歯科治療(入院編) 

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カエル先生の所に通って1年以上なのですが、やはりひとつ虫歯があると
他の場所にどうしても移ってしまうらしく、乳歯だけではなく、永久歯も虫歯になってしまったドラくん。
という事で、先生と相談した結果、1度麻酔下での治療をするという事になりました。
カエル先生のお薦めで、障害児歯科の窓口もある☆☆大学病院がいいのではないかという事で
紹介状をいただいて、学校をお休みして出掛けました(学校は運動会の練習だったので、丁度良かった?)

多分初めて降りる駅の名前を書いておいたら、何故かわかったようで
「ふんふん」とうなづきまくって、自分から降りたのにはびっくり。
駅自体は、通り過ぎているので知ってたと思います。
やっぱりドラにとって「わかりやすい文字」と「わかりにくい文字」があるような気がする。

初めての病院でも特に怖がる事もなく、順番まで待っていられました。
診察室に通されると・・・・・・・びっくりっ!ワンフロアに、たっくさんの治療台が並んでいる!
小児歯科だからなのでしょうか?他の患者さんの治療も話もまる見えです。
しかもこの治療台、フラット(ベット)なんですわ(笑)もちろんドラは怖くって、なかなか座れませんでした。
やっと椅子に座れるようになったのに、ベットはそれよりも難易度が高いですから。
それでも何とかなだめながら、診察終了。
やはりかなり進行をしているようで、麻酔治療の方向で話を進めましょうという事になりました。

診察が終わって、昼食を食べてからどこかに行こうかとも思ったのですが
手ごろなお店が見つけられず、結局自宅の近所のコンビニで定番のうどんを買って家に戻って食べました。

ドラくんの問題の虫歯は、結局入院して1回で、悪い所を全て治すという手術をする事になり
大学病院で全身麻酔をかけて行うという事になりましたので、この日術前検査をする事になっていました。

検査は心電図、肺レントゲン、歯のレントゲン、血液検査の順番で行いました。
ドラが暴れる可能性もあるので、この日はドラパパにも付添ってもらいました。
まずは、この間診察してもらった大部屋に行き
・・・・まずここで、この間診察した治療台と違う治療台に通されて怒りました。
ここでドラパパにも、もう一度施術説明があり、その後、検査に向かいました。

まずは心電図。心電図は学校でも毎年やっているので、問題はないと思っていたのですが
どうやらドラパパがついてきたのが良くなかったのか、寝る事ができません。
なのでドラパパは外で待っててもらって、母が説得。何とか検査が出来ました。

次はレントゲン。初めてです。機械に背中をくっけて撮影するとの事。
でも言ってる意味が全く理解できないようで、なかなか上手くいきません。
なので「これはカメラです。写真を撮ります」と言ったら、おもむろに反転し、ポーズ(爆)
・・・・・いや、確かにそうなんだけどさ〜。そうぢゃなんだってばっ!!
なので、お絵かきボードに「動くな」と書き、それを見せながら背中をくっつけるようにして、何とか撮れました。

そして、一番の難関の歯のレントゲン。これが一番大変だろうと思っていたのですが
案の定撮れませんでした。だって、椅子に座ると機械が一周するってヤツなんですもの。
という事は、後は通常の診察台に座って、部分的に撮っていく方法しかない。
でも、何とか無理矢理ですが、データはとれたようです。
逃げようとはしましたが、少しだけですがドラ自身も協力する気はあったようです。
そうじゃなかったら、多分撮れなかったと思います。

そして最後は、血液検査。これはねぇ〜。「注射。ちょっと痛いです。ガマンです」としか言えない母
でも、何かよくわからんうちに素早くとられてしまい、じーと見つめていて
暴れる暇もなく終わってしまったようです。

何とか無事終了した後、当日泊まる部屋も見学させてもらいました。
そしたら、何と泣き出してしまった。多分怖かったのだと思います。
なので「今日じゃないからね。それにかあちゃんの一緒だからね」と言ったら、落ち着きました。

