| ピアノサロンフォンテーヌ No.29コンサート 〜オーボエとピアノの華麗なる共演〜 |
〜2006年4月30日(日)PM2:00 サロンフォンテーヌ〜
2006年 春爛漫、当サロンフォンテーヌは、オーボエのベテラン、
小川 和代氏をお招きし、華麗で、美しいオーボエとピアノの調べを
お楽しみ頂きます。イタリアバロックの名協奏曲、そしてロマン派、
さらに近代、現代と幅広い選曲で、またピアノはバッハの深遠なる
珍しい作品を演奏致します。皆さんお誘いあわせの上、是非
No.29例会にお出掛け下さい。お待ちしています。
お問い合わせ:ピアノサロンフォンテーヌ/ 森 Tel(052) 781-3315
どうぞご期待下さい!

コンサートが終わって

小川先生と私
4月30日、幸いにも好天に恵まれ、調律も順調に終り、すきっと明るく甘い
スタインウェイの音色が戻ってきた。パワーも衰えることなく健在だ!もう16歳に
なる。 32名の方々が来てくださった。たくさんのお客さんで、会場は熱気でむんむんと
していた。 いつものように、いろいろお話をし、平均律から弾き始めた。
最初はちょっと気持ちが落ち着かなかったが、NO、13 の優雅で、バッハにしては
流れるような美しい嬰へ長調を無難に引き終わり、次は難曲、ブラームス編曲による
シャコンヌ( 何と左手の為の! ) が始まる。 もうシーンとして、集中は出来ていたが
とにかく非常に深い精神性を持った、変化に富む曲であり、(これはバリエーションである)
時に音程が10度以上に広がっている為、なかなか技術も難しい。それに両手の演奏が
通常なのであって、左だけというのは身体のバランスがとりにくい。
しかし、この曲の場合、無駄なものが一切取り除かれ、ブゾーニ編曲よりずっと優れて
いると私は思う。ひょっとしたら、左手というのは不器用そうに見えて実は精神性を
もった”神の手” かもしれない!?
続いて、小川女史のオーボエ演奏、プログラムはバロックから現代へと西洋音楽史のような
もので、特にシューマンの3つのロマンスやアルビノーニは、オーボエ、ピアノともに
素晴らしいけれど、厄介なものであった。 シューマンは、一見親しみやすいメロディー
でとっつき.にくいものではないが、奥が深く、一筋縄ではいかない。正しい読譜を怠ると
思いもよらぬ落とし穴にはまってしまうのである。
アルビノーニはイタリアバロック、シンプルでありながら堂々と演奏しなければ
ならない。 小川女史は大げさな表現を避け、丁寧にバロックを良く分かって吹いておられた。
あとシェヘラザードはエキゾチックで演奏効果抜群だ。
ブリテンは、個人的にはよく理解できなかった。 音響的には面白いと思うのだが・・・
最後はチャイコフスキーの白鳥の湖 より“情景” で華やかにコンサートを終了した。
今回は内容のある名品の数々、神経が疲れたけれど、皆さん楽しんで下さったようだ。
皆さん、遠路はるばる我々のコンサートにお出掛け頂き有難うございました。
これからも、魅力ある会になるよういろいろアイディアを凝らしておこないます。
また次回をどうぞお楽しみに・・・・・
どうも有難うございました

2006年4月30日
ピアニスト 森 恵美子