2013年〜飼育

1992年産
   5月26日   ついに雄が死んだ。あと2ヶ月で満21歳になるはずだった。調査を始めて最初に砂の中から採取した卵塊を育て、飼育してきた個体である。寿命のわかっているカブトガニでは、最高齢だったと考えている。飼育条件下とはいえ、寿命が分かっていないカブトガニについて、1つの結果を出してくれた。

 
 死んでしまった1992年産雄、上面の傷みはかなりひどい。右上は、2001年産雌。


◎5月末の飼育個体は次のとおりです。
  1992年産  0
  2001年産  9匹  雄 3匹、雌 3匹、亜成体 3匹

  2009年産  11匹   7齢
  2010年産  11匹   5齢
  2011年産  15匹   3、4齢
  2012年産  約50匹  1齢

◎6月27日産卵の卵(少数)を採取し、発生を観察していたが、8月12日にふ化し始めた。室内に置いているが、気温が高いので産卵場の砂の中よりもかなり高温の状態である。46日目だ。一方、7月15日産卵のもの(多数)は、回転卵期を過ぎようとしている。こちらには、奇形が見られる。まだ、その数は数えていない。ふ化が終われば、まとめたい。

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