第4回 魔法使いの宴in亀有 2000/10/28
今回は、主婦デュエリスト・るなっちさんが主催するマジックの集いに行って参りました。
場所は東京の綾瀬。駅を降りると、東京の下町らしい雰囲気で賑わっていました。そこを、ホームページに記載されていた「行き方」を読みながら15分くらい歩いて会場へ。(これが結構、オリエンテーリングみたいで面白かった。)
その日行われたのは、Invasionによるシールド戦。トーナメントパック×1、ブースター×2の、スイスドロー4回戦で、参加者は16名。
大会とはちょっと違いますが、最近しばらくレポを書いてなかったので、久しぶりに書いてみることにしました。

ではまず、この日に引いたカードから…

魂の織り手/Spirit Weaver
多様性の報酬/Rewards of Diversity
キャパシェンの一角獣/Capashen Unicorn
献身的兵士/Ardent Soldier
ベナリアのわな師/Benalish Trapper
手かせ/Shackles
薄光の天使/Glimmering Angel
監獄のバリケード/Prison Barricade
防護の宝球/Protective Sphere
防護の宝球/Protective Sphere
オアリムの接触/Orim's Touch

オアリムの接触/Orim's Touch
周到な計画/Well-Laid Plans
トレイリアの使者/Tolarian Emissary
錯乱/Disrupt
嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice
嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice
高潮の幻想家/Tidal Visionary
夢ツグミ/Dream Thrush
塔のドレイク/Tower Drake
フェアリーの戦隊/Faerie Squadron
幻影の地/Phantasmal Terrain
幻影の地/Phantasmal Terrain
選択/Opt

禁制/Prohibit

所の天使/Crypt Angel
汚辱の涙/Defiling Tears
アーボーグの骸骨/Urborg Skeleton
アーボーグの骸骨/Urborg Skeleton
アーボーグの骸骨/Urborg Skeleton
ファイレクシアの戦闘バエ/Phyrexian Battleflies
ファイレクシアの死神/Phyrexian Reaper
呪われた肉体/Cursed Flesh
風変わりな呪い/Exotic Curse
哀悼/Mourning
翡翠のヒル/Jade Leech
新緑の使者/Verduran Emissary
クウィリーオンの先駆者/Quirion Trailblazer
荊景学院の弟子/Thornscape Apprentice
肥沃な大地/Fertile Ground
蛇行する川/Wandering Stream
蛇行する川/Wandering Stream
砕土/Harrow
攻撃的衝動/Agressive Urge
ぶらつく巨人/Loafing Giant
憤怒の織り手/Rage Weaver
頭巾カヴー/Hooded Kavu
べたつきカヴー/Slimy Kavu
カヴーの攻め手/Kavu Aggressor
年経たカヴー/Ancient Kavu

飛びかかるカヴー/Pounching Kavu
焦熱の溶岩/Scorching Lava
炎の冠/Crown of Flames
芝地の傷み/Turf Wound
野蛮な攻勢/Savage Offensive
野蛮な攻勢/Savage Offensive
傷痕のピューマ/Scarred Puma
狂った怒り/Maniacal Rage


デアリガスの従者/Darigaaz's Attendant
リースの従者/Rith's Attendant

暴行/Assault殴打/Battery

蝕み/Undermine
有角チータ/Horned Cheetah
大食のコブラ/Voracious Cobra
オーラの破片/Aura Shards

疫病の胞子/Plague Spores
はね返り/Recoil
シヴのゾンビ/Shivan Zombie
ラノワールの騎士/Llanowar Knight

塩の湿地/Salt Marsh
シヴのオアシス/Shivan Oasis
アーボーグの火山/Urborg Volcano

地熱の割れ目/Geothermal Grevice
古き泉/Ancient Spring

平地6
島6
沼6
山6
森6

パックを開けた瞬間の第一印象。
「よ、弱ぇッ!!」
まず…、各種ドラゴン・各種ジンのような1体で場を制圧するような強烈なクリーチャーが皆無。
それから、限定環境では非常に強いと思って密かに注目していた白のコモン・カード「黒曜石の見習い僧/Obsidian Acolyte」「真紅の見習い僧/Crimson Acolyte」もいない。それからプロテクション・カヴーの「海辺の略奪者/Shoreline Raider」もいない。そうそう、なんと言ってもコモンでは強力な「アルマジロの外套/Armadillo Cloak」が無い!!
もちろん、X火力なんてあるわけもなく…、一体これでどんなデッキを作れと言うのだ!?

