小曲 「磯原節」
立方 萩井栄秀
磯原地方のお座敷小唄として親しまれてきた三味線唄です。
浜の女が、漁へ出た男の帰りを待っている情景を、海の美しい描写とともに描いています。
詞は風、松、島、波に対して愛しい男性への心情を絡めながら描写しており、民謡にしては艶っぽい唄の文句といえますので、振りもそれにあわせたものです。