私たちの行なっている空手の特色は、大人も子供もいわゆる「寸止め」はせずに相手の体に直接打撃を当てる 空手であることです。
直接当てることによりたたかれる痛み、たたくと自分の手も痛いといった事を体験し体で覚えることは「恐怖心に打ち勝って前に出ること」「痛さを知ることによって本当の意味でやさしくなれること」につながっていくと考えています。
相模原道場では、「小さな積み重ね」を大事にします。
一人一人が積み重ねによって作り上げていく山の形も様々でしょう。
その山からは、果たしてどのぐらい廻りが見渡せるでしょうか。
その山が重なり合えばもう少し遠くの景色も見渡せるかもしれません。
空手は、一人一人がつちかっていくものですが、相手がいなければ一人よがりに陥ってしまうこともあります。
一人一人が「小さな積み重ね」から、“強い心と広い心”をもてるようになって欲しいと願います。
空手道は、ただ強くなることだけではなく人間の持つ内面性においても、日本人には無くてはならないかけがえの無い文化の1つであるであると認識しております。
相模原道場が、多種多様化する社会において、強い自分に自信がもてるようになり、その心のよりどころになれれば幸いです。