その後、近くでうどんを食べたら、ゴキゲンが治るドラくん。
この日は学校はお休みしたので、電車に乗って母と遊びに行って終始ゴキゲンでした。

実は入院は2泊3日の予定でした。要するに治療の前日から泊まるのが決まりなのだそうです。
病院側は「好きなおもちゃなどは、持ち込んでも構いませんよ」とおっしゃるのですが
・・・・普通におもちゃで遊べる子供なら、通常の歯科治療ができますって(笑)
ドラをそのままにしておいたら、点滴とか薬とかで遊びだすに決まっていますからねぇ。
で、母は「それは触っちゃダメ」と言って回らなきゃいけない。とっても疲れます。
どうやら自閉様の怖さをあまりご存じじゃないようで(笑)

なので病院側にお願いして、前日は泊まらなくても良いという事になりました。
ただ前日の健康状態の診察する必要があったので、学校は登校し
給食を食べてから、少し早退して出掛ける事にしました。

この間、病室の前で泣いたので、どうなる事かと思ったのですが
やはり最初は部屋に入ろうとはしなかったのですが
母が入ってしまったら後ろからついてきて入り、すぐに部屋が気に入ったようです。
外がよく見える大きな窓がありましたし。
すぐにベットの中に入ってふとんにもぐったりしてゴキゲンで遊んでいました。

その後先生の診察、看護婦さんとの打ち合わせなど全てを病室で行ったので、特に問題なく終了できました。
聴診器も見せると自らお腹を出してやったりしていました。
すると看護婦さん「血圧、測りますね」
え゛?測るんですかぁ?ケツアツを?やった事ありましぇ〜んっ!
なので母が一度見本を見せて「痛くないんだよ。ここがふくらむだけだよ」といったら何とか出来ました。
でもその後、何かニコニコ笑ってる・・・・どうやら、ケツアツにハマった模様です(爆)
圧迫が気持ち良いのねぇ〜♪

手順表も絵で書いたものがあり、当日着る手術用の服も見せてもらって一応本人にも説明をしました。
ただ、そこではたと気づいた。「あれっ?麻酔すると、おしっこはどうなるんですか?」
おねしょはした事がないドラだけど、睡眠状態とはまた違う状態らしいのです。
病院では、パットは用意したもらえるとの事ですが、多分パットは嫌がるだろうから
家に以前買っておいて余ってるパンツタイプの紙オムツがあったら持ってくるという事になりました

さて。とうとう手術当日の日です。実は前日宿泊しない事に問題がなかった訳ではありません。
病院は電車で30分ほどの場所なので、行く事自体が大変ではないのですが
何せ朝食抜きで出掛けるのですから、途中コンビニや売店前で籠城される可能性は大でした(笑)
という事で、タクシー会社に事前に予約を入れておきました。

起きてから朝ごはんと騒ぎ出す前に、出掛ける15分前に起こして、着替えもさせて待っていたら
もちろん「朝ごはん〜」になり、「タクシー、のります」とごまかしていたらピンポーン〜♪
実は予約の電話をした時に気づいたのですが
このタクシー会社、玄関まてお迎えにきてくれると会社だったのです。
ドラは運転手さんがお迎えにきてくれたので、嬉しくなったみたいですんなりと車に乗ってくれました。
(もちろんタクシーに乗る事は、事前予告していました)
車内でもしばらくすると「ごはん〜」となったので「歯、直します。ごはんはその後です」と説明
・・・・それが夕方になるとは言わないけど(笑)

渋滞で遅れないようにと、早めに出掛けたのですが、こういう時に限ってスイスイ到着してしまい
病室での手術の時間まで「おなか空いた攻撃」が大変でした。
待ってる間に担当医が来てくださって、手術内容の説明。
昨日すぐに帰ってしまったので、先生と逢えなかったのです(笑)
結局検査の結果、ほとんどの歯を抜歯するという説明でした。
もちろん永久歯が既に待機してる歯なので問題はありません。
あとは、6歳臼歯も思った以上に悪かったらしく、予想通り、横から穴が開いてたそうです。
「あの状態なら確実に痛かったと思いますよ」との事。そんな風には全く見えなかったのですが。うーん。
きっと「痛みを伝える事が出来ない」か、「痛みに対して鈍い」か・・・・どっちもあるような気がする(笑)

