第15回 ＣＣＣ 2000/1/23
2000年初の大会です。しかし、どうも最近、テンションが低い。
前日も後輩達を相手に麻雀をしたんだけど、「レートはいくつでもいいよ」と言ったら、「じゃあＴさんが恐ろしいので1000点30円でお願いします。」なんて言われて始めた。…で、終わってみれば、俺が負け頭。カッコ悪〜。

というわけで、今回のレシピです。

Final99用に組んで、遅刻して出られなかったかわいそうなデッキです。
しかし、あれ以来全くいじっていないので、ある意味一ヶ月遅れのデッキ。最近勝率も徐々に落ちてきているのが気になるところだが…まぁ、いいか。

基本的な動きは、緑の優秀なクリーチャーに「怨恨」を付けて攻撃、火力で除去＆トドメ…というオーソドックスな赤緑ステロイドです。
特徴は４枚の「ジョークルホープス」。状況が不利になったらこいつで場をリセット！こちらは起ち上がりの速いデッキなので、リセット後の立ち上がり勝負で有利に展開できます。

1回戦 VS 黒白バーゲン・コンボ
相手は「スカージの使い魔／Skirge Familiar」「ヨーグモスの取引」のコンボで「魂の饗宴／Soul Feast」を５回打つ、今流行のコンボデッキ。「死体発掘／Exhume」で墓地の「レイディアントの竜騎兵」を掘り起こしたり、「ヨーグモスの意志／Yawgmoth's Will」を打つなど、墓地をかなり利用するため、巷ではピットサイクルと呼ぶらしい。
1本目：沼と平地が見えたので、バーゲンデッキと判断。手札にはリバーボアがあったが、「リシャーダの港」で毎ターン平地をタップさせ、婆さん（アカデミーの学長）を出させないようにすることを優先させる。婆さんがスッと出てこないと、案外バーゲンデッキは遅い。徐々にクリーチャーを展開し、相手のライフも削る。やがて相手が平地をもう１枚引き、婆さん登場。婆さんにブロッカーに立たれてしまうと地上部隊は沈黙。今度は「ボガーダンの鎚」を回してひたすら本体を狙っていく。しかし、相手も「レディアントの竜騎兵」を生出しするなどしてライフを回復、なかなかしぶとい。そんなこんなをしているうちに「ファイレクシアの塔」を引かれ、婆さんがサクられバーゲン登場。コンボがスタートしてしまった。相手の残りライフは８。
しかし、さすがに８ライフから始めたバーゲンコンボは厳しい。相手もかなり慎重にプレイしていたが、こちらのライフを残り２まで追い詰めたところでコンボが停止。なんとか勝った。
サイド：藻の蔓延＊４、平穏の樹林＊３。抜いたのは「夜明けを歩くもの」＊２、「ヤビマヤの古老」＊３、「ジョクル」＊２。
2本目：「藻」を沼に付ける。「平穏の樹林」も場に出す。これで相当相手は厳しいはずだ。婆さんが出てきたので、ターンエンドに「ショック」で焼く。で、バーゲン登場。自分のメインフェーズに「平穏の樹林」で除去。それにレスポンスして相手が大量ドロー。しまった！相手のターンエンドに平穏の樹林を起動させるべきだったのだ。
しかし、相手は「厳かなモノリス」「スカージの使い魔」「レディアントの竜騎兵」などを並べただけでこちらにターンを譲ってくれた。こちらにクリーチャーがあまり並んでいなかったので油断したのだろう。そこでジョークルホープス！！ 相手、唖然。さすがはジョークル！
その後は、土地が無くて何もできないでいる相手をリバー・ボア、ラノワールのエルフ、Treetop Village等でボコボコに殴り、快勝。
結果：2勝0敗

