とんど」 {とんど}
 

とんどは、別名、
「どんど」、「左義長(さぎちょう)」ともいう。
村や組単位で集まって、
お正月の飾りを川原や田んぼで盛大に燃やす行事。
14日の夜に行われるところが多い。
けど、今もやっているところはどのくらいあるのかな?
書初めをした字を持ってきて、その火で焼いて、
「高く上がったものは字が上手になる」
という言い伝えを聞いたことがあるが、
それだけを指す時は、
「良書揚(きっしょあげ)」という別の言葉もある。
たき火が好きな私としては、
こういう行事は冬のキャンプファイヤー感覚で
めちゃくちゃ楽しめるだろうなという気がするが、
写真でしか目にしたことがないのは、とても残念。
町じゅうの人と一緒に巨大な火を囲めるなんて、
なんて楽しそうな行事なんでしょう!


▼今日の一句
天の下人の小さきとんどかな     梅の門

▼今日の鑑賞
巨大な火をたくさんの村人たちと一緒に取り囲む。
あの人はこうしている、
この人はこうらしい、などなど、
いろんな話に花が咲く。
こんなおかずの作り方があるよ、なんて話や、
子供の高校や大学の話、結婚の話、
小さな子供のかわいい自慢…。
火を囲みながら尽きない話をしている。
楽しいひと時である。
そんな話の中で、ふと我に返った作者。
火の大きさに比例して自然の畏怖を感じ、
それに比例して、人の小ささを感じ、
それでも、人を卑下するのではなく、
自然は偉大で人は小さいということを
しっかりと実感したのだろう。

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2001/1/14 92,93号