実は手術室だけは事前に見学していません。先生達がみんなマスクをしていて怖がるかと思ったのですが
あっさりと入っていって、台の上に乗り(笑)・・・ここまでは良かったのですが、案の定あおむけは嫌がり
それからしばらくして事情が飲み込めたみたいで暴れ始めた頃には、麻酔もすっかり効いていました。
ほんの数分の事でした。

9時に始まり、先生が終了の報告に来てくださったのが12時半でした。
特に問題もなく予定通りだったそうです。
ただ結局7本抜歯したので、お口の中がすぷらったー状態(笑)
しかも麻酔が覚めるまで(3時間)飲食禁止はまだまだ続くので、通常ならば口をゆすげば良いのですが
ドラの場合は飲んでしまうのでそれも出来ず。どうやら、血が口の中にたまってしまい
それを飲みこんでしまって、何度か吐いてしまいました(最初は麻酔の副作用かもと思ったのですが)

麻酔が完全に覚めていないので、もちろんしばらくは動けないようでしたが
すぐに「食べる」サインもででいました・・・確かにお腹は空いてるとは思うけどさ。
それからずーっと歯の中を確かめるように何度も何度も舌で口の中を確認しまくっていました。
たまに、手を入れて探ろうとするので「手はいれません」と言うと、舌で何度も何度も確認していました。
でも、虫歯がなくなったという事は理解できていたようで
「悪いところは全部とっちゃったからね。しばらくすると大人の歯がニョキニョキででくるよ」と
説明したら、とても納得しているようでした。
水分を許可される4時頃には、自分からむくっと起き「トイレ〜」と行きました。
結構しっかりとした足取りでした。案の定、オムツは濡れていませんでした。
結局、家に余っていたピックサイズのオムツが何とか入ったのです。でもキツかったので痒かったみたいです。

4時になるまでの時間、ひと眠りすれば良いのに、うとうとした顔で、それでも「食べる」サインをし続けるので
「わかった。じゃあ、『○○スタ*ル』が始まったらね」・・・わかりやすい時間説明(爆)
そしてもちろん番組が始まったら、指差して「食べる〜」
という事でまた吐いていたのですが、まずは水分を様子をみながらという事で
買っておいた「アク**アス」「生*」を見せたら、「アク**アス」を選択。
なので少しだけコップに入れてやったら
・・・・・ペットボトルのほうを飲むと要求し、コップに入れたジュースを断固拒否っ!
やれやれ(笑)
仕方がないので、母が飲んでいたコーヒーカップにジュースを入れて
ほんの少しペットボトルに残して渡したら、納得できないようで(そりゃあそうだ)
最初は飲まなかったのですが、しばらくしたら仕方なく少しジュースを飲んでくれました。
それから、口を掃除してすすいだらそれ以降は吐きませんでした。

夕食は本来ならお粥という事だったのですが、お粥は食べないドラの為に
病院のほうでうどんを用意をしてくださるとの事だったので、とても助かりました
(母はうどんを持参するつもりだった)
最初うどんを見た時には、もういつもとさほど変わらない顔つきで食べはじめたのですが
やはり歯がないので上手に食べられないようで、ちょっと食べてその後手をつけず。
母が短く切ってもダメでした。
そして異様な食べっぶりで、何故か肉そぼろを食べ始め・・・それも補助箸で(爆)
スプーンもあるのに、器用にこんまい肉そぼろを食べるかぁ?
でもしばらくしたら、何か変な顔をしている。気持ちが悪いのかなぁ?と思って様子を見ていたのですが。
ふと気づくと・・・・あれ?血が??ぎゃ〜!点滴が外れてるぅぅぅぅ〜っ!痛いなら言ってくれよーっ!
慌ててナースコールして、結局外してしまう事に。
母はドラの顔ばっかり見ているから、手のほうには全く気づかなかったのです。
ったく、親子揃ってシングルフォーカス?(殴)

