清元 「卯の花」
立方 萩井延州

作詞 二世瀬川如皐。二世清元延寿太夫の妻・磯女作曲。天保二年春の発表。
深川気分の佃の端唄がかりを聴かせ、二上がりで隅田川の風物を詠み、初春の鳥追いや万歳の鼓の表現を賑やかに終わる全体が陽気で派手、しかも昔の清元の粋な気子が豊富な、良い語り物です。