第12回 CCC 99/5/16
「第5版」最後の大会です。
最近、全くデュエルしてなく、どんなデッキが強いかも知らなければ、手持ちのデッキも無かったんで、最初出ないつもりでいたのですが、某氏のススメにより、急遽参加することにしました。
ということなので、メタゲームとか無しで、さんざん使っていた黒ウイニーを持っていくことにしました。(頭使わないで済むし)
以下、今回のレシピです。

くろういに〜   使用可能セット:5th、TP、SH、EX、US、UL
クリーチャー23枚
4:カーノファージ Carnofage (EX)
4:肉占い Sarcomancy (TP)
4:黒騎士 Black Knight (5th)
4:ダウスィーの殺害者 Dauthi Slayer (TP)
4:ダウスィーの怪物 Dauthi Horror (TP)
3:飛び回るスカージ Skittering Skirge (US)
  マナソース22枚
16:沼 Swamp
2:不毛な大地 Wasteland (TP)
4:暗黒の儀式 Dark Ritual
その他15枚
4:強迫 Duress(US)
4:邪悪なる力 Unholy Strength(5th)
4:不吉の月 Bad Moon (5th)

3:呪われた巻き物 Cursed Scroll (TP)
  サイドボード
4:夜の戦慄 Draed of night (TP)
4:非業の死 Perish (TP)
4:ボトルのノーム Bottle Gnome (TP)
3:凶運の彫像 Jinxed Idol(TP)

ほんとに、ひたすら殴るだけの黒ウイニーです。
世間一般では「スーサイド・ブラック(自殺黒単)」と言われているデッキですが、自らのライフを削るカードは8枚の1マナ・ゾンビくらいしかないので、よって単なる「黒ウイニー」です。
デッキ構成は、1マナ域19枚、2マナ域19枚、3マナ以上は0。この徹底した低コスト化に「暗黒の儀式」が加わって、素晴らしい速度と安定性を発揮してくれます。
欠点は、「日中の光/Light of Day」「最下層民/Pariah」といった、致命的なカードが存在するところですが、その時は素直に投了しようと腹括っています。
前日にデュエルした感じでは、赤スライ相手にもかなりの勝率を収めていたので、恐いのは「白」と、徹底的にクリーチャーを排他するデッキ、てなところでしょうか…。

1回戦 VS 黒単ネクロ・ディスク
なんと、いきなりCC(※つくばのマジック・サークルの名称。この大会の主催団体)の山下さんと当たってしまった。かなりアンラッキーなスタート。で、デッキは今流行りらしいネクロディスク。
1本目:スカージと巻き物でコツコツとダメージを与える。相手がディスクを引けず、そのまま押し切る。
サイド:変更無し
2本目:「強迫」で「ネクロ」を抜き取り、肉占い等で殴る。またまた相手がディスクを引けず、そのまま押し切る。
結果:2勝0敗

2回戦 VS 緑5色NWO
「繰り返す悪夢」の代わりを、「リビングデス」と「死体のダンス」で補ったタイプのNWO。
1本目:シャドーの猛攻で、相手のライフを残り2点というところまで追いつめたところで、「リビングデス」を食らう。「スパイクの飼育係」や「貿易風ライダー」まで出てきて、相手充分だったので、そそくさと投了。
サイド:Perish4枚導入。
2本目:1ターン目、Dark Ritualから黒騎士&邪悪なる力。2ターン目、邪悪なる力をもう1枚付けてアタック。6点。巻き物もセット。3ターン目、Perishを打って、壁とエルフと極楽鳥をなぎ払いアタック。6点。…という理想の攻撃で、瞬殺。
3本目:序盤からの速攻で相手を追いつめるが、「スパイクの織り手/Spike Weaver」を出されて、攻撃がストップ。心の中で「リビングデス引くなぁ〜」と祈りつつ、3回Fog効果が使われた後の猛攻で、なんとか仕留める。
相手がかなり面白い人で、「こいつがジャジャ馬だからよく事故るんだ」と言いながらシャッフルしていた。俺もそのセリフ使お。
結果:2勝1敗

