新・中古パソコンの裏側





タイトルがなんだか矛盾してますな(笑

久々にこの関係の文章を書きますね。

中古PCについての文章を書いてからしばらく経ち、あの頃とは状況が変わって来ました。

以前はノートで3万円以下と言えば、いいところPentium166Mhz位のものでしたが、今の現状では

Cereron300Mhz+CD-ROMドライブ+3年保証付等という、つい1年前では考えられないほど良い性能

の物になってきています。液晶はさすがに12.1インチの物がまだ主流ではありますが、CPU性能か

らいって、この辺のものだと98年末から99年末に発売されたもの。メモリを追加すれば、WINDOWS

2000までならまず普通に動作するでしょう。いい時代になったものです。








では、まずノートPCの方から説明していきましょう。

現状3万円あるいはそれ以下の物は、98年度のリース落ちの物が大半でしょう。

私も25000円程でIBMのThinkpad390EをSOFMAPにて買いましたが、ネット端末としても、ワープロ打

ち用のマシンとしても満足の行くものです。

これにWindows+Officeという定番のソフトが付いたものが大体4万円前後からでしょうか。このあ

たりはそれほど以前と変わらないです。




現在の価格帯としては、

1、35000円以下の物

2、70000円以下の物

3、70000円以上の物

この3種類に分かれてくるようです。




大体、1のもので性能の上限がPentium2かCereronの400Mhz前後、メモリが128MB、HDDが6.4GBとい

ったところでしょう。

この性能は動画編集などを行うにはもちろん足りませんが、MP3を聞いたりWord、Excelなどを使う

には申し分のない性能です。

チェックポイントは、以前も書いたとおりではありますが、




1、キーボード等の状態

2、起動時ハードディスクから異常な音がしないかどうか

3、外装に派手な傷があったりしないか。

4、液晶の輝度の低下(暗い等)はないか

5、PCMCIAスロットの動作は問題ないか

などに気をつけてください。



詳細に説明すると、



1において、どのくらいそのマシンが使用されているかが分かります。キーボードをクリーニング

しても完全には取りきれませんし、その場合でもキーボードの文字が霞んだり消えたりしてしまう

のですぐ分かります。


2においてHDDの使用状況(寿命)が分かります。この時代のPC(おおむね容量8GB以下)の

ハードディスクは、現在のものと比べると結構頑丈なので、それなりに持ちますが、酷使されて

いたり、あまりにも動いていなかったりすると動くには動きますが、変なアクセス音などがする

ことがあります。


3においては、そのパソコンを持って歩いたかどうかが分かります。

持ち歩くパソコンはどうしても故障確率が上がってしまうので、出来れば避けたいものです。

ではどうやって見分けるかというと、PCの上だけでなく側面や背面の傷の状態を見ることです。

置きっぱなしの状態では上の方には傷がつくことはありますが、側面や背面にはつきにくいもの

です。


4においては、液晶のバックライトの寿命が分かります。

液晶は、衝撃を与えたりしないかぎりはそんなに壊れませんが、明るさを調節するバックライトは

比較的先に切れてしまうことが多いようです。

これは、純粋に使用時間が短い方がいいということですので、見た目で暗いものは避けておいた方が

無難でしょう。ただし、一般的にSharpの製品は明るく、IBMは暗めであるという特徴もあるので注意

しましょう。IBM製品は液晶の輝度が暗めですが、そのままの状態で結構持ちます。


5においては、この翌年あたりからKDDIのAIRH並びにADSLの普及でモデムカードやLANカードが使用

されていることが多いためです。差しっぱなしで移動などしていると、動作が不安定になることが

多いのです。ノートPCの場合、PCMCIAスロットが壊れてしまうと、基盤の全交換となってしまい、

PC購入の代金よりも修理費が高くなってしまうので、重要なポイントです。



残りの価格帯のものについては、また次回で…



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