というわけでなんとか作ったデッキが以下。

頭巾カヴー/Hooded Kavu
べたつきカヴー/Slimy Kavu
カヴーの攻め手/Kavu Aggressor
年経たカヴー/Ancient Kavu

飛びかかるカヴー/Pounching Kavu


暴行/Assault殴打/Battery
焦熱の溶岩/Scorching Lava
炎の冠/Crown of Flames
狂った怒り/Maniacal Rage

呪われた肉体/Cursed Flesh
風変わりな呪い/Exotic Curse
墓所の天使/Crypt Angel


はね返り/Recoil
蝕み/Undermine
疫病の胞子/Plague Spores

嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice
高潮の幻想家/Tidal Visionary
夢ツグミ/Dream Thrush
塔のドレイク/Tower Drake
トレイリアの使者/Tolarian Emissary

フェアリーの戦隊/Faerie Squadron

選択/Opt
錯乱/Disrupt
禁制/Prohibit

デアリガスの従者/Darigaaz's Attendant

島6
山5
沼2
塩の湿地/Salt Marsh
アーボーグの火山/Urborg Volcano

比較的低コストで打撃力の高い赤のカヴー達と、中盤以降でも攻撃の通り易い青の飛行クリーチャーを主体に、赤黒の除去と青のカウンターで補助するようなスタイルのデッキにしてみました。枚数は、呪文25、土地15で40枚ちょうど。デッキの質を少しでも高めようと思い、枚数をギリギリにまで搾り込みました。Invasion環境だとマルチカラーの影響で、どうしてもデッキが3色以上になってしまうのですが、そうなると難しくなってくるのが土地のバランス。中でも3色目は、あまり多く入れると色事故の元なので工夫が必要です。このデッキの場合、沼を2枚だけにし、その代わりに「塩の湿地」「アーボーグの火山」、それから土地を沼に変えることのできる「べたつきカヴー」「夢ツグミ」を入れることで、黒のマナ・ソースを実質6枚としています。
ちなみにクリーチャーの枚数は13です

(本当は、メインでは「疫病の胞子」の代わりに「ぶらつく巨人」が入っていました。しかしこれは「やっぱり使えない」と思い、2セット目には必ず「疫病の胞子」と入れ替えていました。)

1回戦 VS タイタンさん 緑赤黒
前回、前々回と連続優勝しているというタイタンさん。
1本目: 3/3、4/3、4/4といった緑の中量級クリーチャーが次々出てきて、こちらのクリーチャーがサイズ負けする苦しい展開。しかし、2点火力や黒の除去呪文を駆使してなんとか戦線を維持し、飛行クリーチャーでダメージを与え続ける。こちらのライフもギリギリまで削り取られたが、なんとか先に綱を渡り切る。
2本目:同じような展開だが、今度は場のクリーチャーでは有利に展開。しかし、こちらの残りライフが5という時点で、「隕石の嵐/Meteor Storm」を出された! 相手の手札は2枚。このターンに本体に打たれて、次の相手のターンにもう1回打たれればもう、それで終わり。「投了です」と言おうかと思ったが、ふと考え直す。「隕石の嵐」は手札を2枚捨てないといけないので、2ターンに1回しか飛んで来ない。そうだ、その間になんとかすれば…。
で、とりあえず1発本体に打たれ、こちらの残りライフが1。「なんか引けッ!」と思ってドローすると、「はね返り」。これで「隕石の嵐」を手札に戻し、さらに1枚ディスカード。なんとかもう1ターン引き延ばせた。結局、これが功を奏し、逆転勝利!

結果:2勝0敗

2回戦 VS XVIさん 赤黒緑
今回の宴の共同主催者であるXVIさん。
1本目:こちらの飛行クリーチャー群を相手が止められない。で、そいつらが最後まで踏襲する。
2本目:
今度は相手の除去が冴える。キッカーを支払い3/3飛行で出ている「フェアリーの戦隊」に火力が飛んできたので「禁制」でカウンターしようとしたら、なんと「この呪文はカウンターされない」と書いてある。そう「ウルザの激怒/Urza's Rage」だったのだ。うぅ…欲しい!
その後、なんとまたもや「隕石の嵐」!しかも今度は、こいつの能力をバシバシ使われ、こちらのクリーチャーが全滅。場には相手の3/3クリーチャーが1体のみ。これはピンチだ。しかし、手札には「疫病の胞子」がある。土地を引いてマナが揃った所で、相手のクリーチャーを破壊すると共に、1枚しか場に出ていない「森」を破壊。これで「隕石の嵐」を起動できなくさせた。相手はとにかく「森」が欲しい状況だが、よく見ると先程「隕石の嵐」のコストとして森を捨てている…(笑)。その後はクリーチャー群を展開させて撲殺。
結果:2勝0敗

3回戦 VS タカノさん 緑白青黒?
1本目:今度の相手は白なので「見習い僧」を警戒したが、相手は逆土地事故(土地しか出ないというやつ)。軽快に撲り勝つ。
2本目:「夢ツグミ」を「狂った怒り」で3/3飛行にし、3ターン目から撲りに行く。そいつが15点削ったところで、相手に「はさみ蜘蛛/Pincer Spider」をキッカー付きで召喚され、攻撃が止まる。飛行をブロックできる3/4クリーチャーはなかなか厄介だ。その後、場は膠着状態に縺れ込むが、「はね返り」で突破口を作り、トドメを刺す。「はね返り」はなかなか活躍するなぁ。
結果:2勝0敗

