オデッセイ・プレリリース in 長崎  2001/9/30

しかし最近、大会に出ていない。
博多のイエローサブマリンのちょっとしたミニ・トーナメントに出たのを除けば、アポカリプス・プレリリース以来。

そんな久しぶりさも手伝い、とても楽しみにしながら会場へ。

プレリリースとはご存知の通り、まだ店頭には並んでいない発売前のカードに初めてお目見えできる時でもある。とはいえ、カードリストは事前にネット上に流れているので、それを見てしまえば当日の驚きは少ない。でも「それじゃあ面白くないだろう」ということで、自分は見ないようにしている。ちょっとだけ噂を聞いて想像したりはしてるけど。それに下手に知識を蓄えると、よけいな考えに惑わされるかも知れないし。

ってことで、オデッセイのスターター1箱+ブースター3袋でデッキを組む限定戦、スイスドロー4回戦です。

 

この日に引いたカード

法の領域/Sphere of Law
真理の領域/Sphere of Truth
優雅の領域/Sphere of Grace
消えた火/Cease-Fire
消えた火/Cease-Fire
生命の噴出/Life Burst
励まし/Embolden
不屈の部族/Tireless Tribe
美徳の巡礼者/Pilgrim of Virtue
正義の巡礼者/Pilgrim of Justice
カーターの願望/Kirtar's Desire
オーラ術師/Auramancer
秘教の幻想家/Mystic Visionary
尊い癒し手/Hallowed Healer
ねじれの光/Ray of Distortion


保菌獣/Infected Vermin
苦痛をもたらす者/Painbringer
魔性の教示者/Diabolic Tutor
苦痛/Afflict
苦痛/Afflict
ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin
グレイブディガー/Gravedigger
薄暮のインプ/Dusk Imp
巣立つインプ/Fledgling Imp
異形の這うもの/Frightcrawler
総帥の願望/Patriarch's Desire
無垢の血/Innocent Blood
精神噴出/Mind Burst
陰謀団の尋問者/Cabal Inquisitor
モルグの窃盗/Morgue Theft
共食いゾンビ/Zombie Cannibal

石舌のバジリスク/Stone-Tongue Basilisk
突っ走るケンタウルス/Crashing Centaur
綿密な偵察/Deep Reconnaissance
リスのお喋り/Chatter of the Squirrel
春の儀式/Rites of Spring
野生の雑種犬/Wild Mongrel
一瞬の平和/Moment's Peace
ナントゥーコの信棒者/Nantuko Disciple
飛びかかる虎/Springing Tiger
象の待ち伏せ/Elephant Ambush
象の待ち伏せ/Elephant Ambush
凶暴象/Rabid Elephant
地図作り/Cartographer
地図作り/Cartographer
森林地帯のドルイド/Woodland Druid
簡略化/Simplify


影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator
セファリッドの祭典/Cephalid Shrine
集中/Concentrate
大洪水/Deluge
オーラの移植/Aura Graft
ボールシャンのグリフィン/Balshan Griffin
夢繰り/Dreamwinder
霊力/Psinic Gift
エイヴンの風読み/Aven Windreader
固めの墨/Immbilizing Ink
幻影の仔/Phantom Whelp
拒絶の儀式/Rites of Refusal
思考をかじるもの/Thought Nibbler
縄抜けの名人/Escape Artist
アボシャンの願望/Abshan's Desire
非物質化/Dematerialize

震央/Epicenter
パーディックの山の鉱夫/Pardic Miner
突発的な行動/Impulsive Maneuvers
溶岩のあぶく/Lava Blister
ムチ打ち巨人/Whipkeeper
ミノタウルスの探検者/Minotaur Explorer
埋め合わせ/Recoup
ドワーフの兵卒/Dwarven Grunt
振動/Tremble
入門の儀式/Rites of Initiation
炎の稲妻/Firebolt
炎の稲妻/Firebolt
炎の斉射/Blazing Salvo
集中砲火/Flame Burst
蛮族の狂人/Barbarian Lunatic
パーディック山の火猫/Pardic Firecat
焦熱の飛弾/Scorching Missile
投鎖獣/Chainflinger
容認される損失/Acceptable Losses

パッチワーク・ノーム/Patchwork Gnomes

ケンタウルスの庭園/Centaur Garden
セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum
海底の瓦礫/Seafloor Debris
海底の瓦礫/Seafloor Debris
見捨てられた前哨地/Abandoned Outpost
沼の漂流物/Bog Wreckage
荒らされた高地/Ravaged Highlands
平地6
島7
沼6
山6
森6

今回のウリは「スレッショルド」に「フラッシュバック」。

「震央」…スレッショルド。あなたの墓地のカードが7枚以上ある時に使えば、全てのプレイヤーは全ての土地を生贄に捧げる…。おぉ!これはまさしく「ハルマゲドン」じゃないか!

