アポカリプス・プレリリース in 長崎 2001/6/3
九州は長崎に引っ越しました。で、早速アポカリプスのプレリリース・トーナメントに参加して来ました。
まだ発売されてないアポカリプスのブースター3袋に、Invasionのスターター1個でデッキを組む限定戦の大会。スイスドロー5回戦です。
ということで、まずはこの日に引いたカードから。
ルーアム・ジン/Ruham Djinn オアリムのいかづち/Orim's Thunder デイガの信奉者/Dega Disciple 神々しい光/Divine Light 義務と道理の盾/Shield of Duty and Reason 献身的兵士/Ardent Soldier 解体の一撃/Dismantling Blow 蘇生の妙薬/Reviving Dose カミソリ足のグリフィン/Razorfoot Griffin 団結の力/Strength of Unity 黒曜石の見習い僧/Obsidian Acolyte ベナリアのわな師/Benalish Trapper ざくろ色のヒル/Andradite Leech 死体焼却/Cremate 底ざらい/Dredge 抑制/Suppress ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager 泥沼のドルイド/Quagmire Druid 精神摘出/Mind Extraction 精神摘出/Mind Extraction 呪われた肉体/Cursed Flesh 惑乱の雲/Hypnotic Cloud 薄暮に歩くもの/Duskwalker 沼の信徒/Bog Initiate 暗影のワーム/Penumbra Wurm アナボルバー/Anavolver 茂みの精霊/Thicket Elemental 森の伝書使/Sylvan Messenger 根こそぎカヴー/Rooting Kavu 平穏な道/Tranquil Path 暗影のボブキャット/Penumbra Bobcat 暗影のボブキャット/Penumbra Bobcat 地勢/Lay of the Land 林間のナール/Glade Gnarr 林間のナール/Glade Gnarr 沼ナール/Bog Gnarr 蛇行する川/Wandering Stream 木登りカヴー/Kavu Climber 砕土/Harrow 肥沃な大地/Fertile Ground 突貫/Vigorous Charge クウィリーオンの歩哨/Quirion Sentinel 十二足獣/Dodecapod 抵抗/Stand+救出/Deliver 秩序/Order+混沌/Chaos |
高潮の急使/Tidal Courier 虹色ガラス/Rainbow Crow ヴォーデイリアの催眠術師/Vodalian Hypnotist 索引/Index ゆらめく蜃気楼/Shimmering Mirage 浅瀬のシャーマン/Reef Shaman 浅瀬のシャーマン/Reef Shaman 生体飛行船/Living Airship 偽り/Jilt 嵐景学院の弟子/Stormscape Apprentice メタスランのゾンビ/Metathran Zombie バリンのやり直し/Barrin's Unmaking 旅人の外套/Traveler's Cloak フェアリーの戦隊/Faerie Squadron 禁制/Prohibit 照射/Illuminate ラッカの聖域/Raka Sanctuary ツンドラ・カヴー/Tundra Kavu 沸血のドワーフ/Bloodfire Dwarf 沸血のドワーフ/Bloodfire Dwarf 沸血の注入/Bloodfire Infusion カヴーの滑空者/Kavu Glider ドワーフの地すべり/Dwarven Landslide ラッカの信奉者/Raka Disciple 芝地の傷み/Turf Wound 傷痕のピューマ/Scarred Puma 気絶/Stun 過負荷/Overload 加撃/Zap 菌類のシャンブラー/Fungal Shambler 鎧を来た守護者/Armored Guardian ミノタウルスの幻術師/Minotaur Illusionist 殉教者の墳墓/Martyr's Tomb 秩序ある渡り/Ordered Migration ロボトミー/Lobotomy ラノワールの死者/Llanowar Dead ガイアの空の民/Gaea's Skyfolk ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire 腐肉戦士/Putrid Warrior 力の消耗/Consume Strength シヴのゾンビ/Shivan Zombie ヴォーデイリアのソンビ/Vodalian Zombie ヤヴィマヤの蛮族/Yavimaya Barbarian 沿岸の塔/Coastal Tower 用水路/Irrigation Ditch 平地6 島6 沼6 山6 森6 |
なんと、レア・カードが緑に集中しているではないか!