4回戦 VS バオーさん 青白黒
1本目:「空の織り手/Sky Weaver」を相手がプレイ。こいつは非常にまずい存在なので、「呪われた肉体」で除去しようとするが、「禁制」でカウンターされる。次に、こちらが出そうとしたクリーチャーが「除外/Exclude」でカウンターされる。また、限定環境ではAランクカードだと思っている「旅人の外套/Traveler's Cloak」を「空の織り手」に付けられる。マズい。相手の良いように回っている感じだ。
しかしその後、とりあえず「空の織り手」は除去に成功。こちらも果敢に攻撃し、なんとか接戦に持ち込む。
そして最終的にその接戦を制するキーとなったのが、これまた「はね返り」。それと「蝕み」。特に「蝕み」の3点失うは、ライフ6点未満の攻防では非常に貴重だった。

2本目:今度はこちらの回りがよく、一方相手はそれほどでもない。素直に撲殺する。
結果:2勝0敗

 

 

 

 


結果:優勝! 4勝0敗(デュエル:8勝0敗)

う〜ん。最初弱いと思ったんですが、あれよあれよと都合よく勝ち進んでしまいました。
最も警戒していた
「黒曜石の見習い僧」「真紅の見習い僧」に1度も出会わなかった為、黒と赤の除去カードが冴えた点が大きかった気がします。「アルマジロの外套」にも出くわさなかったし。
使えたカードはというと…「はね返り」がとても良かったです。インスタントで何でも戻せるのはやはり非常に便利だし、相手の手札を1枚捨てさせるので、カード・アドヴァンテージ的にも損をしない、優秀なカードだと思います。

そして準優勝は、3勝1敗で、るなっちさんでした!

るなっちさんのホームページはこちら





オマケ1 VS 松元篤志さん 白緑青
つくばから一緒に行った松元君。彼は結局、2勝1敗1分で、いまいちパッとしない成績に終わりましたが
、「Tさんには負けない」と豪語するので対戦してみることに!
1本目:相手が何もしないうちに「あっさり」勝つ。(相手は土地ばかりドローしてしまう逆土地事故現象だったようだ。)
2本目:「黒曜石の見習い僧」と「真紅の見習い僧」と「海辺の略奪者」が瞬く間に出て来た。よくもまぁ、俺が嫌がるクリーチャーをそれだけ並べられたもんだ!と、呆れてみる。
しかも「天使の盾/Angelic Shield」で除去し難くしている。
しかし奴らの能力はホントに強い。こちらの黒と赤の除去呪文が、全て無駄カードになってしまうのだ。
それでも「べたつきカヴー」と「夢ツグミ」の能力で平地を抑え込むテクニックを駆使してなんとか2体とも除去したのだが、時すでに遅し。ドラゴン・レジェンド「復活させるものトリーヴァ/Treva,the Renewer」が出てきてコロッとやられる。
3本目:今度はまた、相手に好きなことをさせない展開で、サラッと撲殺。
(松元君、やはり42枚デッキで土地18枚はちょっと土地が多過ぎるんでは?)
結果:2勝1敗

オマケ2 VS るなっちさん 緑白赤
そして本日2位だった、るなっちさんとの勝負です。
1本目:るなっちさんは、自分で「まだまだ初心者」と言うだけあり、たしかにアレ?と思う戦闘場面が幾つか見受けられた。で、こちらはセオリー通りにクリーチャーを展開し、適度に除去とカウンターを当てて無難に勝利。
2本目:
4ターン目。相手が「アルマジロの外套」をプレイ。すかさず「はね返り」でクリーチャーを手札に返し、アルマジロを外す。危ない危ない。で、次のターン、なんとなく嫌な予感がしたので土地をアンタップ状態で残しておくと…、まさかのアルマジロ2枚目!もちろんカウンター。まぁ、アルマジロはコモンなので2枚出されても別に不思議なことではないのだが…。(これは本当にバカにならない超強力カードなので要注意。)
しかしこれで相手のキーカードを2枚封じたので、後は楽勝だろうと思ってクリーチャーを並べて攻撃に入ろうとすると…、なんと今度はドラゴン・レジェンド「煽動するものリース/Rith,the Awakener」が出て来た。これでこちらのクリーチャーが全てストップ。しかし、プロテクション白を持つ「墓所の天使/Crypt Angel」が出ていたので、これが奴の攻撃を食い止めてくれる、と思いきや、「荊景学院の弟子/Thornscape Apprentice」が出てきて、「墓所の天使」を毎ターンタップし始めた!
ドラゴンの攻撃がボコボコ本体に通り、苗木トークンが山のように製造されて…逆転負け。さすがドラゴン、強いっす。
3本目:沼がなかなか出なくて、手札の「蝕み」と「はね返り」が使えない間に、「ヤヴィマヤの蛮族/Yavimaya's Barbarian」に「アルマジロ」がペタッと。さらに基本地形の種類の数だけ+1/+1されるという「団結の力/Strength of Unity」まで付き、7/7トランプル・プロテクション青、+ライフ回復という、恐ろしいクリーチャーになってしまった!
それでもなんとか抵抗を試みるが…。終いには「アルマジロ」がもう1枚ついて9/9などという事態に!
18ライフ回復!?バンザ〜イ!
勝てません、そんなデッキには(笑)。
結果:1勝2敗