「石舌のバジリスク」…ふむふむ、こいつは「茂みのバジリスク/Thicket Basilisk」のサイズが4/5になったやつか。スレッショルド。あなたの墓地の枚数が7枚以上になれば「寄せ餌/Lure」が付く。おぉ!これを強いと言わずして何を強いと言おう。

そして、フラッシュバック。

「炎の稲妻」…対象のプレイヤーかクリーチャーに2点。うん、限定環境なら有無を言わさず採用するカードだ。フラッシュバック。4赤支払えば、墓地からこのカードが使える。つまり1枚で2発打てる。つ、強い…。

「象の待ち伏せ」…。3/3の象トークンを1個出す。こいつもフラッシュバック。もう1個出せる。しかもインスタント。つ、強い…。

ということで、自然とデッキは緑赤になった。

ただしこの色の組み合わせは飛行クリーチャーが無い為、クリーチャー同士がにらめっこしてしまうことが時としてある。そこで、状況打開用として青を3枚だけ組み込んでみた。
青には他にも「ボールシャンのグリフィン」「エイヴンの風読み」といった強そうな飛行クリーチャーもいたが、これらはコストに青マナを2つ必要とする為、あまり欲張らないことにした。

ということでできたデッキが以下。

春の儀式/Rites of Spring
綿密な偵察/Deep Recnnaissance
一瞬の平和/Moment's Peace
リスのお喋り
/Chatter f the Squirrel
野生の雑種犬/Wild Mongrel
ナントゥーコの信棒者/Nantuk Disciple
飛びかかる虎/Springing Tiger
象の待ち伏せ/Elephant Ambush
象の待ち伏せ/Elephant Ambush
凶暴象
/Rabid Elephant
突っ走るケンタウルス/Crashing Centaur
石舌のバジリスク/Stone-Tongue Basilisk

アボシャンの願望/Abshan's Desire
大洪水/Deluge
非物質化/Dematerialize

ミノタウルスの探検者/Minotaur Explorer
蛮族の狂人/Barbarian Lunatic
パーディック山の火猫/Pardic Firecat
投鎖獣Chainflinger
炎の斉射/Blazing Salvo
炎の稲妻/Firebolt
炎の稲妻/Firebolt
集中砲火/Flame Burst
焦熱の飛弾/Scorching Missile
容認される損失/Acceptable Losses
埋め合わせ/Recoup
震央/Epicenter

森8
山6
島2
ケンタウルスの庭園/Centaur Garden
荒らされた高地/Ravaged Highlands

呪文27、土地18の計45枚。4マナ以上のカードが多いし、フラッシュバックを活用する為にも、土地はちょっと多めに入れてみた。
クリーチャー12体はやや少なめだったが、火力6枚+火力のようなクリーチャー2体=計8枚はなかなか良いかも。

 

1回戦 VS 青白緑
1本目:相手は、かなりチャイルドな感じの中学生。序盤、相手の1/1、2/2くらいのクリーチャーにぺこぺこ殴られる。軽く止められるだろうとタカをくくっていたら、カウンターを何発もくらい、なかなか止められない。そのまま10点くらい削られる。
こちらは新能力フラッシュバックをバンバン使用。う〜ん、墓地の枚数が全然溜まらず、スレッショルドが発動できない。しかし、フラッシュバックのおかげか相手も種切れになって来た。そこで「投鎖獣」を召喚。こいつが相手のタフネス1クリーチャーを次々と葬る活躍を見せる。一方、「凶暴象」「石舌のバジリスク」などを次々呼んで、場の状況を逆転。やがて「アボシャンの願望」により飛行を得たバジリスクで勝利へと。
2本目:1本目終了後、「やっぱり大人は強い。大人はずるい。」と言われる(笑)。べつにズルいことは何ひとつしてないんだけどなぁ。それから、デッキの中から「玉虫色の天使/Iridescent Angel」を見せてくれ、「これさえ引ければ!」としきりに連呼。そのカードには、4/4・飛行・全ての色のプロテクションを持つ、と書いてある。たしかにこれに対抗できるカードは何ひとつない。これを出されたらホントに止められないなぁ。…いや、それより早く2本目やろうよ(笑)。
2本目は思いっきり土地事故で苦しむ。3つ目の土地がなかなか出ず、3、4枚ディスカードするハメに。オマケにやっとの思いで打った「綿密な偵察」がカウンターされる。「さすがにこれは勝てないだろう」と思っていたが、相手の攻撃力が今一歩。序盤のディスカードのおかげでスラッショルドの条件をあっさりクリアし、残りライフ10くらいのところで戦線構築に成功。(なるほどスラッショルドはこういう時に便利だな。)その後、お互いにクリーチャーをいっぱい並べたところで時間切れ。墓地には「一瞬の平和」が落ちてるし。
結果:1勝0敗

