニューとは思えないボリュームの上に
怪しげなメニューが沢山(滝汗
 








 そして目に入る甘口スパの文字。






 最大級のヤバイ予感(激汗

 

 しかし、ここのメニューをほぼ制覇し、新メニューの実験台にもなったと言うと言う弥生氏(ねこゆープレイヤー)に、「甘党であれば食える」という、


 「甘口抹茶小倉スパ」を薦められたので、それを注文してみる。







 待つ事15分。

 永遠のように長い時間だったのはいうまでも無い。











 そして、それはやって来た。


 ←コレ





 …見た目は意外にまとも(ぉだなぁ。





 ひょっとしたら、まともな味がするのかなと思い、まずは上に乗っているクリームと小倉あんを頂く。







 不味くは無い。





 コレは意外と逝けるか?と思いパスタを頂く。





 …ガリ。

 なんでパスタがガリっと言うんだ?






 …と思った刹那、この世のものとは思えない味に変貌(涙






 コレはおかしいと思い、全て混ぜてから食す。




 一言で言えば。



 …とてつもなくマズイ(血涙。






 どーしよーもなくパスタがアレな味だ。




 ひょっとしたらパスタだけなら美味いのかと思い、パスタだけの部分を食してみる。

 今度はじっくりと味わって、味を正確に覚えながら。


 んぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(絶叫





 私が間違っていた。

 忘れられるわけがない。

 …ここまでアレな味だとは…(血滝涙






 え?どんな味か分からないと?




 よろしい。描写してみるとしよう(ぇ。






←再度登場。


 まずパスタは極太のパスタ。



 これに抹茶が練り込まれているようなのだが、むしろ雑草系の苦味と青臭さが極太
のパスタによって、この上もなくイヤンな味に昇華。








 そしてさらに熱々のパスタの温度が言い様も無い香りをガンガン放っている。








 単体で食べればマズイとは言えない、小倉とクリームのハーモニーは、まるで極度に酔っ払ったシンガーのハードロックのように、別々に、安息無しに精神と舌と胃袋を容赦なくさいなむ。









 筆舌に尽くし難き味覚への拷問。Mの方にこの上も無くお勧め出来る一品で有ると言えよう。









 
 しかし。 
 
 私も大学時代、みさき先輩(ONE)と素で争えると言われた漢。

 このまま引き下がってはみさき先輩の名を汚してしまう(←阿呆)










 と言う訳で根性でかきこむ。














 グハッ(吐血




 …吐き気が120%に。(血涙







 このままでは、今日この後にある「月天オフ」で巫女さんにハァハァすることは至難だろう(←黙れ









 ARK兄貴の暴走に突っ込みを入れることも無理になるだろう(ヲ。












 



 


 ……







 ………














 名誉ある撤退決定。(=敗走)










 わが同志諸君よ。

 マウンテンはやはり偉大だった。

 次は是非ARK兄貴新たなるメンバーを連れて再挑戦してみたい。









 マウンテンよ!私はまたここへお前を倒しに来るぞ!!

 
 (…良い思い出を残すのなら矢場とんか月天が良いでしょう。イヤマヂで>本音)



 


 トップへ戻る