長唄 供奴
立方 萩井千代助


作詞 二世瀬川如皐。作曲十世杵屋六左衛門。
七変化舞踊の一つ。
文政11年(1828)三月江戸中村座初演(二代目中村芝翫)。
吉原の大門口で、武士の供をしてきた奴が、主人を見失った姿を踊ったもの。
すべて拍子本位の軽快な作曲が時相を表し、長唄としても賑やかで派手な方では
一、二を争う曲。
特に足拍子は技を競う見どころです。