2回戦 VS 緑単コントロール
今度の相手はＣＣ（※この大会の主催団体）の常連、鳥居さん。
1本目：相手はコントロール志向の遅めの緑。それに対してこちらはリバーボアに「怨恨」を付けてガンガン攻撃。「ロフェロス」は火力で除去。楽勝。
サイド：「ヴィーアシーノの異端児」を1枚追加。「ジョクル」を1枚抜き。
2本目：相手が最高の回り。1ターン目「ラノワールのエルフ」、2ターン目「ロフェロス」、3ターン目、「煙突／Smoke Stack」と「火薬樽」、4ターン目「すきこみ／Plow Under」。こんな展開されたら普通は即死なのだが、3ターン目に出た「ヴィーアシーノの異端児」が「煙突」と「樽」をバシバシッと壊す活躍で持ち直す。その後「夜明けを歩くもの」まで登場。相手のデッキを完璧に封じ込めた。これでFog能力で全ての攻撃を防ぎつつ、ゆっくりと陣形を整えていけばよかったんだが、次の俺のドローがジョクル！手札が土地2枚と「怨恨」。で、思わずジョークルホープス〜！！
しかし、このジョクルは失敗。なんと、相手の方が引きが良くてあっという間にクリーチャーを展開された。こっちもちょっと遅れてクリーチャーを並べるが、残りライフが僅かになってしまい、攻勢に出られない。
ここでもう1つミス。「ショック」を引いた。相手は場にリバーボア＊2、ロフェロス、ラノワールのエルフ。マナは出ない状態。で、何を除去すべきか悩んだ結果、リバーボアを除去する。これが失敗。その後、ロフェロスのマナブーストで「すきこみ」を食らってしまう。
で、最終的にクリーチャーの数で押し切られて負け。もしきちんと「ロフェロス」を除去し、「すきこみ」を食らわなければ2発目の「ジョークルホープス」が間に合った。やはりあの「ショック」はプレイ・ミスだ。
3本目:残り時間10分。俺マリガン。相手2回マリガン。時間切れ。
結果：1勝1敗1分

3回戦 VS 緑単ストンピィ
昼休み、のんびり歩いて食べに行く。で、遅刻！
いきなりワンマッチ・ロス！！
あ〜、俺ってアホだぁ〜！！
２本目：でもまぁ、2本連取すれば…、などと思いながらプレイ開始。しかし！土地が1個しか出ない苦しい展開。それでも「ラノワールのエルフ」がいたので少しずつ展開。「夜明けを歩くもの」も登場。相手は緑単なので、いざとなったらコイツが大活躍し、そう簡単には負けないだろう、な〜んて思いながら、なぜかその「夜明け」がアタック。で、次のターン、「怨恨」「怨恨」「巨大化」「巨大化」などという凄まじい攻撃をくらい、一気に12点削られ即死！！
うぎゃぁ〜！！（5分も経たずに3回戦目終了）
結果：０勝２敗

4回戦 VS 黒単 手札破壊
3回戦の遅刻事件で、かなりやる気を失う。リタイアするか迷ったが、一応続けることに…。
相手はこの大会常連のウエスタンルックのお兄さん。この人となら楽しくデュエルできそうだ…。
1本目：いきなり2ターン目、「暗黒の儀式」から「深淵の死霊／Abbysal Spector」登場！こいつ、何気に強いのよ。なにしろ２／３飛行は除去しづらいし、攻撃が通った後の1枚ディスカードがなんと言ってもツラい。で、追い討ちをかけるように「Duress」「ネズミ」と手札破壊を連発され、俺の手札に3枚もあったジョクルが全部墓地に落ちる。このゴージャスさには思わず相手も笑う（ジャッジも笑っていたような…）。
しかし、手札が０になってしまえば手札破壊は怖くない！…とプラスの思考になってはみたものの、「ファイレクシアの疫病王／Phyrexian Plaguelord」が出て来て俺のリバーボアちゃんがプチプチ除去られる。こいつはやっぱり強いなぁ…。
サイド：藻の蔓延＊４、ヴィーアシーノの異端児を投入。
2本目：サイドインした「藻」が良い感じに相手を苦しめる。「藻」は「リシャーダの港」と組み合わさると恐ろしい威力を発揮するのだが、「港」無しでもなかなか。「暗黒の儀式」より出てきた「深淵の死霊」も、こんどは「Arc Lightning」でジュッとひと焼き。良い感じで勝つ。
3本目：手札に土地がなく、マリガン。次の手札は山が2枚で緑マナが無い。不満。マリガン。次の手札、またまた土地なし。さすがにもう1回は…と思って土地無しからスタート。でもそこまでやっちゃったら。もう1回マリガンだったかなぁ…。
さすがに2回マリガンして、土地無し状態から始めたら勝てっこない。
結果：１勝２敗

1勝2敗1分となったところで、もうやる気が爪の先ほどもなくなってしまったため、リタイアしました。

な〜んか最近、運パワーを使用するものみんな冴えない。少し退いた方がいいのかな、…などと愚痴りながら焼肉屋で後輩と黒ビールを飲んで帰りました。

しかも「今日はビールしか駄目！ごはん頼んじゃ駄目！」などと言いながら…。

P.S.ジョクルデッキは本当はもっと強いんだよ！

ちなみに優勝はＡブロックが緑白ウンパスゲドン、Ｂブロックが青白Replenishデッキだったそうです。（言い忘れたけど人数が多いので2ブロック制。）