その後点滴も取れてスッキリしたようで、肉そぼろをほぼ完食した頃、先生方が回診にやってきました。
先生方の説明によると、抜歯の痛みもあるので3日くらいは固いものは食べられないとの事。
一週間くらいは、食事に配慮が必要との事でした。あとは永久歯は、3ヶ月ほどで出てくるとの事でした。
それまでは、今ある歯で食べるという事になります。「少し不便だろうけどすぐ慣れますよ」と話してた時
・・・・ちゅるちゅる〜♪うっ、うどん食べてるぞ〜(爆)
もう食べ方を開発したようです。ドラはこういう適応力は本当に強い。
そして補助箸で肉そぼろを食べ、うどんをちゅるちゅるやってるのを見た先生方
「もう大丈夫そうだねぇ」と大いにウケてお帰りになりましたとさ(こんなんばっかりのような気がする)

結局、その後吐く事もなく、母も疲れたので食事後すぐに就寝。母は簡易ベットでドラの隣に寝ていると
嬉しそうに母の顔をのぞきながら、すぐに寝てしまいました。

その後3時頃突然起き、トイレに行って(ふらつきはなし)ジュースを少し飲み、また大人しく寝てくれました。

朝食もうどん(笑)よく食べました。食後ベットボトルの*茶を選び、今度はそのまま渡しました。
ほぼ1本飲みきり、部屋の中もふらふらしだして、いつも通りのドラでした。
9時になったら診察室で消毒して、許可がおりたら家に帰れます。
ちゃんと大きな口を開けて、診察できました。
薬はちょっと嫌がりましたけどね。ドラにとって、今回の治療はさほど嫌なものではなかったようです。
「穴が開いてて、食べにくかった歯」がなくなったという治療の意図はちゃんと理解できたみたいですから。

さて、やっと家に帰れる〜♪でもドラは電車に乗ったら、家にはすんなり戻ってくれないので
帰りもタクシーで帰ろうと思っていました。
受付で会計を待ってると「あれ〜?ひいろさーん?」・・・ありゃ?同じ学年のYちゃん親子(笑)
ここは障害児歯科があるので、結構通ってる子が多いのです。聞くと治療はもう終了してこれから帰るとの事。
で「これからYは登校するから、良かったら車で送っていくけど?」助かります〜♪
という事でドラに「Yちゃんの家の車で送ってくれるってさー。乗る?」と聞いたら
ふんふんとうなづいてあっさりと乗車。
後部座席にはドラとYちゃんが仲良く並んで乗せてもらって家まで無事に帰れました。

もちろん家に帰ったらすぐ、シ**ックス〜♪になったのは言うまでもありません(爆)
・・・喰えるのか?と思ってたら、口に入れてしばらくして考えていました。
さすがに噛み切る事はできないようでしたが、舐めたりしてそれなりに堪能できたようです。

夕食は少しやわらかくしたごはんも作ったのですが、案の定口にせず。
玉子豆腐や普通のごはんを少し食べていました。

少し疲れてはいるようですが、担当医からも普段通りで大丈夫という説明でしたので
次の日は学校に登校させました。
問題は給食だったのですが。最初うどんの宅配でもしようかとも思ったのてすが
メニューにあんかけ豆腐と書いてありましたし
一度宅配をしてしまうと慣例を作ると面倒な事になると思いやめました。
帰りの時間も早い日なので、食べられなかったら家で食べさせれば良いですし。
・・・・と思ってたら「ひと通り、食べていましたよ〜」(笑)
朝も結構食べてたんですよねぇ。
こだわりの○○ロール(フランスパンのようなもちもちとした生地)も食べていましたし。
夕食に柔らかめにゆでたマカロニを出したら、夢中になって食べていました(笑)