長唄 「多摩川」
立方 萩井秀旭

作詞 永井素岳。作曲 五世杵屋勘五郎。振付 萩井栄秀。
明治末期に素唄として発表されたものですが、美しく、気の利いた良さもあって、後に各流で多くは素踊りのものとして振り付けられています。
多摩川が山の奥から流れ出て、その下流に行くにしたがっての風景や、流域のいくつもの名所が詠われていますが、府中の夜祭として有名だった大国魂神社の六所祭布晒しなども取り入れています。