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歴史的に孤立していたのが、長いのはそのためでしょう。 海は移動を妨げます。
これは、人間に限りません。 動物にしたって、そうです。 海を越えての行き来は、そうそう、できない。
そして、他所との交流がないと、独自の進化が遂げられます。 ダーウィンが進化論を組み立てたのも、 島々のフィンチを考察してのことです。 元は同じだったのに、島ごとに差が出ている。 環境に適応するだけでは、はっきりしない。 孤立して、その差異が保存されます。
陸続きだと、この保存ができない。 混ぜ合わされて、差異が薄まっていく。 雑種化が進むんですね。
この均一化は、大きな危険をはらみます。 たとえば、寒さ対策で厚い毛皮をまとうとしたら、 いったん暑くなったら、たいへん不便です。 でも、ここで、毛皮が薄いのがいれば、 その形質を発揮して、対応可能です。 これが、全部が全部毛むくじゃらだと、全滅しかねません。
生物の歴史を見ていくと、大絶滅が何回か見受けられます。 古生代の終わり、今から二億五千年前にも起こりました。 絶滅といえば、恐竜が有名ですが、 規模としては、古生代ペルム紀の絶滅のほうが、大きいです。 全生物種の九割近くが、滅んでしまったのですから。
原因は、さまざまに挙げられてます。 その大半が、この時代、大陸が一つだったことに絡むのです。
先に述べたように、大陸が一つであれば、すべて陸続きです。 そのため、雑種化が進み、均一化されました。 環境適応力の低下したのです。
そして、環境の変化にも、大陸が一つであったことは、つながります。 一つにまとまるのは、プレートの移動によります。 プレート運動は、火山活動を伴います。 火山ガスから、大気中へ大量のメタンが放出されました。 このメタンが、酸素と反応しました。 そのため、酸素濃度が低下しました。 低酸素状態という環境変化に、均一化された生物は対応できなくなったわけです。
現在は、大陸は幾つにも分かれてます。 でも、陸続きであるのと同じことが起きてます。 人間によって、世界各地の生物が移動していることです。 古生代に起きたことが、早送りで再現されているとはいえないでしょうか。 杞憂だといいんですけどね。
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