2回戦 VS 赤緑
1本目:相手もこちらと同じく赤緑デッキ。こちら2ターン目に「野生の雑種犬」(2/2)。相手は2ターン目に「ミノタウロスの探検者」(3/3)。が、その後とにかく攻撃的に動くことで場を優位に展開。だが相手もオデッセイの目玉カードである「ミラーリ/Mirari」を繰り出す。2点火力の「炎の稲妻」が4点火力となって飛んでくる!これ、やっぱり強い…。しかし結局、終始ゲームの主導権をこちらが握り、圧勝。
2本目:やはりひたすら攻撃的に動く。うまく回った。
結果:2勝0敗

3回戦 VS 白青赤
1本目:序盤、手札にクリーチャーが無く、遅いスタートを切ってしまうが、相手も同様に鈍い出足。だが、途中からこちらがブンブン回り出して相手のブロッカーを焼きまくる。快勝。
2本目:今度は相手がすごい回り。こちらのクリーチャーが次々と火力で焼かれ、あっさり負け。相手の火力の数もなかなかのものだ。
3本目:
「ミノタウロスの探検者」(3/3)をこちらが2ターン目に召喚。相手はこれに「炎の斉射」を撃って来る。これはクリーチャーに3点与えるかプレイヤーに5点与えるかを撃たれた側が選べるのだが、ノータイムで5点もらう方を選ぶ。この選択はもちろん、大正解で、相手の出したクリーチャーを次々と火力で除去し、ミノタウロスが暴れまくる。こやつ強し!
結果:2勝1敗

4回戦 VS 赤緑
さてさて、全勝で迎えた最終戦。これで勝った方が優勝。連続優勝はなるのか!?
1本目:なにやら相手のカードパワーがものすごい。3マナ3/4の「くすぶり獣/Ember Beast」が出てくる。4/4トークンを産む「獣の襲撃/Beast Attack」はフラッシュバック付き。「木の実拾い/Nut Collector」も放って置けないヤバさ加減。「キヅタの精霊/Ivy Elemental」なんてやつまでいる。ダメだ。投了。(こちらも石舌のバジリスクをスレッショルドONで繰り出すも、どーにもならなかった…)

サイドボードにかなり悩む。青いカードを抜いて、白から「正義の巡礼者」「カーターの願望」「法の領域」などを入れようかと考えたが、やはり「より攻撃的に!」と思い直し、サイドインは「簡略化」1枚に抑える。
2本目:今度は2ターン目に「野生の雑種犬」を出し、そのまま攻めダルマと化す。
相手もパワーカードをほとんど引けず、そのまま一気に最後まで押し切る。
3本目:初手、土地6枚に「一瞬の平和」1枚。ちょっと悩んだが、その後呪文を立て続けにドローするのをイメージしてマリガンせずに開始する。…失敗だった。その後、クリーチャーを引かないのだ。まるっきり1枚も。それを見ていたギャラリーが一言、「クリーチャーはどーしたんですか?」。ホント、どーしたんだろう?(笑)
結果:1勝2敗

 

 

 

 


結果:2位/20人 3勝1敗(デュエル:8勝4敗)

準優勝でした。

今回のデッキはもうちょっとデッキ全体を軽くして、クリーチャーの数が増やした方が良かったな、と後から思ったり。「野生の雑種犬」や「ミノタウロスの探検者」が2ターン目に出て、それを火力で援護するパターンに持ち込めた時が強かったです。

スレッショルドとフラッシュバックもけっこう面白い機能だなーと思いました


 

賞品としてもらった「石舌のバジリスク/Stone-Tongue Basilisk」
(アラビア語版)