2017年〜産卵

 下関市の王喜海岸(白崎樋門周辺、海上自衛隊小月基地そば)で今年も産卵調査を行いました。
 今年は6月に雨が少なく、産卵の時期が早くなり、終了も早くなりました。つがい数は多い状態が維持されています。
 死体は1個体(雌)だけで、昨年北九州で見られたような多くの死体を見ることはありませんでした。
 調査海岸は、濁りがひどくつがいを直接見ることはあまりありません。産卵泡がたよりですが、魚(チヌやアカエイ、多分)が上げる泡との区別が付きにくい場合もあり、
見極めるのに時間がかかってしまうこともありました。



 
 
 6月25日夜「Shimo.005」が戻ってきた。2001年の夏に産まれ、成体まで育て、2011年に故郷に還した個体です。2014年夏に確認されている。26日夜も現れた。満16歳、自然の海に還って丸6年になる。傷や付着物などあり、自然のなかで頑張って生きてきたようにみえた。
 

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