佐世保のとある大会 2002/12/15
超久々となるスタンダードデッキによる大会レポです。
長崎に来てからというものマジックをやる回数が激減してしまい、そんな中「佐世保で大会がある」ということで行って来ました。(ファイナル2003じゃなくてすんませんねぇ…)
長崎と言えばチャンポンデッキ 使用可能セット:7th,OD,TO,JD,OS | |
3:生き埋め/Buried Alive (OD) 3:総帥の召集/Patriarch's Bidding (OS) 4:ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion (TO) 4:燃え立つ願い/Burning Wish (JD) 1:汚れた契約/Tainted Pact (OD) 4:強迫/Duress (7th) 4:卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid (OS) 3:ショック/Shock (7th,OS) 2:火山の鎚/Volcanic Hammer (7th) 4:地震/Earthquake (7th) |
9:山/Mountain 9:沼/Swamp 4:硫黄泉/Sulfurous Springs (7th) 4:血染めのぬかるみ/Bloodstaind Mire (OS) 3:やせた原野/Barren Moor (OS) 3:忘れられた洞窟/Forgotten Cave (OS) サイドボード |
今の環境だと青緑マッドネスとか青黒サイカトグ、赤白サイクリング、赤緑ステロイドなどが強いようだけど、みんなが使ってるデッキはあまり使いたくないという性格なんで、選んだデッキは…。
長崎と言えばチャンポン!デッキ。
場に出た時に6点ライフを奪う「ラクァタスのチャンピオン」を「生き埋め」で3つ墓地に沈めておいて「総帥の招集」で一気に場に出し、6点×3=18点ライフを奪うというコンボデッキ。
これは博多・天神のイエローサブマリンで店員をしているハヤシさんに教えてもらったコンセプト。勝ち味が濃くてけっこう面白かったので、これを自分流にアレンジして使うことにした。勝っても負けてもアッサリしているのもいい感じ。
「燃え立つ願い」が4枚入っているおかげでコンボ構成カードが着実に手に入り、邪魔が入らなければかなりの高確率で5ターンで勝負が決まる。(ま、たいてい邪魔は入るんだけど。)
コンボ要素以外のカードは
・速いクリーチャーデッキの攻撃に耐える。
・本体に2点ダメージを与える。(コンボだけでは計18点で2点足りないので)
という目的で選んである。
「地震」は上記の目的を同時に満たせるので4枚投入。それとクリーチャーも同じく上記の目的を同時に満たす可能性がある為、悩んだ末に「卑劣なアヌーリッド」を投入。
サイドボードは、コンボデッキだけにカウンターには思いっきり弱いだろうと考えて、追加の手札破壊を6枚と、トドメの呪文を通す為の「圧服」を4枚投入してみた。
さ〜て、久々のスタンダードの大会、結果はいかに!
1回戦 VS 青白パーミッション
いきなり苦手とするパーミッションデッキが相手。ははは…。
1本目: コンボ要素がほどなく揃い、土地も必要な枚数揃うが、案の定カウンターで阻まれる。が、ひたすら積極的に動いて相手に手札を消費させる。「卑劣なアヌーリッド」で2、3発ほど殴った後、相手のカウンターが尽きたのを察知し、9点地震&4点地震でトドメ。(やっぱ地震強いわ)
サイドボード:火力を全部抜いて、手札破壊と「圧服」をフルにイン。
2本目:相手が「賛美されし天使」を変異で召喚。が、火力をすべてサイドに送ってしまった為、こいつが焼けない…。(手札の「圧服」意味なし!)で、表になった天使にボッコンボッコン殴られ、相手のライフが果てしなく回復してしまい、負け。
サイドボード:やっぱり何枚か火力をメインに戻す。
3本目:今度は相手の天使(変異状態)を2点火力でサックリ除去。「卑劣なアヌーリッド」でコツコツダメージを与えるが、相手も「動員令/Mobilization」で応戦。(やはりコンボは「生き埋め」をカウンターされるなどして成立しない。)アヌーリッドや火力による「普通の攻め」で残り5ライフまで追い詰めたので、6マナ支払ってチャンピオンを生出し、本体に6点でトドメ! のつもりが、カウンターで打ち消される。ならば次は「総帥の招集」でさっきカウンターされたチャンピオンを場に戻して6点!
こいつが通って勝ち。
結果:2勝1敗
2回戦 VS 赤白緑サイクリング
今度は旬のデッキであるサイクリング・デッキ。「霊体の地滑り/Astral Slide」「稲妻の裂け目/Lightning
Rift」がデッキの要なので赤白が基本だが、この対戦相手の場合は緑の「地図作り/Cartographer」を混ぜてライブラリの基本地形を圧縮するギミックを入れてある。
1本目:基本的にこの色の相手にはこちらを邪魔する要素がほとんどない為、5ターン目にはコンボ発動の準備が整った。が、相手が「ティーロの信者/Teroh's
Faithful」で4点回復していた為、先に「ショック」3発を本体に打ち込み、次のターンにコンボ発動。チャンピオンで18点!
サイドボード:特になし
2本目:今度は相手に「新たな信仰/Renewed Faith」やら「賛美されし天使/Exalted
Angel」やら「ティーロの信者/Teroh's Faithful」やらでライフを回復されまくってしまった(霊体の地滑り、けっこう酷いカードだよなぁ)。手が届かなくなったので投了。
3本目:3ターン目に相手の「地図作り」もろとも2点地震。で、スパッと5ターンでコンボ完成!