3回戦 VS 白ウイニー
今度はCCの重鎮・坂本さんと当たってしまった。しかも、相性最悪の白ウイニー!
1本目:「最下層民出すなぁ〜!」と祈りつつ、黒騎士、ダウスィーの怪物、スカージといったブロックされない奴らで殴る。神速で回って快勝。
サイド:「夜の戦慄」を4枚投入。
2本目:またまた、祈りつつ、ひたすら殴る。「夜の戦慄」を貼ったり「不吉の月」を貼ったり、かと思えば「臨機応変/Slight of Mind」で書き換えられたり、色々やって、なんだかんだで10点パンチで削り切る。分が悪いはずの白だが、勝てた!ラッキー。
結果:2勝0敗

4回戦 VS 緑白エンチャントレス・デッキ
「豊穣/Abandance」と「森の知恵/Sylvan Libraly」のコンボ(俺的には認めてないコンボだけど)に、エンチャントレスのドロー能力を組み合わせた、カード引きまくりデッキ。
1本目:Duressで手札破壊しつつ、速攻殴り。
サイド:Perishを4と、白が見えたので最後の詰め用に「凶運の彫像」を2。
2本目:「豊穣」と「森の知恵」のコンボが完成し、相手がガンガン・ドローする。が、巻き物が良く回って、快勝。相手のデッキは、ドロー能力は凄いが、1枚1枚のカード・パワーがイマイチ弱かったようだ。
結果:2勝0敗

5回戦 VS 緑赤(白) ホージョークル(本人談)
4戦目と同じく、「豊穣」と「森の知恵」のコンボを作って、「ジョークル・ホープス」を打ち、コンボを有効活用しようというデッキ。
1本目:手札が、巻き物と肉占いがあるだけで、あと全部土地。ちょっとまずいかなぁ、と思いつつも、その後クリーチャーばかりツモることを期待して開始したら、ひたすら土地をツモる。巻き物は割られ、「スパイクの織り手/Spike Weaver」と「投下師/Fire Slinger」といった防御的なクリーチャーに殴り殺される。
サイド:Perishを4。
2本目:今度は快調に攻める。Duressで「日中の光」と「火葬」を落とす。しかし!相手が残り2点というところで、2枚目の「日中の光」を引かれた!
あと2点だったから、巻き物でペチッといけば勝ちだったので粘ったが、「ジョクル」で土地を流され、「スパイクの飼育係/Spike Feeder」が出てきたので投了。…サイドから「凶運の彫像」を入れなかったのが失敗だったかな。
結果:0勝2敗

6回戦 VS 青(黒) パーミッション
ほとんど青単のカウンターデッキ。
1本目:殴る。ネビ。ボトルノームで回復。殴る。ネビ。ボトルノームで回復。を、なんと4回繰り返した!(相手がネビを4枚引いた!)でも、ゴリ押しで圧し勝つ。
サイド:凶運の彫像を3枚投入。
2本目:肉占いから出たゾンビ・トークンを、「レガシーの魅惑/Legacy's Allure」で奪われる。で、モタモタしている隙に、「パリンクロン」がなんと1ターンに2体登場。8点アタックが2回来て終了。(パリンクロン、けっこう良いね。)
3本目:超速攻で殴り勝つ。
結果:2勝1敗

 

 


総合結果:5勝1敗(デュエル:10勝4敗)3位 /70人
最初「出ない」とか言っていたわりに、意外なほど良い成績が残せました。
やっぱり「黒」は強い! 6版ではだいぶ弱くされたようなので、5版最後のいい記念になったかも。
優勝は、なんとステイシス・デッキでした。これも6版では無くなるデッキなだけに、素晴らしい優勝だと思います。
はたして、6版以降はどんなデッキが活躍するのやら…