長唄 「二人猩々」
立方 萩井延瑞 萩井延智

「寿二人猩々」作詞不詳。原曲は寛政文化時代に九世杵屋六左衛門の作曲とも言われ、明治七年に河原崎座で三世杵屋正次郎の作曲で復活し、現在のものは五世杵屋勘五郎作曲。振付 萩井栄秀。
謡曲の「猩々」を和らかく砕き、二人ツレ舞として江戸時代は河原崎座の寿狂言になっていたものを、明治に振りが新しく付けられ、能式舞踊として上品な、しかもめでたい踊りとして知られています。