結果:2勝1敗
3回戦 VS 緑青マッドネス
1本目:相手がクリーチャーを並べてくるので地震を打ったり「アヌーリッド」でブロックしたり。相手は「野生の雑種犬」を維持すべく手札をいっぱい捨てるが、それはこちらの思うツボ。ほぼ5ターンでコンボ完成。
サイドボード:手札破壊を少々。
2本目:またしても相手のクリーチャー群に地震!相手の墓地に「不可思議/Wonder」があると地震は役に立たないが、そんな都合の良いカードはドローさせない。でもって地震で相手のライフを8点ほど削ったところで、チャンピオンを生出し。本体に6点。その後「願い」を使ってサイドボードから拾ってきた「チェイナーの布告」で相手のブロッカーを排除し、チャンピオンで殴って勝利。
結果:2勝0敗
4回戦 VS 青黒サイカトグ+偏頭痛
1本目:2ターン目に「願い」で拾ってきた「生き埋め」を、相手の「強迫」で抜かれる(イタイ)。それでも相手のサイカトグを「チェイナーの布告」で除去したりいろいろやりあった後、次のターンにはコンボが炸裂するという時に…
相手のデッキはいわゆる青黒のサイカトグかと思いきや、「偏頭痛/Megrim」を貼ってきて?と思っていたら実は「セファリッドの円形競技場/Cephalid
Coliseum」や「ルーンの解読/Read the Runes」といったドローしてディスカードする系のカードで相手にダメージを与えるデッキだった。で、「セファリッドの円形競技場」3つに18点ダメージを与えられて負け。
(マナとかタイミングの微妙な問題で、1マナ/1ターン間に合わなかったのだ。)
サイドボード:手札破壊を少々。
2本目:初手「強迫」「強迫」「陰謀団式療法」「睡眠の悪鬼」。で相手の手札が「燻し/Smother」×2、「消えないこだま/Haunting
Echoes」「偏頭痛」「サイカトグ」。手札に手札破壊が大量にあったので油断してしまい、「消えないこだま」を真っ先に捨てず、5マナ溜まる前に捨てさせればいいやと思っていたら、そのタイミングでカウンターを引かれてしまう。(>_<;)
で、「こだま」で墓地のチャンピオン含む諸々のカードが無くなってしまい、負け。
(一番ヤバいカードなんだから確実に落とせよなー >俺)
結果:0勝2敗
このデッキは、サイクリングが流行っているのをメタゲームして、メインで「偏頭痛」を使うようにしたデッキだそうです。でも残念ながら決勝戦でサイクリングに負けたと言ってました。
5回戦 VS 緑青マッドネス
1本目: 地震などで適度にクリーチャーを除去してコンボの準備を進めていたが、ちょっと油断して次のターンに喰らうダメージを計算しなかったら10点くらいのダメージを食らってしまい負け。(手札には火山の鎚など)
サイドボード:手札破壊を少々。
2本目:初手に「強迫」と「陰謀団式療法」があったので2ターン目にまず「強迫」で確認して次に「陰謀団式療法」を使おうと思っていたのだが、「強迫」を使っただけで次のスペルを唱えるのを忘れてしまった。(-_-;)。これがけっこうその後のプレイに響いた感じで、ほにゃにゃにゃ〜と負け。(もうやる気がだいぶ低下してたんだな)
結果:0勝2敗
結果: 3勝2敗 デュエル:6勝6敗
やはり最近のデュエル不足によりマヌケなプレイも多かったし勝負勘が落ちてるなぁ、と感じました。
またサイドボードは明らかに練り不足で、ほとんど使えませんでした。
サイドを練り直してもうちょっと練習してプレイになれれば、このデッキはもう少し勝てるんじゃないかと思います。
> 松尾さん@長崎
足りない分のカードをたくさん貸して頂いてありがとうございました。m(_ _)m
《 おまけ 》
米軍基地のある佐世保らしく、アメリカ人の少年も来ていた。
彼のデッキは青黒で、場には「未来予知/Future Sight」が出ていた。
未来予知/Future Sight 2青青青 エンチャント
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイする。
あなたは、あなたのライブラリーの一番上のカードを、あなたの手札にあるものとしてプレイしてもよい。
これにより凄まじい勢いでカードをプレイ&ドローし、完全に相手をコントロールしていた。
恐ろしく強いカードだなぁ、と思って見ていたのだが…。
よく見ると彼のライブラリーがあとほんの少ししかない。しかしそれでもいっこうに気にする様子もなくバリバリ呪文をプレイし、ドローする彼。
たぶん、墓地をライブラリーに戻すカードがデッキにあるんだろう、と思って見ていたが、ついに最後の1枚をドローしてもそのカードは出てこなかった。
で、ライブラリーアウトで負け。一体あの猛烈なドロー及び完璧なゲーム・コントロールはなんだったんだ?!(笑)
また、対戦相手の少年が言ったひとことも面白かった。
「やったー。初めて勝ったー。」
(お前!それは本当に自分でつかんだ勝利なのか!?)
# でも、こういう変てこりんなデュエルにこそ、マジックの一番面白い部分がある、と正直思った。