見てますWWF

ウチの実家あたらしもの好きのマイパパが、早々とCS導入してたんで、
わりと前から見てました。
でも先月1日、来日公演をやると聞き、ココ最近は欠かさず追ってたんです。

今、何とWWFにはハルク・ホーガンが戻って来てます
なにより、知ってる人がまだ現役でびっくらしました。

俺は別にプロレスマニアではなく、というかプロレス熱心に見るのなんて実は小学生以来
そのころ、いたよなホーガン。
「イチバーーーーン!!」とか叫んでたよね。


まー、当時我々小学生はみんなタイガーマスクのファンだったものですが。
昨年そのタイガーマスクだった佐山サトル氏が選挙に出てて、驚きました。
なにがって、言動が軍隊どうののプチ右翼化してたから。
若い頃海外に出てた人が、強烈にナショナリズムに目覚めるのって、嫌な説得感がありますね。


えー…、完全に話、脱線してしまいました。


WWFです。
アメリカいや世界最大のプロレス団体。

ここは、まぁ、ざっと説明しますと、
「これは筋書きのあるエンターテイメントです」
と公言するという方針のもと、全米で最も稼ぐスポーツ団体になりつめましたんです。
その、「筋書き」ってのが、やりおるんです。

通常はレスラー同士の抗争、という物語がリング上で展開していくんですが、
ここ10年ほど、
「団体のオーナー家族自ら、リング内外での愛憎劇に加わる」ことで、全米中をトリコにしたと。

よく言われる表現が「プロレス+ソープオペラ」だけど、もっとニューな感じがする。

「連続ドラマを演劇(ナマ)でやってる」って俺は思うね。
で要所でカメラとモニターを使い、カット割り、舞台転換もリアルタイムでやると。
で、舞台がリングなわけ。ちゃんと上手(かみて)と下手(しもて)もあると。
ナレーターもいると。

オーナーは、「敵はディズニーランド」と言い切ってるらしく、
その内容は刺激的だけど、公衆のタブーには決して触れません。
いい子ちゃんじゃないけど、絶対家族で見れる…という。
プロレスをもはや超えたエンターテイメントだと、発信元はすでに自負してるんですね。
絶対、ハリウッドとかから優秀なシナリオライター&演出を、かき集めてるっぽいしです。
やっぱ単純におもしれーですから。

初めてみたときは、まー度胆ぬかれましたね。
と同時に団体全体に、懐かしテイストもあって。

オーナーがどのレスラーよりも悪役になって、人気善玉系レスラーの試合妨害してたですよ。
凶器持って飛び込んだり。
で、相手レスラーから、ツバ顔にかけられてるし。
リング上で技かけられてるしで。
それで、ちゃんと子飼いの悪役レスラーもいてね。

そのオーナー、ビンス・マクマホンは、
「俺が社長だ、俺の思い通りにする」というキャラのもとに行動すんだけど、
なんでその際、超悪役の嫌われ者を選択したのか。
素朴な疑問だが。
社長がわざわざ、汚れ役やるという。
しかも知的さを全く排除したキャラクターですよ?
腹くくってるよなぁ…。

とどめは本物の家族全員、巻き込んでの愛憎劇。
ビンス氏は女子レスラーを愛人にして、自分の奥さんと対立。
「財産目当てで俺と結婚した、貧乏人の田舎娘が!!」
とか言ってたよ。

息子には、
「おめーにこの団体は継がせねー!!
おめーなんか、カーエッチで偶然できちまっただけ」
とか喧嘩してた(現在は和解)。

あと娘がいて、今、これがオヤジを超えるビッチぶりで、大ブレイク中です。
ステファニーっつうだけど、
自身の豊胸手術を公言し、以後、セクシー衣装で登場し続ける。
どっかの将棋指しも裸足で逃げ出しますです。

で…。ホーガンね。
忘れてませんよ。
この人が今のWWF劇場の中心。
もう46才だってのに、見た目は全然変わんなくて、感慨にふけりました。


ここまで書いて、疲れたので次回。


(続く)