しかも「暗影のワーム」とか「アナボルバー」とか、いかにも頼もしそうだ。緑を主軸とすることはあっさり決定。
クリーチャーは申し分ないので、あと欲しいのが「除去」と「飛行」。
で、目が行ったのが、青。
青を入れることで「アナボルバー」のキッカー・コストが支払え、5/5飛行にすることができる。
その他、「フェアリーの戦隊」の3/3飛行、「生体飛行船」の2/3飛行は限定環境では脅威的だし、「偽り」「禁制」といったサポートカードも便利だ。
赤の除去能力も魅力的。「照射」「沸血の注入」「加撃」「沸血のドワーフ」「ラッカの聖域」。
「偽り」のキッカー・コストも支払えるし、「ミノタウルスの幻術師」も使えるようになる。
黒を導入すると、「アナボルバー」のキッカー・コストや、「力の消耗」「菌類のシャンブラー」が使える。
白を入れれば、「カミソリ足のグリフィン」「ベナリアのわな師」「黒曜石の見習い僧」「秩序/混沌」などが使え、これまたなかなか悪くない。(「ゴブリンの軍団兵」も使えるし、「嵐景学院の弟子」のタップ能力も使える。)
この、どの色も使えそうな感じがしてしまうあたりが、Invasionブロックのシールド戦の面白いところだ。
で、いろいろ迷って作り上げたのが以下のようなデッキ。
地勢/Lay of the Land ガイアの空の民/Gaea's Skyfolk 十二足獣/Dodecapod |
ラッカの信奉者/Raka Disciple 沸血のドワーフ/Bloodfire Dwarf 沸血のドワーフ/Bloodfire Dwarf 加撃/Zap 沸血の注入/Bloodfire Infusion 照射/Illuminate 禁制/Prohibit 偽り/Jilt 旅人の外套/Traveler's Cloak 抵抗/Stand+救出/Deliver 生体飛行船/Living Airship フェアリーの戦隊/Faerie Squadron 森8 |
呪文26、土地17の計43枚。緑を主軸に青と赤が補助する。Invasionブロックの限定戦でいつも悩むのが土地の配分。デッキリストをよく見た人なら、青マナを必要とするカードが8枚(「アナボルバー」と「ラッカの信奉者」も含めると10枚)もあるにも関わらず、「島」がたったの4枚という点に疑問を感じるだろう。
これでいいのか?と迷ったのだが、緑の3枚の色補助呪文「地勢」「肥沃な大地」「砕土」がある為、実質7枚。7枚あれば引けるだろうという読みと、逆に森を引けなかった場合の損害を考え、できる限り森を多くしておく方針にした。一方、赤マナを必要とする呪文は7枚(「偽り」のキッカーコストを含めると8枚)で、青のカードよりも枚数は少ないのだが、土地は島よりも1枚多くて5枚。これは、赤の1マナ・クリーチャーが計3体入っているので、島よりも早く場に出てほしかった為だ。
また「林間のナール」(2体)、「菌類のシャンブラー」といった大型クリーチャーを入れなかった。コストの重い呪文が多くなり過ぎて、序盤の動きがギコチなくなることを恐れたからだ。
1回戦 VS 白黒緑
1本目:3マナ3/3飛行である「憑依の天使/Haunted
Angel」が早々と現れ、3点ずつライフが削られる。なかなかのプレッシャーである。こちらも「フェアリーの戦隊」をキッカー付きで召喚し、相打ちにとろうとするが、「解放/Liberate」により回避されてしまう。あと7点というところまで追い詰められたところで「アナボルバー」をキッカー付きで召喚。5/5飛行。この巨大な壁に相手は対処できず、攻撃が停止。膠着状態の後、「ラッカの信奉者」の飛行付与能力を使って逆襲を開始する。が、相手も「連合儀仗兵/Coalition
Honor Guard」をプレイ。飛行能力は「連合儀仗兵」にしか与えられなくなってしまった。こいつは放っておくと非常にまずい。
そこで大技炸裂!「根こそぎカブー」を「沸血の注入」のエサとして、全クリーチャーに4点ダメージ!
