清元 「夕立」
立方 滝川・萩井左京 七之助・萩井延應

作 二世阿竹新七作。作曲清元順三。
黙阿弥作の小猿七之助と奥女中滝川の狂言(網模様燈篭菊桐)から趣向を借りたもので、深川木場の木小屋を背景に、滝川にかねてから思いを寄せて近づいてた七之助が、駕籠の中で雷鳴に気を失った滝川を表に引き出して口説き、木小屋へ連れ込むが、小屋から出てから女の男への口説きになり、一つ合羽に身を寄せ、花道を入っていくという内容です。