場に残ったのは5/5飛行の「アナボルバー」と「憑依の天使」から生まれたトークンのみとなったのだ。
2本目:今度は特にピンチという場面も無く、スムーズに場に出た「アナボルバー」(キッカー付き)でポコポコ殴って撲殺。やはり5/5飛行は半端じゃない強さだ。
結果:2勝0敗
2回戦 VS 白青赤
1本目:相手を残り8くらいまで追い詰めたところで、「窒息の旋風/Suffocating
Blast」等によりアドヴァンテージを奪われ、一旦、場が膠着。しかし、相手のミス&「偽り」(キッカー付き)の奇襲でトドメを刺す。
2本目:6/6のワームが出た。こいつは殺してもまた6/6のトークンが発生するという、敵に回したら非常に厄介な存在。しかし自分で使う分には実に有難いクリーチャーだ。トランプルも付いてるし。で、こいつでテキトーに殴って勝つ。
結果:2勝0敗
3回戦 VS 黒緑青(赤)
1本目:5マナで召喚した「茂みの精霊」に「死の突然変異/Death
Mutation」が打ち込まれ、1/1トークンが5個発生。トークン自体は「沸血のドワーフ」(1点微震付きクリーチャー)がいるので脅威ではないが、「茂みの精霊」を除去されたのが痛い。次に「ヴォーデイリアの海蛇/Vodalian
Serpent」がキッカー付きで召喚される(6/6)。ピンチだ。一方的に攻撃され続ける。「アナボルバー」を召喚するものの、5/5では防ぎ切れない。「沸血の注入」が手札にあったので、ブロック&沸血が使えれば、なんとか場をリセットすることができたのだが、タイミングが間に合わず、押し切られる。アナボルバー、黒キッカーも支払えれば…
2本目:相手が生贄に捧げると2マナ出る土地を使って、早々と「粛清するものクローシス/Crosis,
the Purger」を召喚。6/6飛行!! これだけでもう、白旗。
結果:0勝2敗
4回戦 VS 5色
1本目:相手土地事故。あっさり勝つ。
2本目:今度はこちらが、本日初の色事故。青マナが出ない。一方相手は1本目の鬱憤を晴らすかのごとく「ガイアの均衡/Gaea's
Balance」をプレイ。土地を5個生贄に捧げ、基本地形を5種類場に出す!…なかなか凄まじいカードだ。これにより勢いづいた相手を止めることは、やはりできなかった。
3本目:相手が土地を全部生贄にして「ガイアの均衡」。そこを「禁制」でカウンター!!!さらに場に残っていた「陽光の降下兵/Helionaut」を「抵抗/救出」で手札に戻し、相手のパーマネントが0になった。(しかも手札にはサイドインした「ドワーフの地すべり」が…)
結果:2勝1敗
5回戦 VS 赤黒青
1本目:非常にデッキがスムーズに回転。理想的に勝つ。
2本目:序盤、出遅れる。その隙に「シブのゾンビ/Shivan
Zombie」「疫病吐き/Plague Spitter」などからダメージを食らい過ぎた。残りライフが6くらいの時点で、ようやく戦線を構築し、逆襲に転じ始めるが、「洗い流し/Wash
Out」と「反発/Backlash」により、削り切られる。
3本目:今回は、相手の「疫病吐き」の能力に、「沸血のドワーフ」を合わせることによって、序盤の相手の軽〜中量級クリーチャーを凌いだ。序盤を抑えれば、こちらの大型クリーチャーが生きてくる。やはり「アナボルバー」、キッカー付き。こいつは強かった!
結果:2勝1敗
結果:優勝 4勝1敗(デュエル:8勝4敗)
え? 1敗してるのに優勝?
そう、今回人数が14人しかいなかったので、5戦全勝はおらず、ポイント差で優勝してしまいました。
しかし、長崎に移って初めての大会で優勝できて、とりあえず良かったです。(^^)
ということで、今後は活動の拠点が九州になります。
(長崎でもっとマジックが盛んになってくれるといいなぁ…)
強かったカード?
そりゃ、もちろん「アナボルバー」です!(単なる5/5飛行なんだけど…)
アポカリプスは、非常に面白いカードが満載で、今後のデッキにどういう影響を与えるのか、楽しみです。
賞品としてもらった「菌類のシャンブラー/Fungal
Shambler」
(サンスクリット語版)